大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

ミヤマホオジロ・ツミ 撮影される! 2021.10.30

2021年10月30日 | Weblog
 明日は衆議院議員の選挙の日。鳥見の前に投票に行こう。

 10/28大阪城公園初記録のタヒバリが観察されて、大阪城公園の記録数は18目 45科 105属 178種になった。
 今年の初記録は①イスカ、②カラフトムジセッカ、③アカエリヒレアシシギ、④コウノトリに次いで5種目。こんなに多くの初記録が出た年は近年に記憶がない。
 コロナに振り回され鳥見にも影響が出たが初記録は大賑わい。年末の10大ニュースの選択も悩みそう。

 気になるトモエガモ。28日木曜の朝、鶴見緑地に見当たらないとメールをもらって、それならと気合を入れて大阪城を探すが見当たらず。
 あいつはどこをうろついてるんだと思っていたら、4時ごろ鶴見緑地に帰ってきてイカダの上で羽繕いしているとのメール。

 イカダの上で羽繕いとは、笑ってしまった。放蕩息子がようやく帰って来て髪なんかさわっている様子を連想。
 どうせ昨夜の娘の事なんか思い出してニタニタ、髪をいじくってるんやろ!このバカ息子が!
許したるから、たまには実家の大阪城公園にも帰って来い!

 その後昨日のブログ 「喜&寿の野鳥観察」 では鶴見緑地に滞在しているようだ。

 今日の一番のニュースはミヤマホオジロが観察撮影された。場所は飛騨の森。観察者はおきらく先生とのこと。
 彼の観察眼はすばらしい。ブログにあげられるのを見て♂♀など判断しようと思う。

 西外堀でバン。今朝は堀の中を泳いでいたので簡単に確認できた。泳いでいる先に回って待っていると、気付いたのかUターンして戻っていく。西外堀なのでかなりの距離はあるが警戒心が強い。幼鳥でなく成鳥の冬羽かと思う。前の個体は残念ながら落鳥してしまった。今回は無事に過ごしてほしい。

・モズ 3 元射撃場の柵ほか、高鳴きも
・キクイタダキ 1 市民の森。高いしよく動くし観察撮影困難
・アトリ 4 市民の森 石の水場
・ハクセキレイ 8 もみじ園ほか各所
・メジロ 27 音楽堂西側上ほか各所
・カワラヒワ 2 音楽堂西側上
・コサメビタキ 1 音楽堂西側上
・キビタキ ♂♀ 豊国神社裏、沖縄復帰の森
・カイツブリ 2 南外堀
・ハシボソガラス 1 南外堀
・オオタカ 1 西の丸庭園
・シジュウカラ 8 各所
・ジョウビタキ 12 ♂8♀4 豊国神社裏ほか各所
・アオジ 2 空堀、音楽堂西側上
・ミヤマホオジロ 1 飛騨の森
・ヒドリガモ 209 内堀、西外堀、北外堀
・カルガモ 4 東外堀、内堀
・ハシビロガモ 33 南外堀、内堀、西外堀、北外堀
・コガモ 7 南外堀
・キンクロハジロ 40 南外堀、内堀、西外堀、北外堀
・ホシハジロ 1 北外堀
・オオバン 16
・ゴイサギ 1 北外堀
・アオサギ 2 東外堀、西外堀
・ツミ 1 梅林南側上桜広場上空飛翔をU君が撮影。その他ノースロップの森でスズメを捕食して市民の森方向へ飛翔の観察も。この冬滞在してくれると大変うれしいが。

■■バ ン①(2010.12.6 北外堀)②(2010.12.8 北外堀)
 バンの越冬、1回目は2007-2008の冬。2回目は2009-2010の冬。3回目が今期である。時に2羽見られることもあった。
 昨年の越冬に引き続いて今期もやってきたが同一個体かは分からない。頭部は黒く額板の赤はわずかで鈍い。成鳥冬羽の個体であろう。初観察の個体は幼鳥であったから成長した結果と思えなくもない。
 相変わらず下尾筒の白が目立つ。小判型の白いものを左右に二つ着けたように見える。時にわざと見せつけるようにお尻を上げて、ひょこひょこと泳ぐ。スマートには見えない。印象はひょうきん者。
 今朝は北外堀の青屋門近く、外側沿いで浮いた落ち葉が集まっている所で採餌しているのを発見。近距離で撮影のチャンスである。
基本的に警戒心の強いクイナの仲間である。近づいてカメラを向けると、急いで堀の中央の方へひょこひょこと泳いで遠ざかって行くだろう。
 そこで、少し離れた所から植え込みに体を隠すようにして近づき、体を出すや否や逃げる寸前に撮影する作戦で迫ることにする。この撮影方法は姿を見られたらすぐに逃げられてしまうような、警戒心の強い種の時にやむを得ず使う。
 昔はあらかじめよく似た場所で露出を決め、距離を推定してピントリングをその辺りにセットし頭の中で構図を描き、よしと出て瞬時にシャッターを切る。時間的にはそれらを約1・2秒くらいだろう。
 今はデジタルカメラで、すべてオートでできるので構図を考えておけばいいだけ。
 集中して植え込みからスッと顔を出してカメラを向ける。でも逃げない。気付いて見ているが逃げない。多少は慣れてきたのだろうか。こんなに近くで観察できるとは。大阪城公園初観察時の興奮を思い出す。
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タヒバリ初記録・キマユムシクイ 2021.10.28

2021年10月28日 | Weblog
 堀のカモをカウントしながら回っていると大西敏一氏と出会う。しばらく立ち話。その中で彼はタヒバリがいたとごく普通に言う。
 えー!タヒバリと驚く。タヒバリはごく普通の種だが大阪城公園では珍鳥。まさに初記録の鳥。しかし彼にすれば当然何とも思わなかったのだろう。

 彼は超ベテランのバーダーだ(日本の野鳥650 平凡社 の解説者)タヒバリが凄いと言えば逆に驚くだろう。今年大阪城公園の初記録がまた増えた。今年は不思議な年。

 一昨日うれしいメールが届いた。トモエガモが鶴見緑地で観察撮影されたとの情報。各部の特徴から大阪城公園でのトモエガモと同一個体だろう。

 以前ブログで書いたが、大阪城公園と鶴見緑地は多くのカモが行き来している。
 過去の記録ではアカハシハジロ、メジロガモ、クビワキンクロなどがある。実際はもっと多くの普通種のカモも行き来していると思われるが、個体識別できないので分からないだけ。

 ブログ 「喜&寿の野鳥観察」 10/24と10/27の2日間に鶴見緑地のトモエガモの写真が出ている。大きく写っているものや飛翔写真も出ている。これも大いに参考になる写真。ぜひこのブログをご覧ください。
 大雨覆いの褐色帯と緑の翼鏡が写っているのも嬉しい。連絡いただいた事に心から感謝です。

 その方から、今朝は見当たらないとメールがあった。そうなると大阪城公園に来ているかもと期待したが見当たらない。トモエはどこに行ったのだろう。

・シジュウカラ 6 各所
・マガモ 4 東外堀、西外堀
・コガモ 14 東外堀・南外堀・内堀・北外堀
・キクイタダキ 1 市民の森。昨日は2羽が見られていた。
・キマユムシクイ 1 市民の森、昨日も
・ハクセキレイ 5 市民の森ほか
・イカル 5~6 市民の森ほか
・キビタキ 3 ♂1♀型2 天守閣東側配水池、市民の森
・オオルリ ♀1 市民の森
・アトリ 7 市民の森・太陽の広場東の森
・ジョウビタキ ♂6♀1 各所 豊国神社裏では♂3羽が追いかけ合う
・モズ 3 元射撃場、天守閣東側配水池で高鳴き
・クロツグミ ♂1 市民の森
・ヒドリガモ 253 東外堀・西外堀・内堀・北外堀
・カルガモ 4 東外堀
・メジロ 6 各所
・キンクロハジロ 22 南外堀・内堀・北外堀
・ヨシガモ 4 南外堀
・オカヨシガモ 2 南外堀
・タヒバリ 1 東外堀上を鳴いて飛ぶ
・オオバン 11 西外堀9・北外堀2
・ウグイス 1 修道館裏
・イソヒヨドリ 1 ♀型豊国神社裏
・ハシビロガモ 53 内堀・北外堀
・チョウゲンボウ 1 北外堀上空飛翔
・ビンズイ 3 梅林南林
・ムギマキ 3 ♂若 天守閣東側配水池、市民の森
・マミチャジナイ 2 天守閣東側配水池
・トラツグミ 1 天守閣東側配水池
・シロハラ 2 天守閣東側配水池
・カワセミ 1 内堀
・ゴイサギ 3 北外堀
・ホシハジロ 3 北外堀
・コサメビタキ 1 市民の森
・アオバト 1 市民の森鳴き声

★追加情報 鶴見緑地のトモエガモ。朝は居ないと書いたが、先ほど連絡をいただき、4時ごろに帰ってきて遠くのイカダの上で羽繕いしていると。
やはりこいつは神出鬼没。どこに行ってたんだろう。

■■ビンズイ(1996.11.2 梅林)
 その昔、夏の家族旅行の旅先で松にとまるビンズイを撮影した。新しい800ミリレンズを買って間もないころだった。葉書にプリントして泊まった宿に礼状として送った記憶がある。
 相性が悪いというか大阪城公園で良い条件で出合ったことがない。この日は梅林で地鳴きが聞こえたので、しゃがみ込んで梅林の中を透かして見ると、先のほうにビンズイが見えた。今日はビンズイを目的にしようとカメラを準備して座り込む。
 運良く鳴き声とともにビンズイがやって来て、柵にとまる。そのまま数枚のシャッターを切ると同時にビンズイは飛び去る。わずか数秒の出来事で、その後夕刻まで二度と現れることはなかった。
 撮影時に分かっていたが、縦の杭が目ざわり。左に数歩動けば多少は避けられるが、その数歩の間に飛び立つ可能性がある。悪条件でそのまま撮るか、逃げるのを覚悟で動くか、瞬時に判断する必要がある。
 この時の判断はその場で撮る。動かないようだったらそれから動いてより良い条件で撮る。
 結果的には飛び去ったので、この判断は間違っていなかったが不満は残る。鳥たちとは常に真剣勝負で向かい合っている。
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トモエは居ない。バン再び。 2021.10.26

2021年10月26日 | Weblog
 晴れの予報だったが、途中から霧雨が降る。冬鳥が増えてきた。眞子さまが結婚したとのおめでたいニュース。心からお幸せを祈る。

 今回のトモエガモは10/22の金曜日以後見られていないが、元は10/10を最後に飛去し、10日間も空けて10/21に再びやってきた個体。
 それなら、また戻ってくる可能性は十分にあると未練たらたらで堀をのぞく。

 何度もフラれるトモエガモ。このトモエガモに合いたい理由のひとつは♀型だから。♂夏羽だったら簡単に答えが出てもう少し気が楽だったかも。
 この時期の♀型は、♂のエクリプスかも知れない、♀の成鳥かも知れない、♂の幼鳥かも知れない、♀の幼鳥かも知れないなどなど、双眼鏡でひと目では分からないことが多い。

 それぞれの識別点がはっきり分かる撮影をして、図鑑と照らし合わせてこのトモエガモは何なのか考えるのは楽しい作業。その判断が誤っていてもいい。その時間が充実感を感じる時。
 バードウオッチングは知的好奇心を満足させる趣味だから。

 大将から、各角度から撮影の数枚の写真が届いた。これはよく分かっていい。私が撮影したかった写真だ。その後さかなやさんからも届く。
 氏原著 「日本のカモ識別図鑑」 と合わせて調べてみる。

 ①左側の肩羽が1本長く伸びている。②脇の羽は丸みがあってV字型に尖っていない。③胸はまばらな斑。④石垣に上がった写真から腹は白い。これらからエクリプス個体だと判断した。

 これに対して別のご意見のある方は、ぜひコメントやメールなどでぜひ聞かせてほしい。
 脇の羽が尖っているのかどうか、写真を見ているのに判断に悩む。その他楽しい悩みはいっぱい。たくさんの個体を見ていないからだろう。

・マガモ 6 東外堀、西外堀
・カルガモ 2 東外堀
・コガモ 25 南外堀、内堀
・ヒドリガモ 232 ますます増加、主に西外堀で水草に集まっている
・ヨシガモ 1 南外堀
・キンクロハジロ 13 西外堀、北外堀
・ホシハジロ 1 内堀
・ハシビロガモ 23 内堀、北外堀
・オオバン 8 西外堀、北外堀
・バン 1 西外堀。大将の写真では冬羽個体のように見える
・ゴイサギ 2 北外堀
・ハクセキレイ 4 北外堀ほか
・シジュウカラ 7 各所
・モズ 4 梅林、市民の森、六番やぐら、本丸などで高鳴き
・キビタキ ♂3 音楽堂西側上、沖縄復帰の森、飛騨の森
・クロツグミ ♂2 梅林南側上桜広場、市民の森
・ジョウビタキ ♂1 梅林
・ヤブサメ 1 愛の森
・マミチャジナイ 1 市民の森
・シロハラ 3 市民の森
・アトリ 10± 市民の森

■■マミチャジナイ(1994.3.6 児童遊技場北西)
 ごく少数が通過するだけでゆっくり観察したことがない。まして撮影できるチャンスは少なく、いつかは撮影できる日があるだろうと心待ちにしていた。
 そのマミチャジナイが児童遊技場の近くで越冬した。小道に囲まれた数十メートルの範囲を縄張りとして、明るい開けた地表で採餌するのでゆっくり観察できる。人がやってきて警戒すると飛び上がり決まった木の中に隠れる。
 またツグミがやってきて縄張り内を採餌し歩いていると、隠れていた木の中から一気に飛び降りてきて追い払う。
 見る角度や光の状態で眉斑が見えなかったり頭部が薄く見えたりしてアカハラかと思える時もあったが、写真で見るとはっきりマミチャジナイの♂だと分かる。こんなところも彼らしい。
 また、今年は各地で越冬している話をよく聞き、マミチャジナイの当り年であったが理由は分からない。
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またまた トモエに フラれる 2021.10.22

2021年10月22日 | Weblog
 気持ちのいい秋空。昨日追加情報で書いたように、トモエガモが昼ごろに西外堀の京橋口で観察されている。朝には私も確認した場所なのに。

 今日はどうだろうかと気にしながら歩く。東外堀から南外堀、そして西外堀の大手門側。ヒドリガモが多い。一通り双眼鏡で確認するもトモエは混じっていない。
 後は、京橋口側と北外堀だ。

 自転車のトモちゃんがやって来て、昨日撮影したと動画を見せてもらう。いいなー。
 その後修道館裏から豊国神社裏コサメビタキなど観察。豊国神社東でマダムと出会う。彼女が 「トモエガモが今朝も京橋口で見られてる」 と言う。

 えー!!そうか。ありがとう♪♪ 他の観察を飛ばして一目散に京橋口へ向かう。とうとう今期のトモエガモに合えるとわくわく。

 京橋口から出て西外堀をのぞく。真下ものぞく。いない。。水草が広がる水面にはカルガモが2羽のみ。・・・・また、トモエにフラれてしまった。念のため北外堀を回って観察もだめだった。

 園内に戻って山野の鳥の観察をする気力を失った。どうせ今期は少ない。今日はカモだけで早めに帰宅することに。
 空は抜けるような秋空なのに心が重い。第二寝屋川沿いの少年野球場裏をとぼとぼ歩いていると、目の前をスズメ大の鳥が飛んで先の木に入る。

 腰か尾かの辺りが白い。後ろ姿ではっきり見えた白。何今のは? 頭の中を図鑑がぐるぐる回る。エンベリザの尾の端の白いのはあるがそんな感じではなかった。思いつく鳥がない。

 ともかく鳥が飛び込んだ方にゆっくり進む。大阪城公園初の珍鳥だったら!!トモエにフラれた悲しさも一気に吹き飛ぶ。
 ドキドキ、10メートルほど離れた位置から飛び込んだ木々の辺りを探す。じっくり探す。

 突然1羽の鳥が飛び出して地面に下りる。あっ!スズメ。これじゃないと思った瞬間!尾羽が真っ白のスズメ。
 こんなスズメ見た事ない。いわゆる部分白変の個体なのだろう。残念、珍鳥でなかった。でもほんの少しの間、トモエにフラれた悲しみを忘れさせてくれた。

 カモはヒドリガモが多くハシビロガモが少し増えてきた。オカヨシガモの飛来がない。
・カルガモ 8羽 東外堀4・南外堀2・西外堀2
・マガモ 8羽 東外堀2・西外堀4・内堀2
・コガモ 9羽 南外堀5・西外堀1・内堀3。昨日より大きく減少
・ヒドリガモ 125羽 西外堀。昨日に続き100羽超え
・ハシビロガモ 36羽 西外堀3・内堀9・北外堀24
・キンクロハジロ 1羽 北外堀

・オオバン 7羽 西外堀6・北外堀1 今後日々増加するだろう
・ゴイサギ 1羽 北外堀
・ハクセキレイ 4羽 みどりのリズムほか
・モズ 1羽大手前で高鳴き
・アオバト 1羽 天守閣東側配水池
・オオルリ 2羽 ♂若♀ 市民の森

★追加情報=3時半ごろ、またまた大将からトモエガモの観察情報。西外堀の大阪府庁前にトモエガモとの事。
 豊国神社裏にムギマキ♂若1。

 マダムのブログ 「鳥写真マンガ」 を開いた。私が撮りたかったトモエガモのよく分かる素晴らしい写真があった。
 脇の羽は尖らずに丸みがある。長い肩羽がある。白い腹。まばらな胸の斑。これらから、この個体は♂エクリプスと思われる。長期滞在して換羽が進んで顔に巴模様が出ることを期待。

■■トモエガモ(2011.12.20 北外堀)
 年が明けて3月になると、退職してちょうど10年になる。振り返ると充実した10年だったと言える。種々の新しい出来事に遭遇しながら、後一月足らずで65歳。
 いつものように北外堀のカモをカウントする。双眼鏡の中にトモエガモ発見。一気に体が熱くなって、昨夜酒友の中島氏と痛飲した二日酔いも一気に吹っ飛ぶ。
 大阪城公園では2回目の出合いだ。前回は、ふた月先に退職を控えた時期。あれから約10年、再びトモエガモとの出合い。
 種々の出来事があった。そして今日も健康で鳥見している事に感謝。
 先日の定期健康診断では、糖尿以外はすべて基準値内という素晴らしい結果だった。勤めていた当時は、必ず数項目は基準値を超えた表示があったのに不思議。肝機能の数値は人生の満足度ではないか。
 毎日、昼から飲んで過ごしているのになぜだろうと、うれしい悩み。ストレスが少ない日々を過ごしているからに違いない。
 トモエガモは北外堀から東外堀に移って、3時過ぎに飛び立った。次にトモエガモに合う時の自分はどうしているのだろうか。
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嫌われているのか!トモエガモ。2021.10.21

2021年10月21日 | Weblog
 前回まで夏と同じ服装で出かけていたが、今朝は1枚羽織って出かけた。朝のうちはよかったがやがて暑くなって汗をかいた。
 帰宅して上着を脱ぐと黒いシャツに白い塩の線が。宮本武蔵の枯れ木のモズのように見える。

 昨日、北外堀にトモエガモとの情報。マダムが見つけたらしい。すばらしい、たいしたもんだ。その後大将やさかなやさんなどからも情報が。
 前回、私が空振りになって嘆いていたのを知って連絡してくれたのだろう。

 今日こそはと勇んで堀を回るが・・・いない。やっぱり空振り。西外堀はヒドリガモなど数が増えているので、万一見逃しもあるかもしれないが。
 昨日の写真をみると、前回9・10日に見られた個体と、各部の特徴が非常に似ている。多分同じ個体ではないか。
 鶴見緑地と行き来している可能性が無いとは言えない。それなら再び見られるかも。

 カモが増加している。ヨシガモが見られなかった。オカヨシガモもいずれくるだろう。今期は西外堀に多い。一番見やすい東外堀に見られないのは残念、トライアスロンのため水草の撤去や消毒、空気を送るなど種々手をくわえたからだろう。

・カルガモ 4羽 東外堀
・マガモ 5羽 東外堀、西外堀
・コガモ 22羽 南外堀、西外堀、北外堀 増えてきた
・キンクロハジロ 3羽 南外堀、北外堀
・ヒドリガモ 131羽 西外堀128、内堀、北外堀
・ハシビロガモ 11羽 西外堀、北外堀

★※※※追加情報:何と!何と! 大将から西外堀の京橋口にトモエガモとのライン。もちろん朝には観察した場所。その後に飛んできたのか。どうしよう明日も見られるか? 朝早くより昼前の方がいいのか? 嫌われているのかトモエガモ!

・ジョウビタキ ♂1 東外堀越しに元ヘリポートにノビタキがとまっていないかと探すとジョウビタキ。
 鳥って何故あの柵が好きなんだろう。オオタカがとまったのを撮影できたのは感激だったが。
・クロツグミ 3羽 ♂♀ 音楽堂西側上、市民の森
・コサメビタキ 1羽 豊国神社裏
・キビタキ ♀型4羽 天守閣東側配水池、元ヘリポート、飛騨の森
・アトリ 7羽 もみじ園南の道端の水溜り。アトリは何故水に集まるのか。
・ハクセキレイ 5羽
・アオサギ 2羽 南外堀、北外堀
・オオバン 4羽 西外堀、北外堀
・ヒヨドリ 37羽の群飛
・モズ 2羽 豊国神社裏と飛騨の森で高鳴き
・マミチャジナイ 1羽 飛騨の森
・カワセミ 1羽 飛騨の森を通り抜ける。多分北外堀へ。
・ゴイサギ 2羽 北外堀

 これまで観察が終わると水上バス乗り場の東側のベンチで飲みながらその日を思い返すのが常だった。先日から立ち入り禁止になって工事が始まった。水上バス乗り場や周辺の整備らしい。

 今日通りかかると木の伐採が始まっていた。惜しいなー、もったいないなー、と悲しい気持ちで通り過ぎた。野鳥が飛来する環境を守るのは鳥のためでなく人のため。

■■マミチャジナイ(1993.10.23 梅林南側上)
 マミチャジナイに合いたい。何故か謎めいた雰囲気がある。名前を正しく発音するとマミチャ・ジナイだろうが、マミ・チャジ・ナイと読むと中国のお化けのようにも聞こえる。
 アカハラのつもりで撮影したのが、マミチャジナイだったり、♀に見えたのが出来上がった写真を見ると♂だったりした。
 飛来数が少ないので、なかなか合うことができず秋が来るたびに出合いを楽しみにしている。
今回もかろうじて出合いがあったが、暗い所で十分に観察も撮影もできず、心残りのままで終わってしまった。いつか明るい光の中で正体をじっくり見たい。
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ジョウビタキ も オオバンも到着しました。2021.10.19

2021年10月19日 | Weblog
 一気に気温が下がって秋も進んだ。とうとう今年もやって来た、オオバン! 西外堀に3羽、北外堀に1羽。
 神社裏ではジョウビタキ♀1羽も。その後さかなやさんから元射撃場で♀観察情報。
 過去のジョウビタキの初認は
・2020.10.11 ♂千貫やぐら
・2019.10.14 ♂天守閣東側配水池
・2018.10.15 ♀梅林

 音楽堂西側上では、大型ツグミ1羽、ほんの一瞬に飛んでよく分からなかったが、シロハラのように思ったが記録できるほど確認できていない。
 その他カモたちも増えてきて、いよいよ冬鳥の季節がきた。
 夏鳥の派手さはないが、これはこれで魅力的。何より堀の中が寂しくなくていい。ただカウントは面倒ではある。

 最寄り駅のスーパーの帰り道で発見。丸刈り490円の美容室の隣に、新しく立ち飲み店がオープンしている。表に 「近大マグロ」 の表示。おーこれは凄い。
 近畿大学が完全養殖に成功したクロマグロである。数が少なく人気になってなかなか食べられないマグロだ。以前に梅田で一度食べた事があるが、まさか地元で食べられるとは。
 
 スーパーの買い物袋にスリッパ姿だが迷わず入店。昼の12時ごろで店内はガラガラ。焼酎の湯割りとともに近大マグロを注文。
 メニューを見ているとなかなかいい。立ち飲みでは見かけないイワシの造り、サバの造り。即注文、焼酎のお代わり。

・カルガモ 4羽 東外堀
・コガモ 14羽 南外堀
・ヨシガモ 3羽 南外堀
・マガモ 4羽 南外堀、西外堀
・キンクロハジロ 3羽 南外堀
・ヒドリガモ 58羽 西外堀、内堀
・ハシビロガモ 12羽 内堀、北外堀

・ハクセキレイ 4羽 東外堀、みどりのリズム、もみじ園
・エナガ 11羽 東外堀沿い
・シジュウカラ 13羽 各所
・オオルリ 1羽 ♂若 みどりのリズム
・コゲラ 2羽 みどりのリズム
・メジロ 9羽 みどりのリズム、修道館裏
・メボソムシクイ 2羽 みどりのリズム
・カワラヒワ 6羽 ピースおおさか
・キビタキ ♀型2羽 沖縄復帰の森、飛騨の森
・モズ 2羽 一番やぐら、豊国神社で高鳴き
・オオバン 4羽 
・カワウ 3羽
・イソヒヨドリ 1羽 ♀型 六番やぐら
・ジョウビタキ ♀2羽 豊国神社裏。元射撃場。
・カイツブリ 1羽 北外堀
・アオサギ 1羽 第二寝屋川
・コサギ 2羽 第二寝屋川
・マミチャジナイ ♀1羽 梅林南側上桜広場
 
■■キンクロハジロ(1997.1.26 南外堀)
 秋から冬にかけてホシハジロとともにいつでも見る事ができるキンクロハジロ。年が明けるころには♂は白黒がはっきりしてダンディな姿になる。
 エクリプスから繁殖羽に変るからだ。このことはよく理解しているが、抜けた羽はどこにあるのかと言う疑問が残る。これだけ多くのキンクロハジロが換羽すると、相当な羽が堀の中に浮かんでいても不思議でないと思うが。
 ダンディな姿になったのを見計らって1月のある日キンクロハジロの♂♀の撮影。実はスズガモの撮影が主たるねらいだっただが一緒にいるキンクロハジロも合わせて撮影。
 カモの撮影はバックの水面の反射で印象が大きく変わる。複雑な模様の中、換羽を終えた単色のキンクロハジロがいい。
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ムギマキ。シメも到着 2021.10.16

2021年10月16日 | Weblog
 今朝も素晴らしい秋空。土曜日だけあってバーダーやカメラマンも多い。
 夏鳥は相変わらず少ない。ある方は大阪城公園に通うようになって今秋が一番少ないと言う。それくらい少ない。

 先日蓮如前でヤマカガシと書いたが、観察した方と出会って、シマヘビの幼体だったと訂正の話しがあった。

 昨日、自動車免許の 「高齢者講習」 を受講してきた。
 各自が机に出した前回の 「認知機能検査結果」 を確認しながら、指導員が私の前に来て 「あっ!100点 満点ですね!」 と驚いた発言。悪くない。自尊心がムズムズ。

 続いて自慢すると視力の「視野検査」も「動態検査」も凄い!と。50代の試験員が自分よりいい結果だと驚いていた。
 鳥見は、視野の片隅にちょっと動くものを感知すると瞬時に目を向け、林の中を飛ぶ鳥を目で追う。こんなことを数十年も続けてきたので日々目の訓練。検査なんて簡単簡単。

 バードウオッチングは目にいい。もちろん頭にもいい。
 自慢いっぱいで実際の走行。片目片手でも走れると自信満々。派手に走りだしS字走行で適当に右左にハンドルを切っていたらあっ!左後輪の脱輪・・・あーあ。

・ カルガモ 8羽 東外堀、西外堀
・ ハクセキレイ 4羽 もみじ園、梅林ほか
・ キビタキ ♂4・♀型5 二番やぐら跡、音楽堂西側上、豊国神社東、梅林南側上桜広場、天守閣東側配水池ほか
・ メボソムシクイかオオムシクイ 音楽堂西側上、飛騨の森
・ モズ 玉造口高鳴き
・ オオルリ ♂若2 二番やぐら跡、一番やぐら
・ メジロ 3羽
・ コサメビタキ 2羽 修道館裏、天守閣東側配水池
・ カワラヒワ 27羽 飛騨の森、太陽の広場東の森
・ シメ 天守閣東側配水池
・ カワウ 3羽 第二寝屋川
・ チョウゲンボウ 1羽 第二寝屋川上空飛翔
・ ムギマキ 1羽 飛騨の森 ♀型
・ ヒドリガモ 81羽 西外堀
・ マガモ 5羽 西外堀
・ ハシビロガモ 3羽 北外堀
・ アオサギ 1羽 北外堀

■■ムギマキ(1994.10.16 西の丸庭園)
 西の丸庭園の芝生広場の東端のアキニレにムギマキが出て、数人がその木を取り囲んで待っていた。
 ちょうどそこへ、大阪大学に留学中とういうオランダの青年が「ムギマキフライキャッチャーはいますかァ~」と訛った声でやってきた。
 外国人の学生を、国の援助で留学させる制度があるらしく、その制度の適用を受けて来日し、古墳などの研究をしていると話していた。
 ツアイスの8×56Bという最新型の大口径双眼鏡を手にして、休日はバードウオッチングで過ごすと話していた。どちらかと言うと、古墳より野鳥に大きな関心を持っているようにも思えた。
 青年は、豊国神社東側でムギマキの噂を聞いてやってきたそうだ。日本語も上手でしかも鳥にも詳しい。
 ちらちら樹間に見え隠れするムギマキの雌を、真剣に見つめていた表情やしぐさから、オランダではかなりベテランバーダーであったのだろうか。それともこの程度のバーダーは本場では当たり前か。

 後日、鹿児島の出水へツルを見に出かけた時に、偶然に民宿で相部屋になったのが、この青年「トム・コンピュアー」だった。

 古墳研究のついでに来たのかも知れないが、やはり野鳥の方が面白そうだ。
 深夜まで彼と語りあった。というより飲んで酔っている私が一方的にしゃべり続けたの方が正しい。
 翌朝は二日酔いの私に数千羽の中から1羽のソデグロズルを探してくれた。
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ノビタキ 元ヘリポートに 2021.10.14

2021年10月14日 | Weblog
 素晴らしい秋空の快晴。
 夏鳥の 秋の渡りは終わりが近づいてきた。これまでに何度も 書いたように、この秋は夏鳥が少なかった。簡単に5段階で評価すると昨秋は 4か5。 今秋は1か2。それほど違う。

 例年 冬鳥がやってくるまでの間、端境期になって鳥が少なくなることがある。夏鳥は去ったのに冬鳥が到着していない。そろそろそんな時期。

 昨日、西外堀にオシドリとの写真が大将から届いていた。今朝の楽しみの一つはオシドリ。しかし見当たらない。昨日は居たのに今日は見事に空振り。
 先日、トモエガモが9日・10日と見られたのに私が行った11日には飛去している。
 私の登城する前日に出ているのに、当日はいない・・・・。何で!

 ただし、南外堀のヨシガモは確認OK。早朝に行く大将は出合いが悪いという。こんな事もある。鳥見は努力と運。

 先日の変な女性、きっと何らかの理由で心を病んでいたのだろう。私もこの歳まで何度もいっぱいいっぱいになったことがある。
 何とかこの歳まで生きて来た。彼女の今を理解できないことはない。人生は楽しい事だけではない。 
 眠れぬ布団の中でふと思い出して、寄り添って助けてあげる方法もあったのではと思う。
 今頃どうしているのだろう治療を受けているならいいけれど、なぜか心にちょっと針が刺さっている。

・ノビタキ 1羽 元ヘリポートの柵。東外堀の対岸から見て柵にとまっているのを見つける。かなり遠いので梅林南側上桜広場へ着いてから、もういないだろうと柵を見るととまっている。
 今期もここで何度も観察されている。とまる場所によって前のサクラの木が邪魔になって撮影は困難。
・シジュウカラ 13羽 よく目に付く。
・ハクセキレイ 4羽 東外堀、梅林。
・カルガモ 7羽 東外堀5・西外堀2
・クロツグミ ♀1羽 市民の森石の水場前でひょうひょうYさんから。
・ヨシガモ 1羽 南外堀で唯一のカモ
・ヒヨドリ 34羽 群飛。十数羽の群れは何度も見る。園内にも多くなってよく目にする。
・ヒドリガモ 57羽 西外堀
・マガモ 4羽 西外堀
・カワセミ 2羽 西外堀で水面低く追いかけ合うように飛ぶ。
・キンクロハジロ ♀1羽 内堀の蓮如前
・ヤブサメ 1羽 梅林南林梅見坂
・モズ 1羽 蓮如前で高鳴き。
・キビタキ 3羽 ♀型 梅林、飛騨の森
・アオサギ 1羽 第二寝屋川
・コサギ 2羽 第二寝屋川を並んで上流へ

■■ノビタキ(2009.10.10 元ヘリポート)
 腰から靴の紐まで「ひっつき虫」がびっしりと。数百じゃなく数千の単位だろう。一つ一つつまんで取るが大変な手間。
 一気に取れないので10分の1ほど取って、少し歩いて疲れて休んだ時にまた少し取る。これを繰り返して裾から下だけになったが、知らない人から「付いていますよ」と指をさされる始末。
 ヘリポートが撤去されて更地になっていたが、やがて草が伸びはじめ、今は大部分が腰までの草。早朝フェンスの隙間から中に入ってノビタキの撮影。
 草にとまらず奥の柵にとまっている。できれば草にとまってほしいが、これもノビタキらしい。続けている「柵にとまった野鳥」にも使える。いいだろう。
 すこし警戒心の強い奴だった。距離はあるがデジタルのよさ。大きくトリミングしても記録には十分だ。ありがとうノビタキと、深い草の中をがさがさとかき分けて戻った。
 ひっつき虫に驚いたのは上に戻ってからだった。もちろん先に分かっていても行ったことには違いない。
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ノゴマ♂、ムギマキ♂若。 2021.10.11

2021年10月11日 | Weblog
 今日も10月と言うのに異常な暑さ。汗を拭きながら回る。
 しかし今朝ははっきりした目標があった。「トモエガモ」 この土日に観察されている。大阪城公園でトモエガモは今回で6羽目。大変少なく貴重なカモ。

 そのため園内は速足になってじっくり観察できない。可能性の高い西外堀に到着。ヒドリガモの群れをじっくり観察。
 何度も見直したがその中に入っていない。後は京橋口と北外堀だ。園内を回って京橋口へ。
 しかしカモが1羽もいない。何があったのか。大手門の方で多く数えていたので、たまたまそちらへ移動しただけなのか分からない。北外堀はヒドリガモはゼロ。結局トモエガモは見られなかった。
 ただし、絶対に見逃していないとは言えないので。見つけたとの情報を期待している。

 実は昨晩にトモエガモの夢を見た。大阪城公園へ向かったが行った先は違った。夢はその後大きく展開してとんでもない話になるが、きっかけはトモエガモだった。

 結局今朝は時間の割に園内の観察時間が少なかった。情報をいただいてタイトルの2種が出たと聞いた。本心はトモエガモの方に合いたかった。

・メジロ 5羽 梅林南林
・カルガモ 6羽 西外堀4・北外堀2
・ハクセキレイ 4羽 もみじ園、元射撃場、梅林、第二寝屋川
・キビタキ ♂1♀型2 音楽堂西側上、飛騨の森
・ヨシガモ ♂1羽 南外堀
・カワウ 4羽
・ヒドリガモ 42羽 西外堀
・マガモ 7羽 西外堀
・カイツブリ 1羽 南外堀
・ノゴマ ♂1 飛騨の森ユキヤナギ
・ムギマキ ♂若1 豊国神社裏
・コサメビタキ 2羽 梅林南林、元ヘリポート
・ハシビロガモ 3羽 北外堀
・モズ 1羽 西外堀高鳴き

■■トモエガモ (2002.1.8 西外堀)
 早朝ホシハジロとキンクロハジロの群れの中に一羽のカモを見つけ、目が釘付けになった。一瞬とまった息を吐き出しながら 「トモエ!」

 鳥見を始めたころ、見たいカモの一つにトモエガモがあった。顔に巴の黄色い模様をもつと図鑑にあるように、神の創造の不思議と言うか、進化の面白さとでも言えばいいのか興味深い色柄のカモだ。
 ナポレオン帽子のヨシガモや、銀杏羽のオシドリや、パンダのミコアイサなどは順調に見られたが、どうしたことかトモエが見られない。

 出ていると耳にするたびに急いで駆けつけるが、ことごとく振られた。
 いわゆる相性が悪い。例えば姫路市自然観察の森、毎冬見られていると聞いて出かけた。少々離れていても一目見られるだけでいい。ところが貯水池の隅から隅まで探しても見当たらない。やはり空振りだ。

 またあるときは、石川県の片野鴨池に200羽を超える群れが入っているとの情報があった。ついにトモエとの出合いかと躍り上がる心を抑えながら高速道路を走った。
 観察館に着くや窓に駆け寄って池を見るが見当たらない。そんなはずはとマガモの群中も慎重に探すがいない。不安がだんだん膨らんでくる。

 意を決して観察館の方に尋ねると 「昨日まで200を越す群れが入っていたが、どうしたことか今朝からいません」 うなだれて高速道路を帰途についた。
 その後、努力の甲斐あって何度かの出合いがあった。がトモエガモをして気高いカモに思えてならない。

 数年前に吹田市のスーパー横の池に出ているとの話を耳にした。しかし 「町の中に来るような奴は本物じゃない。顔はトモエでも尻はオナガくらいのもんだろうよ」 と聞き流していた。
 ところが千里在住のIさんからいただいた年賀状にきれいな写真があった。
 驚いて出かけると投げるパンに寄ってくるのだ。あのトモエが手も届きそうなところに浮かんでいる。これで俺もトモエガモを卒業できたと。
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ツグミ到着 ♪♪ 変な女性と会う。2021.10.8

2021年10月08日 | Weblog
 10月と言うのに季節外れのこの暑さは何だろう。真夏と同じ服装で大阪城公園を回っているが全身に汗。

 相変わらず夏鳥はボチボチ。カモも到着し始めている。少しずつ確実に季節は進んでいる。

 飛騨の森から北外堀の天端に上がると 「ケッ・ケッ・ケッ」 の声と共に1羽の鳥が飛び立つ。あっ!ツグミだ。飛ぶ姿を目で追う。とまってくれ。祈りに合わせてとまった姿を双眼鏡で確認。間違いない今期初のツグミ。よし!やったー!

 声だけでも98%間違いないが、今季初なので念のため姿を確認したいと思った、運よく見ることができてありがたい。
 カモも次々到着し始めている。これから冬鳥もやってくるだろう。秋は進んでいる。

 大阪城公園に長年通っているといろんな人に出会う。
 もみじ園で立ち止まって鳥を探していると、背の高いスラッとした20代後半のワンピース姿の女性が近づいてきた。

 いつもの事で道を尋ねられるかと思うと、1メートルくらいまで接近してきて「これあげる」とスナック菓子二袋を差し出す。

 「いらない」と断るとなおも「あげる」と引き下がらない。
 胸に押し当てるように突きだしてくるので、「いらない」と手の甲で押し返すと、「あげると言ってるのに!!」と突然強い言い方になって、菓子の袋と共に体を寄せて迫ってくる。

 マスク無しの顔が目の前。コロナで家族でもこんな近距離で顔を付き合わす事はない。
 ムッとして、語気を強めて「いらん言うてるやろ!!」 私も大きな声を出した。

 カップルが言い争いしていると思ったらしく、自転車の警備員が近くに止まって見ているのに気付いた。
 手招きして、警備員にこの女性は何かおかしいと告げる。女性に声をかけている間に逃げるようにその場を離れる。

 途中振り返ると、スナック菓子を自転車の前かごに入れようとする女性と、それを拒否する警備員と争っていた。私は音楽堂西側上の小道へ向かった。

 音楽堂西側上の小道ではツツジの植え込みの中から飛び出してとまったのはキビタキ♀型。見ているともう1羽が同じ辺りから飛びだす。これもキビタキ♀型。
 近い所にとまっているので双眼鏡でじっくり観察していると、もう1羽が飛び出してとまる。キビタキ♂だ。同じところから3羽が飛び出し見やすい枝にとまるとは。

 ふと頭に浮んだ。夕暮れの山里外れの道で美しい少女に出会いプレゼントされるが、それをもらうと石か何かに変身させられてしまう。断るとしつこく付きまとう。
 ギリシャ神話か?こんな話しがあったような気がするが思い出せない。

・キビタキ ♂1♀型9 音楽堂西側上、豊国神社東、修道館裏、太陽の広場東の森ほか「チッチップリッツプリッ」の声も
・カルガモ 2羽 東外堀
・ハクセキレイ 2羽 みどりのリズム、大阪城ホール
・メボソムシクイ 1羽 沖縄復帰の森
・カワウ 2羽 南外堀、西外堀
・ヒドリガモ 33羽 西外堀
・シジュウカラ 12羽 各所
・オオルリ 1羽 ♂若 豊国神社東
・コサメビタキ 4羽 梅林南林、梅林南側上桜広場
・ツグミ 1羽 飛騨の森
・ハシビロガモ 3羽 北外堀

 緊急事態宣言が解除になって、久しぶりにOBPの中国料理店へ向かった。以前は月に1~2回は行っていた店。
 ここはオープン時間が早いのがいい。ビジネス街なのでリュックを背負ったおっさんが昼から飲んでいると変な顔をされる。
 11時ならまだ店はガラガラ。数品注文し焼酎を飲む。お代わりしている内に酔って頭がぼんやり。

 もみじ園で女性のスナック菓子をもらっていたら、何に変身させられていたのだろう? もちろん岩はイヤ。
 サンコウチョウではどうかな?バーダーやカメラマンに注目されて追いかけられてスター気分。でもオオタカもハイタカも恐い。
 好きなモズがいいかな。モズって酒はどうかな。。。酔いが回ってきた。最後は青島ビールでしめる。

※大将から悲しい追加情報。西外堀でバンが落鳥!

■■ツグミ(2000.4.6 内堀)
 スコープ用と短いレンズ用にカーボンの軽量三脚の購入を考えている。用具の選択にあたってはカメラショー、用品ショーとじっくり見て回り、触って質問してこれまでになく役立った。
 最終決定の組み合わせは、三脚はジッツオのカーボンG1227、雲台はマンフロットのベーシックヘッド#141RC。悩みに悩み抜いて決定したものだ。
 図らずもフランス製の三脚にイタリアの雲台になってしまった。決して舶来好みではない。どちらかと言えば国産品が好きな方だが、比較するとこうなってしまった。そう言えば双眼鏡もドイツ製品。日本の各社も頑張ってほしい。
 価格が高くなっても信頼できる製品を提供してほしい。詳しくモニター調査すれば答えは簡単に出ると思う。こんな事が分からないのか!と残念で仕方ない。双眼鏡を作るなら、休日にバードウオッチングをしたり、スポーツ観戦をしたりする社員が必要だ。
 今回は300ミリF4にテレコン2倍を付けて600ミリと、かなり厳しいセットである。試してみようと持ち歩き、城南地区で撮影したもの。答えを出すには種々の条件を変えて何度かやってみる必要がある。
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