こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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オナガカツオゾウムシ

2023年02月28日 |  ●ゾウムシ科


オナガカツオゾウムシ Lixus moiwanus (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] ドクゼリ
[時 期] 5月~7月
※ 体長は約12㎜~13㎜前後のゾウムシ科カツオゾウムシ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布し、湿地や小沼のドクゼリで見られ、産地は局地的で個体数は少ない。
成虫は日中に、ドクゼリの茎や葉上などで見られる。
体は全体に黒いが、黄褐色の鱗片をまとっている為、全体的に黄褐色に見える。
体は細長く、前胸の両側の幅はほぼ平行。



オナガカツオゾウムシの特徴(湿地帯のドクゼリで見られ局地的で個体数も少ない)
赤い矢印・・・前胸の幅はほぼ平行
青い矢印・・・上翅端は細く長く尖っている



オナガカツオゾウムシ(ドクゼリで見られた個体)



オナガカツオゾウムシ(赤い〇印部分に交尾個体が映り込んでいる)


[オナガカツオゾウムシのオスとメス]

 
オナガカツオゾウムシのオス

 
オナガカツオゾウムシのメス


[近似種のゾウムシの標本写真での比較]


左から:カツオゾウムシ・オオカツオゾウムシ・オナガカツオゾウムシ・ナガカツオゾウムシ


左から:アイノカツオゾウムシ・エゾハスジゾウムシ・ハスジカツオゾウムシ・コマダラハスジゾウムシ


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オオカツオゾウムシ

2023年02月27日 |  ●ゾウムシ科


オオカツオゾウムシ Lixus divaricatus (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] セリ科・タデ科植物など
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約15㎜~17㎜前後のゾウムシ科カツオゾウムシ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布し、平地~山地まで幅広く見られ産地は局地的で個体数は少ない。
成虫は日中に、セリ科・タデ科植物の葉上などで見られる。
体は全体に黒いが、黄褐色の鱗片をまとっている為、全体的に黄褐色に見える。
カツオゾウムシの仲間の中では最も大きくて太い、前胸の幅は基部で最大となる。
上翅の縦状は大きく、はっきりとしている。



オオカツオゾウムシの特徴(セリ科植物で見られ局地的で個体数も少ない)
赤い矢印・・・前胸の幅は基部で最大となる
青い矢印・・・上翅端は細く長く尖っている



近似種のオオカツオゾウムシとの比較写真(左がオオカツオゾウムシ、右がカツオゾウムシ)



オオカツオゾウムシ(セリ科植物で見られた個体)



オオカツオゾウムシ(採集後落ちてしまい道路上で撮影)


[オオカツオゾウムシの裏表]

 


[近似種のゾウムシの標本写真での比較]


左から:カツオゾウムシ・オオカツオゾウムシ・オナガカツオゾウムシ・ナガカツオゾウムシ


左から:アイノカツオゾウムシ・エゾハスジゾウムシ・ハスジカツオゾウムシ・コマダラハスジゾウムシ


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ナシハナゾウムシ

2023年02月26日 |  ●ゾウムシ科


ナシハナゾウムシ Anthonomus pomorum (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] ナシ・リンゴ・コナシなど
[時 期] 5月~7月
※ 体長は約3.1㎜~3.6㎜前後のゾウムシ科ゾウムシ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中に、ナシ・リンゴなどの葉上などで見られる。
体は黒褐色で、まばらに白毛が見られる。
前脚の腿節部分にある棘は大きくて鋭く、脛節は内側へ湾曲する。
メスは蕾の根元付近に穴を空け産卵し、幼虫はホスト植物の蕾の中で成長する。



2022年5月 北海道(ヒメリンゴの葉にいたナシハナゾウムシ)



2021年5月 北海道(蕾に穴を空け、その中に産卵します)


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トドマツアナアキゾウムシ

2023年02月25日 |  ●ゾウムシ科


トドマツアナアキゾウムシ Pimelocerus insularis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] トドマツなどのマツ科植物
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約6.5㎜~7.0㎜前後のゾウムシ科アナアキゾウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中に、トドマツなどの衰弱木などで見られる。
体は暗赤褐色で、部分的に黒くなっている。
新鮮個体では写真の様に、上翅中央前と翅端部の暗灰色毛を装う部分に白色粉をもつ、前胸は
網目状に点刻される。



2022年6月 北海道(外灯付近の壁に張り付いていたトドマツアナアキゾウムシ)



2010年6月 北海道(クリの枝先にいたトドマツアナアキゾウムシ)


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ノコギリクモゾウムシ

2023年02月24日 |  ●ゾウムシ科


ノコギリクモゾウムシ Mecopomorphus amurensis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 不明
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約4.9㎜~9.1㎜前後のゾウムシ科クモゾウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中に、広葉樹の衰弱木などで見られる。
体は黒く小楯板は黄褐色、上翅に黄褐色のまだら模様が見られる。
触角先端はやや細長い。
後脚腿節の歯状突起後縁はノコギリ状となる。



2018年7月 北海道(後脚腿節の棘は矢印部分がノコギリ状となるが写真がぼけてそれが撮影出来ていない)



2018年7月 北海道(複眼が大きく左右は接近している)





2019年7月 北海道(オニグルミの衰弱木で見つけたノコギリクモゾウムシ)



2013年7月 北海道(ノコギリクモゾウムシの腹部)


[シラフクモゾウムシとノコギリクモゾウムシ]

 
左:シラフクモゾウムシ
右:ノコギリクモゾウムシ


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ヤナギシリジロゾウムシ

2023年02月23日 |  ●ゾウムシ科


ヤナギシリジロゾウムシ Cryptorhynchus lapathi (北海道)

[分 布] 北海道・本州・九州
[食 樹] ヤナギ・ポプラなど
[時 期] 5月~7月
※ 体長は約6.5㎜~8.5㎜前後のゾウムシ科クチカクシゾウムシ亜科に属する甲虫。

北海道・本州・九州に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は多い。
成虫は日中に、ヤナギやポプラの葉や幹などで見られる。
体は黒色で所々に黒毛の塊が見られ、上翅後方は白色の鱗片に覆われている。
成虫は春頃に出現し、ヤナギの樹皮の枝股や付け根などに口吻で穴を空けて産卵する。
幼虫は樹皮下を食い進み、成長するにつれ幹や枝の中央に沿って長い孔道を作る。
年1回発生。





2010年6月 北海道 ヤナギの葉の上で見られたヤナギシリジロゾウムシ



2014年6月 北海道 ヤナギの幼木で見られるヤナギシリジロゾウムシ





2014年6月 北海道 交尾中のヤナギシリジロゾウムシ(メスが下、オスが上)





2018年6月 北海道 ヤナギ幼木と倒木で見つけたヤナギシリジロゾウムシ



2022年9月 ヤナギの枝のくぼみで静止するヤナギシリジロゾウムシ


[死んだフリをするヤナギシリジロゾウムシ]

 
危険を感じると手足を縮めて死んだふりをします

 
左:広葉樹の薪で見つけたヤナギシリジロゾウムシ
右:名前の[シリジロ]の由来となる上翅端は真っ白な鱗片で覆われている


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シラフクモゾウムシ

2023年02月22日 |  ●ゾウムシ科


シラフクモゾウムシ Neomecopus subarmatus (北海道)

[分 布] 北海道・本州・九州
[食 樹] 不明
[時 期] 4月~7月
※ 体長は約6.0㎜~6.5㎜前後のゾウムシ科クモゾウムシ亜科に属する甲虫。

北海道・本州・九州に分布し、平地~山地まで幅広く見られるが局地的で個体数はかなり少ない。
成虫は日中に、広葉樹の衰弱木などで見られる。
体は黒く小楯板は白い、下側の翅開合部にも白い紋が見られる。
触角先端は著しく細長く、中間節の約2倍。
特に第1節は第2~6中間節と同等の長さとなり、腿節の歯は単純。



2022年5月 北海道(市内の森で見つけたシラフクモゾウムシ)


[シラフクモゾウムシとノコギリクモゾウムシ]

 
左:シラフクモゾウムシ
右:ノコギリクモゾウムシ


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コフキゾウムシ

2023年02月21日 |  ●ゾウムシ科


コフキゾウムシ Eugnathus distinctus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] クズ・ハギ・ダイズなどのマメ科植物
[時 期] 4月~8月
※ 体長は約3.6㎜~7.5㎜前後のゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は多い。
成虫は日中に、クズやハギなどの葉上で見られる。
体は本来黒色だが全身に淡緑色~銅緑色の粉を覆っている為、淡い緑色に見える。
上翅中央付近には左右対称に白い紋が見られるが、濃淡は個体差があるようです。
幼虫は土中で育つ。







北海道のコフキゾウムシ


 
2022年7月 北海道余市町(管理人が今まで確認した中で最北端のポイント)


 
粉が剥げてくると写真の様に黒い体が現れる


[コフキゾウムシの生息地と食痕]

 
コフキゾウムシが食べたクズの葉、縁を少しづつ食べています。

 
コフキゾウムシが生息する環境、クズの葉がたくさん茂っています。


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百合が原公園 ミモザ

2023年02月20日 | 雑談日記



2023年2月 百合が原公園 ミモザ
先日は百合が原公園にお出かけ、ミモザが満開の頃だと思い今年も見てきました。
朝早く行ったので人はまばらで、すいていました。
綺麗に黄色ふわふわのミモザが咲いていました。







シンビジウム トラシアナム (ラン科 シュラン属)
大きな花で少し毒々しい柄のシンビジウム



ジンチョウゲ
これからの様です。





シクラメン
色んな色のシクラメンが咲いていました。



紅月(ツバキ科)
コウゲツと言う種類のツバキです、赤い色がとても綺麗です



姫白雪(ツバキ科)
花びらが瑞々しい白色でとても可憐で名前の通りのお花でした。



これもツバキ、色んなツバキが咲いています





プロテア キナロイデス(ヤマモガシ科プロテア属)
こんなつんつんした面白い植物も見られます。







アザレアも色んな種類の花があり
温室の入口を鮮やかに彩っておりました。



クサギカメムシを見つけてしまった。
可愛いです。




フクジュソウ




セツブンソウ(キンポウゲ科 セツブンソウ属)




雪割草 蓮月 千重咲き



帰りに、ゆり根ドラ焼きを買って帰りました。
美味しく頂きました。
今回は末っ子はやちゃんと嫁さんと3人で行ってきました。
冬晴れの気持ちいい休日です ャッタ─ヽ(*´v`*)ノ─ァァ!!


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クロオビアシナガゾウムシ

2023年02月19日 |  ●ゾウムシ科


クロオビアシナガゾウムシ Mecysolobus nigrofasciatus (北海道)

[分 布] 北海道・本州・九州
[食 樹] カシワなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約5.3㎜~6.0㎜前後のゾウムシ科に属する甲虫。

北海道・本州・九州に分布し、平地~山地まで幅広く見られるが個体数は少ない。
赤褐色で上翅に黒帯が見られる。
カシワ林で見られるが稀でなかなか出会う事の出来ないゾウムシ。



笹の葉の上で見られたクロオビアシナガゾウムシ



クロオビアシナガゾウムシの標本


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