こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

クロモンサシガメ

2022年03月31日 | ■カメムシ目


クロモンサシガメ Peirates turpis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約13.5㎜~15㎜前後でカメムシ目サシガメ科クロモンサシガメ亜科に属する。

日本各地に分布し、低山地~山地まで生息し個体数はやや少ない。
成虫は草地の草元や石の裏などを探すと見つけられます。
色彩の真っ黒なサシガメで、長翅型・短翅型がいるそうで、短翅型は飛ぶ事が出来ない。
地面や樹上を歩き回り、小さな昆虫類を捕食する。



山地の林道脇の葉の上で見られたクロモンサシガメ


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キバラヘリカメムシ

2022年03月30日 | ■カメムシ目


キバラヘリカメムシ Plinachtus bicoloripes (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] マユミ・コマユミ・ニシキギ・ツルウメモドキなど
[時 期] 4月~11月
※ 体長は約11㎜~16㎜前後でカメムシ目ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は普通。
成虫は日中にニシキギやマユミなどの実や葉の上で見られる。
体は腹部が黄色く翅は黒い、また腹部の側面(翅からはみ出している部分)は黒と黄色のまだら模様。
触角は黒色で先端節のみ赤褐色、脚は白と黒のツートンカラーでなんともお洒落なカメムシです。
キバラヘリカメムシはカメムシの様な嫌な臭いではなく、青りんごの様なフルーティーな香りがする不思議なカメムシです。







成虫のキバラヘリカメムシ、マユミやニシキギの実や葉では良く見られます



幼虫のキバラヘリカメムシ、まるで怪獣の様な容姿です







キバラヘリカメムシの集団幼虫







自宅近くの公園で見つけたキバラヘリカメムシ


 
自宅の庭にも現れたキバラヘリカメムシ


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オオクチブトカメムシ

2022年03月29日 | ■カメムシ目


オオクチブトカメムシ Picromerus bidens (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] 蛾などの幼虫
[時 期] 6月~11月
※ 体長は約13㎜~16㎜前後でカメムシ目カメムシ科クチブトカメムシ亜科に属する。

北海道・本州に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数はやや少ない。
成虫は日中に草むらの葉の上でなどで見られる。
体は褐色で小楯板の先端は白黄色。
前胸背側角が鋭く尖っており、腹部の張り出しも強い。
雄の腹板に黒色紋はなく、メスでは第7節に1個だけある。



2022年7月 北海道 草地で見つけたオオクチブトカメムシ





北海道で見られたオオクチブトカメムシ


[近似種の比較写真]


左:クチブトカメムシ・・・オオクチブトカメムシよりやや小さく、前胸背側角は鋭く尖る。
中:オオクチブトカメムシ・・・クチブトカメムシよりやや大きく、前胸背側角が細く鋭く尖り、腹部の張り出しも強い。
右:チャイロクチブトカメムシ・・・体の赤味が一番強く、前胸背側角は丸みを帯び側方に突出する。


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アシアカカメムシ

2022年03月28日 | ■カメムシ目


アシアカカメムシ Pentatoma rufipes (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ハルニレ・ミズナラ・カツラ・カンバ類・カエデ類など多くの植物
[時 期] 7月~9月
※ 体長は約12㎜~18㎜前後でカメムシ目カメムシ科カメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、低山地~山地まで広く生息し個体数はやや少ない。
山地性のカメムシで、樹上にて生活しているが夜間灯火にも飛来する。
上翅は光沢のある銅色で肩部がアーチ形に大きく張り出し、小楯板先端部は淡黄色になっている。
腹部側面が黄色と黒のまだら模様になる。







夜間灯火に飛来したアシアカカメムシ



山地で見られたアシアカカメムシ



夜間シラカバの樹皮にいたアシアカカメムシ


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オトシブミの仲間

2022年03月27日 | ■未同定ファイル
今回は過去に撮影した未同定種の掲載です。
名前は調べても分からず未同定種として掲載致します v(。・ω・。)ィェィ♪


未同定種 1
撮影:2021年6月 北海道(カエデの葉スウィーピングで見つけたオトシブミ)
ツツムネチョッキリかなと思ったが黒いタイプなので気になります。



未同定種 2
撮影:2021年6月 北海道(梅の実に穴を開けていたオトシブミ)
ツツムネチョッキリっぽい。





未同定種 3
撮影:2021年6月 北海道(ヒメリンゴの葉のスウィーピング見つけたオトシブミ)
ツツムネチョッキリっぽい。

もし分かる方がおられましたら
同定のご指導並びにアドバイスお願い致します ☆ヽ(▽⌒*)オネシャス♪


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不明幼虫など

2022年03月26日 | ■未同定ファイル
今回は過去に撮影した未同定種の掲載です。
名前は調べても分からず未同定種として掲載致します v(。・ω・。)ィェィ♪




未同定種 1
撮影:2021年5月 北海道(ミズナラの葉で見つけた幼虫)







未同定種 2
撮影:2021年6月 北海道(ヌルデの葉で見つけたアリとアブラムシの仲間)



未同定種 3
撮影:2021年6月 北海道(寄生されている幼虫、シマカラスヨトウの幼虫かな?)



未同定種 4
撮影:2021年6月 北海道(ヤナギの葉で見つけた幼虫)
※ 追記:オカモトトゲエダシャクと教えて頂きました、ぶんぶんさん、ありがとうございます。





未同定種 5
撮影:2021年8月 北海道(なんの葉か分からないけど見つけた幼虫、タテハチョウ系の幼虫っぽいけど)
※ 追記:ルリタテハと教えて頂きました、fukurouさん、ありがとうございます。



未同定種 6
撮影:2021年8月 北海道(イタドリの葉で見つけた幼虫、シャクガ系)





未同定種 7
撮影:2021年8月 北海道(イタドリの葉で見つけた幼虫、ハチ系??)
※ 追記:オオコシアカハバチと教えて頂きました、ぶんぶんさん、ありがとうございます。



未同定種 8
撮影:2021年9月 北海道(不明の葉で見つけた幼虫、タテハチョウ系??)
※ 追記:ルリタテハと教えて頂きました、ぶんぶんさん・fukurouさん、ありがとうございます。

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同定のご指導並びにアドバイスお願い致します ☆ヽ(▽⌒*)オネシャス♪


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キボシカミキリ

2022年03月25日 |  ●カミキリムシ科


キボシカミキリ Psacothea hilaris (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] クワ・イチジクなど
[時 期] 5月~10月
※ 体長は約14㎜~30㎜前後のカミキリムシ科フトカミキリ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
成虫は日中にクワやイチジクなどの衰弱木・生木などに集まる。
体は黒色で灰白色の微毛に覆われ上翅の翅端の内・外角がわずかに尖る。
触角の長さは、雄では体長の3倍、雌は体長の2倍程度となる。

地域によっていくつかの亜種に分かれているが交雑などにより、今後ますます種の同定が困難になってくると思われる。
前胸部の左右端には黄色の縦紋が見れるが、この黄色縦紋については連続し1本の縦状になっているのが『関東(東日本)型』と呼ばれ
途中で途切れているのが『関西(西日本)型』と呼ばれている。
※ 北海道南部で見られる個体群はこの黄色縦紋は途切れる為、関西型になると思われる。
DNA解析によれば関西型が中国大陸の個体群、関東型が台湾の個体群と同じ塩基配列を有している。
しかし、近年では地球温暖化の影響もあってか、関西型も東北地方まで分布を広げており、両種の交雑が起こっていると考えられている。




クワの葉で見られたキボシカミキリ



クワの細い枝で見つけたキボシカミキリ



クワの葉を齧るキボシカミキリ







クワの細枝で見られたキボシカミキリ


クワの衰弱木で見られたキボシカミキリ



真横から撮影したキボシカミキリ


[採集時のキボシカミキリ]

 
 
 



[キボシカミキリの標本]


キボシカミキリ
左(雌表):中(雌裏):右(雄表)
キボシカミキリの標本
以前『月刊むし』にて『北海道のキボシカミキリ』の短報を書かせて頂いた際に掲載した
北海道のキボシカミキリです、現地での個体数は多くクワの害虫として定着しそうです。


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ミヤマアカネ

2022年03月24日 | 探索日記(生物)




ミヤマアカネ
日本各地に分布するトンボの仲間で、体長は32㎜~39㎜前後。
晩夏、市内の山地の河川敷で撮影。。。


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シラキトビナナフシ

2022年03月23日 | 探索日記(生物)




シラキトビナナフシ
北海道・本州・四国に分布するトビナナフシの仲間で、体長は43㎜~52㎜前後。
ミズナラの葉のルッキングにて採集。
体が緑色で木の枝のように細長く、単為生殖(雌だけで産卵)を行って子孫を残す変わった虫です。


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シロオビナカボソタマムシ

2022年03月22日 |  ●タマムシ科


シロオビナカボソタマムシ Coraebus quadriundulatus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] キイチゴなど
[時 期] 4月~7月
※ 体長は約5㎜~9㎜前後のタマムシ科ナガタマムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数はやや少ない。
成虫は日中にキイチゴの葉の上で見る事が出来る。
このグループの仲間の中では比較的見つけやすい種でキイチゴの葉があればたいがい見られます。
頭胸部は金銅色、上翅は金属光沢のある褐銅色~紫銅色で、翅後方に2本の白い横紋が見られます。
上翅を広げた時に見える腹部が金属光沢のある青藍色で非常に美しい。
幼虫は、キイチゴの枝の中に穿孔する。









キイチゴの葉で見られたシロオビナカボソタマムシ



札幌市内の森でキイチゴの葉で見られたシロオビナカボソタマムシ


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