こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

ムネアカセンチコガネ

2022年01月31日 |  ●その他科


ムネアカセンチコガネ Bolbocerosoma nigroplagiatum (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] アーバスキュラー菌根菌の胞子果など
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約9㎜~14㎜前後のセンチコガネ科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は少ない。
成虫は芝生や草原・牧草地などで見られ、夜間灯火にも飛来する。
明るいオレンジ色の体に、上翅後方に黒い紋が見られる小型のセンチコガネ。
色彩に変異があり、♂は頭部中央に小さい突起が見られる。
また前胸背にも左右に小と中央に突起が見られる。
成虫は夜行性で日中は土の中に潜っている。





夜間灯火に飛来したムネアカセンチコガネ



ムネアカセンチコガネ 横から見るとお尻を持ち上げ可愛らしいポーズ



道外産のムネアカセンチコガネ


[ムネアカセンチコガネの標本]

 


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ブドウトラカミキリ

2022年01月30日 | 探索日記(生物)








ブドウトラカミキリ
日本各地に分布するカミキリムシの仲間で、体長は9㎜~14㎜前後。
ブツブツした赤い胸部がめっちゃ格好良いブドウトラカミキリ。
今年もまた見れます様に・・・・


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ドロハマキチョッキリ

2022年01月29日 |  ●オトシブミ科


ドロハマキチョッキリ Byctiscus congener (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] イタドリ・ヤマブドウ・サルナシ・ドロノキ・ポプラ・カエデなど
[時 期] 4月~7月
※ 体長は約5㎜~7㎜前後のオトシブミ科チョッキリゾウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
オトシブミの仲間の♀は種類によって様々な葉に一個づつ産卵し、その葉で揺籃を作ります。
またその揺籃を切り落として地面に落とすもの(落とし文)や、そのまま切り落とさずに枝に残しておく種類もあります。

上翅は光沢のある緑色~赤色で、♂の胸部に1対の鋭い突起が見られる。
地域によって色彩の変異が見られ、東日本では緑色、関東の一部では濃青色。
また西日本では赤色紋を持つベニホシ型と言うのも見られる。
♂の触覚の第3節は横幅よりやや長く、♀ではより長いのが特徴。
近似種のサメハダハマキチョッキリに似ている為同定には注意が必要。





2021年 北海道
ドロハマキチョッキリの揺籃が見つかり、付近を観察すると同じ木の葉でまさに葉を齧る♀の
ドロハマキチョッキリが見つかりました。





2012年 北海道
葉を齧る♀のドロハマキチョッキリと、♂のドロハマキチョッキリ(胸部に1対の鋭い突起が見られる)



2011年 北海道
木柵についていた♀のドロハマキチョッキリ





2011年 北海道
山地のエゾイラクサ群生地では複数のドロハマキチョッキリが見られた



2021年 北海道
ドロハマキチョッキリが齧った葉の跡



2021年 北海道
低山地のサルナシの葉の上にいたドロハマキチョッキリ





2021年 北海道 ドロハマキチョッキリ







2012年 北海道
山地のイタドリの葉を巻いたり、葉の上で休んでいるドロハマキチョッキリ


[山地のオニシモツケで見られたドロハマキチョッキリ]

 
 


[ドロハマキチョッキリとサメハダハマキチョッキリ]

 
左:サメハダハマキチョッキリ・・・上翅の金属光沢は強く凹凸がくっくりしている、脚は赤っぽい、全体的に白い毛が生え毛深い
右:ドロハマキチョッキリ・・・上翅の金属光沢は強いが凹凸がサメハダハマキチョッキリより細かい、脚は上翅の色と同じ


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ヒメマルクビヒラタカミキリ

2022年01月28日 | 探索日記(生物)




ヒメマルクビヒラタカミキリ
北海道・本州に分布するカミキリムシの仲間で、体長は8㎜~16㎜前後。
山地のカラマツの伐採木にて・・・


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ヒメシロコブゾウムシ

2022年01月27日 | 探索日記(生物)




ヒメシロコブゾウムシ
日本各地に分布するゾウムシの仲間で、体長は11㎜~14㎜前後。
白くてゴツゴツした格好良いゾウムシ、見つたらつい撮影してしまうデルモですww


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テツイロハナカミキリ

2022年01月26日 |  ●カミキリムシ科


テツイロハナカミキリ Encyclops olivacea (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ミズナラ・クリ・ダケカンバなど
[時 期] 5月~7月
※ 体長は約7㎜~10㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
上翅は暗銅色で金属光沢がある小型でスマートなハナカミキリ。
成虫は春~夏にかけてミズキ・ツルアジサイなどの花に飛来する。夜間灯火にも飛来する。
幼虫はミズナラ・ダケカンバ・クリなどの大木の生木樹皮下コルク層を食べて育つ。



葉の上で休んでいたテツイロハナカミキリ



花掬いで採集したテツイロハナカミキリ


[採集時のテツイロハナカミキリ]

 


[テツイロハナカミキリの標本]

 


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シロトラカミキリ

2022年01月25日 | 探索日記(生物)


シロトラカミキリ
日本各地に分布するカミキリムシの仲間で、体長は10㎜~15㎜前後。
春から早々見られるシロトラカミキリ。
花掬いでは常連さんですね。


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タテスジゴマフカミキリ

2022年01月24日 | 探索日記(生物)


タテスジゴマフカミキリ
日本各地に分布するカミキリムシの仲間で、体長は7㎜~12㎜前後。
毎年見る事が出来るタテスジゴマフカミキリ。


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セミスジコブヒゲカミキリ

2022年01月23日 |  ●カミキリムシ科


セミスジコブヒゲカミキリ Rhodopina lewisii (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 針葉樹・広葉樹各種
[時 期] 6月~9月
※ 体長は約10㎜~20㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
成虫は針葉樹または広葉樹の枯れ枝で見られる。
特にアカマツ・モミ・コナラ・クリ・カエデ・ダンコウバイ・エゴノキ等の菌の回った枯れ枝などで見られる。
枯れ枝に発生する菌類を好んで食べているので、そうした枝で見つける事が多い。
♂の触覚は付け根付近(第1節・第3節)に2つの瘤が見られ、♀は付け根(第1節)に1個の瘤が見られる。
上翅の模様は黒と黄褐色のまだら模様。









クリの枯れ枝で見つけたセミスジコブヒゲカミキリ







広葉樹の枯れ枝についていたセミスジコブヒゲカミキリ



♂のセミスジコブヒゲカミキリ、触覚の付け根付近にコブが2個あるのが特徴



♀のセミスジコブヒゲカミキリは触覚の付け根に1個だけコブがあるのが特徴





札幌市内で見つけたセミスジコブヒゲカミキリ(ハリギリの倒木と、カエデの衰弱木でオスとメス各1匹づつ採集)


[採集時のセミスジコブヒゲカミキリ]

 
左:カエデの枯れ枝にて採集したセミスジコブヒゲカミキリ
右:クワの枯れ枝にて採集したセミスジコブヒゲカミキリ

 
左:カエデの枯れ枝にて採集したセミスジコブヒゲカミキリ
右:クリの枯れ枝にて採集したセミスジコブヒゲカミキリ


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エリザハンミョウ

2022年01月22日 |  ●ハンミョウ亜科


エリザハンミョウ Cylindera elisae (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約9㎜~11㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~低山地に生息しやや局地的ですが個体数は多い。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

エリザハンミョウはハンミョウの仲間の中でも珍しく灯火に集まる習性のあるハンミョウで
主に河原や海岸付近の湿った砂地に生息し、夜間灯火にも飛来する。
北海道での産地はやや局地的で見られる環境が年々減少傾向にある。
成虫は春から見られ、小さい昆虫を補食している。
天気の良い日は積極的に泥地や裸地、砂地などに出てきて忙しなく歩き回り小昆虫を捕食している。
小型のハンミョウで、他種との区別は上翅の模様などで容易に区別する事が出来る。
上翅は光沢のない暗銅色で、上翅に特徴的な湾曲する帯紋がある。
色彩変異があり、黒いタイプや上翅の湾曲帯が太くより白いタイプなども見られる。





とても綺麗な上翅の模様を持つエリザハンミョウ



海岸沿いの砂地でも多数のエリザハンミョウが見られる





河川敷の湿った泥地で見られたエリザハンミョウ















夜間灯火で見られた各地のエリザハンミョウたち


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[採集時のエリザハンミョウ]

 
 


[エリザハンミョウの標本]

 



[エリザハンミョウの生息環境]

 
左:海岸などの砂地
右:河川敷などの湿った泥地


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