こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

マルガタハナカミキリ

2021年10月31日 | 探索日記(生物)


マルガタハナカミキリ
日本各地に分布する、カミキリムシ。
針葉樹の葉先に止まっていた。



今まで採集した事の無い斑紋のタイプ (*≧ω≦)キャハハ♪


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アカギカメムシ

2021年10月30日 | ■カメムシ目


アカギカメムシ Cantao ocellatus (北海道)

[分 布] 本州以南
[食 樹] アカメガシワ・ウラジロアカメガシワ・オオバギ・カキバカンコノキなど
[時 期] 5月~11月
※ 体長は約17㎜~26㎜前後でキンカメムシ科キンカメムシ亜科に属する。

本州以南に分布し、平地~山地まで広く生息し花やホスト葉上などで見られ、夜間灯火にも飛来する。
本来、アカギカムシは南西諸島や東南アジアなどの熱帯域に生息していたキンカメムシ科の昆虫ですが
近年は北上を続け日本各地で目撃・定着が確認されており、北海道でも2018年に初観測され2020年~2021年に集団漂着が
確認されている、北海道では本種の食草となるトウダイグサ科のアカメガシワやオオバキなどが生育して
おらず冬の気温も低い事から本種が定着する可能性は低いとされているが今後の動向を見ていきたい所。

アカギカムシの体色は鮮やかな赤色~淡黄白色で黒色斑紋の縁は淡白色で縁取られるが
斑紋には変異が多く様々なパターンが見られる。
また前胸背側面には鋭い棘のある個体や、棘の無い個体がいる。
棘の出現率はインドネシアなどの熱帯域では100%の出現率になるという。
北海道でのこれまでの(2020年時点)漂着個体を確認したところ約6割程度が棘有だった事が分かっている。
棘有りのアカギカメムシを触る時は、この鋭い棘に注意しないと指に刺さってしまうので注意が必要。
(管理人は生きた棘有りアカギカメムシを採集する際、指にトゲが刺さりしばらく痛みが消えなかった)
さらにカメムシ特有の嫌な臭いが本種は全くしないとの事で、実際に触って匂いを嗅いでみたが
強いカメムシ臭はしなかったものの、ほんのりと淡い香りを確認する事が出来た。





海岸付近の草地で見つけたアカギカメムシ(2021年 北海道)


 

 
アカギカムシの記録(2020年 北海道)


 

 

 
アカギカムシの記録(2021年 北海道)


 
アカギカメムシの死骸
左:日本海側の砂浜に打ち上げられていたアカギカメムシの死骸、2020年には複数の本種が打ち上げられていた
右:コンビニ付近の道路で死んでいたアカギカメムシの死骸、2021年も海岸付近では多数の本種が打ちあがった


 

 
アカギカムシの各部生態写真


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朝露

2021年10月29日 | 探索日記(植物)








朝露
林道沿いの植物に朝露が・・・
太陽の光に照らされたその姿が美しく輝く。



葉の縁についた朝露。
うまい事綺麗に並んで面白い ((o・д・)bグッジョブ♪


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アカオニアメイロカミキリ

2021年10月28日 |  ●カミキリムシ科


アカオニアメイロカミキリ Obrium cantharinum shimomurai (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] チョウセンヤマナラシなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約6.5㎜~8㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。

国内では北海道のみに分布し、チョウセンヤマナラシの多いエリアで見られるが局地的で個体数も少ない。
体は飴色で透き通った明るい色をしており、触覚は基部付近が黒く先端に向かって飴色となる。
脚も基部付近が特に黒く爪先部分に向かって飴色となる。
体には白く短い毛がまばらに生えているのが特徴。
日中ホスト付近の葉の上で休んでいる個体を見る事が出来る。



チョウセンヤマナラシ材から羽化したアカオニアメイロカミキリ





アカオニアメイロカミキリ



アカオニアメイロカミキリの標本(左:♀ 右:♂)


 
交尾中のアカオニアメイロカミキリ


 
採集後のアカオニアメイロカミキリ


 
チョウセンヤマナラシの枯れ枝から羽化したアカオニアメイロカミキリ


[近似種の比較写真]

 
左:ナカネアメイロカミキリ・・・ハリギリなどで見られる、体は明るい飴色で上翅は後方で膨らむ
右:エゾアメイロカミキリ・・・ヤチダモなどで見られる、体は暗飴色でサドチビアメイロカミキリよりやや大きく触覚第1節は長毛の黄色毛が密に生える

 
左:アカオニアメイロカミキリ・・・チョウセンヤマナラシなどで見られ、体は明るい飴色で脚と触角が黒褐色
右:サドチビアメイロカミキリ・・・ヤチダモなどで見られ、体は暗飴色でエゾアメイロカミキリよりもやや小さく触覚第1節は短い白色毛が生える


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キタミトホシカミキリ

2021年10月27日 |  ●カミキリムシ科


キタミトホシカミキリ Saperda perforata (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] チョウセンヤマナラシなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約11㎜~16㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

国内では北海道のみに分布し、チョウセンヤマナラシの多いエリアで見られるが局地的で個体数も少ない。
2016年、佐々木氏により国内で初めて発見されたキタミトホシカミキリ。
北海道北見市で発見されたことから和名を〖キタミトホシカミキリ〗と命名。
国外ではロシア沿海州などユーラシア大陸に広く分布する。
上翅は黄色く10個の黒紋が5個づつ左右対に並んでいる、また側面の黒い縦状筋は中央で途切れる。
上翅の色は黄色と灰色の2種類のタイプが見られ、黄色いタイプは近似種のトホシカミキリよりも鮮やかな黄色となる。
成虫はチョウセンヤマナラシの葉・衰弱木・立枯れなどで見られ、夜間灯火にも飛来する。







キタミトホシカミキリ


数年かけて、初めて採集したキタミトホシカミキリ


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キタセスジヒメハナカミキリ

2021年10月26日 |  ●カミキリムシ科


キタセスジヒメハナカミキリ Pidonia (Cryptopidonia) kurosawai (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] 不明
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約5.5㎜~9.5㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は多い。
体はオレンジ色で上翅中央と側縁に黒い縦状紋が見られ、頭部・胸部は黒くお洒落なカミキリムシです。
日中にセリやハナウドなどの花に良く集まります。
セスジヒメハナカミキリの北方亜種(北海道・東北・新潟・関東北部)だったが、2010年に
別種(キタセスジヒメハナカミキリ)として格上げとなる。



花粉まみれのキタセスジヒメハナカミキリ



ミズキの葉の上で見られたキタセスジヒメハナカミキリ



札幌市内の林道脇の花で見られたキタセスジヒメハナカミキリ


 

 

 

 
北海道で見られるキタセスジヒメハナカミキリ


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カタキハナカミキリ

2021年10月25日 |  ●カミキリムシ科


カタキハナカミキリ Pedostrangalia femoralis (Motschulsky,1860) (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヤマハンノキなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約10㎜~14㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は普通。
体は黒く、肩の部分に黄色い紋が見られるのが特徴ですが、黄色紋には変異があり消失個体も見られる。
前脚は全体が黄色く、中脚と後脚は爪先だけ黄色く他は黒い。
日中には花に良く集まり、伐採木などでも見る事が出来る。



日中に葉の上で休んでいるカタキハナカミキリ



カタキハナカミキリ(左)とヘリグロベニカミキリ(右)



全身黒いタイプのカタキハナカミキリ


 

 
北海道のカタキハナカミキリ


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エトロフハナカミキリ

2021年10月24日 | 探索日記(生物)












エトロフハナカミキリ
北海道に分布する、ハナカミキリ。
今年もエトロフハナカミキリを観察してきました (*≧ω≦)キャハハ♪


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エゾマイマイカブリ

2021年10月23日 |  ●オサムシ科


エゾマイマイカブリ Damaster blaptoides rugipennis (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] カタツムリ・ミミズ・小昆虫など
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約30㎜~45㎜前後のオサムシ科オサムシ亜科に属する甲虫。

国内では北海道のみに分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は普通。
マイマイカブリの北海道亜種で林縁や道路の側溝、樹上や倒木などで見られる。
上翅は凹凸のあるゴツゴツとした暗藍色をしており、胸部~頭部は緑~赤色に輝く綺麗な甲虫です。
地域によって色のバリエーションがありコレクターには人気のある種類の様です。
触って刺激を与えると腹部先端から刺激臭を発する、昔自分が子供の頃に知らずに触って
目に入ってしまい大変な思いをしたことがある。
成虫・幼虫共にカタツムリなどの小昆虫を捕食している、冬は朽木内や土中で越冬するが
成虫・幼虫のどちらでも越冬出来るようです。
雌雄の識別点としては大顎の横から生えている小髭の形状が幅広く台形型になっているのが♂で
やや細くヘラ状になるのが♀です。

















エゾマイマイカブリ(札幌市産)





エゾマイマイカブリ(北広島市産)



エゾマイマイカブリ(勇払郡産)



エゾマイマイカブリ(樺戸郡産)



エゾマイマイカブリ(道東産) カタツムリを捕食していた





エゾマイマイカブリ(道北産) 海岸の砂地を歩いていた



10月 朽木内で越冬の準備をしていたエゾマイマイカブリ





たまに木を上り下りしている個体を見る事があります。
木登りも上手な様です。



エゾマイマイカブリの標本


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サビカミキリ

2021年10月22日 |  ●カミキリムシ科


サビカミキリ Arhopalus coreanus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 針葉樹各種(主にマツ科)
[時 期] 6月~9月
※ 体長は約10㎜~27㎜前後のカミキリムシ科クロカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は少ない。
北海道では主に南部に分布する。針葉樹の衰弱した木に集まり夜間灯火にも良く飛来する。
道央以北に分布するムネツヤサビカミキリに似るが、識別は胸部の艶のあるなしのようだが
個人的には良く分からない為採集した場所によってサビカミキリとムネツヤサビカミキリを区別している。
ちなみの前胸背板(胸部)部に艶がある方がムネツヤサビカミキリで艶の無い方がサビカミキリとして区別できるようです。
両種ともに体は全体的に黒褐色~赤褐色で和名の錆色となる。











針葉樹のやや弱り気味の樹皮で見られるサビカミキリ





夜間灯火に飛来したサビカミキリ





大きさには個体差がかなりあるが、写真の個体は割と大型の個体です


〖 サビカミキリとムネツヤサビカミキリの標本画像〗

 

 

 
サビカミキリの標本

 

 

 
ムネツヤサビカミキリの標本と生態画像


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