徒然なか話

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北京オリンピック水球、ハンガリー3連覇!

2008-08-25 10:57:38 | 水球
 昨夜の午前2時過ぎ(正確には今日未明)になってやっと北京オリンピックの水球が見られた。男子決勝1試合のみしかも録画である。見逃してなるものかと眠気をこらえて頑張った。古豪ハンガリー対新勢力の旗手アメリカである。最近では世界選手権などの試合がYoutubeにアップされているので見る機会も増えたが、テレビで王者ハンガリーの試合を見るのは2001年福岡で開催された世界水泳選手権以来だ。生で見たのは1964年の東京オリンピック、1980年のハンガリー代表日本遠征の二度きりだ。ハンガリーのオリンピック3連覇がかかっていたが、アメリカとは格の違いを見せつけた。昔とはだいぶルールも変わったが、ハンガリーのプレーは基本的には何も変わっていなかった。キザな言い方をすると「ドナウ川の悠久の流れ」を思わせるものがあった。13名の登録プレーヤーのうち、8名は30歳を越えているという。ベテランが多いのは昔からそうだった。東京オリンピックの時もオリンピック出場3回目、2回目という選手ばかりだった記憶がある。大学を卒業すると現役を続けるのが難しい日本とは大違いだ。プレーぶりはというと、やはりハンドリングの良さは相変わらずだが、あまり泳ぎ回るのはお嫌いと見え、ゾーンディフェンス主体、相手にスピーディに泳ぎまわられた時、ディフェンスが意外にもろいのもまた昔と同じだった。しかし、ゲームの要所をのがさず決めるしたたかさはさすがだった。一方のアメリカ。思えば東京オリンピックの頃は日本と互角、いやむしろ日本が格上だった。この44年間についた差はあまりにも大きい。この試合に限って言えばアメリカの特徴はこれと言って見い出せなかった。むしろ、クロアチアやセルビアが出てきた方が面白かったと思う。一つだけ言えば、あの、トルソになった伝説的な名選手テリー・シュローダーがヘッドコーチを務めていたのは嬉しかった。放送に関して言えば、試合前、簡単なルール説明はあったが、ファウルに関して退水とペナルティシュートおよびフリースローの違いを説明してくれれば一般の方にももっと楽しめたのではないだろうか。


アメリカのパワープレイ


勝利を喜ぶハンガリーのマダルシュとキシュ


アメリカのヘッドコーチ/テリー・シュローダー