徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

球磨の六調子(くまのろくちょうし)

2012-09-28 17:55:25 | 歴史
 まもなく人吉市の国宝・青井阿蘇神社の例祭「おくんち祭」が始まる。熊本県球磨地方の代表的な民謡「球磨の六調子」には、地元で「青井さん」と呼ばれて親しまれている青井阿蘇神社を唄い込んでいる。

※右の画像をクリックすると動画が別ウィンドウで再生されます。

 この唄について、昭和57年に発行された「熊本県大百科事典」によれば次のように解説している。

 球磨地方を代表する民謡の一つ。六調子とは三味線の調子のことで、三下りを地と感(上下の意?)の二つの調子に弾くという。七・七・七・五のはっきりした二六音形の歌詞に、にぎやかな囃子ことばを入れながら、激しいテンポの三味線に合わせて面白おかしく歌うので、祝宴には欠かせない唄である。由来や伝承もなく、いつ、何のために、どのように歌うという定めもなく、宴たけなわともなれば、突然、だれかが歌い出し、それから調子が崩れて、手拍子、手踊りが始まる。歌詞は多いが、歌い出しは、

♪球磨で名所は青井さんの御門(前は前は)/前は蓮池桜馬場 ヨイヤサー

で始まり、間に

♪多良木の文蔵爺 湯前の猫八どんお主ゃ かみあげほっつりほっつりのぼらんせ

などの囃子ことばと、歌詞の間にいろいろのざれ言葉も加えて一段と変化をつけ、座興を添える。(渋谷敦)

 この唄の起源については、牛深ハイヤ節が球磨川を遡って伝わったという説と、瀬戸内地方や大分県などで広まった「よいやな節」が南下してきたという説があるという。

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