8月18日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第165回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を12個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2242個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2020部となりました。
今回で通算180回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2242人の子どもにビタペクトを、2020家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が自分の子どもと親戚の子どもを引率していました。
(家族A)
ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが自分の子ども1人と姪1人、多子家庭協会の子ども5人を引率していました。
この中で7歳の女の子1人だけがジロービン(チェルノブイリ原発から約170キロ)に住んでいます。
この家族には6個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの測定結果はこのとおりです。
このお母さんが引率してきた子どもの中には2009年、2010年、2011年、2012年、2013年にも保養滞在した子どもがいます。過去の測定についても結果を表記しています。
以前の滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第96回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第104回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第119回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第136回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第155回」(家族A)
母親(事故発生時14歳)9ベクレル(2010年測定)→ 10ベクレル → 16ベクレル → 13ベクレル → 13ベクレル
三女(16歳)23ベクレル(2009年測定)○ → 22ベクレル ○ → 34ベクレル ○ → 35ベクレル ○ → 33ベクレル ○ →38ベクレル ○
姪 (8歳)23ベクレル ○ → 30ベクレル ○ → 37ベクレル ○ → 37ベクレル ○ → 27ベクレル ○
女子(14歳)16ベクレル(2011年測定)○ → 16ベクレル(2012年測定)○ → 11ベクレル
男子(10歳)35ベクレル ○
男子 (9歳)24ベクレル ○
男子 (8歳)21ベクレル ○
女子 (7歳)32ベクレル(2012年測定)○ → 26ベクレル ○
子どもたちの健康状態についてお母さんにお話をうかがいました。
三女は胃潰瘍を持っています。さらに2年程前から脱毛が始まりました。
8歳の女の子も同じころ脱毛が始まり、現在この2人は薬による治療を受けています。
10歳の男の子も数年前脱毛が始まりましたが、薬によって現在は治っているそうです。
脱毛という症状はSOS子ども村での聞き取り調査では聞いたことがなく、驚きました。
家族Bのお母さんも「私も6年前から毛が抜けるのが多くなって、朝起きると枕についた毛の多さにびっくりする。」と話していました。
このお母さんの妹さんも33歳なのに、5年前から脱毛がひどくなり、円形脱毛症になっているそうです。
お母さんたちの年齢はチェルノブイリ原発事故発生後生まれた世代ですが、事故が起きてから20年以上も経過した今ごろになって、毛が抜けるようになるとは思ってもいませんでした。ましてや子どもたちは事故後の生まれなのに、脱毛に悩むようになるなんて、やはり被爆が原因なのでしょうか?
お母さんたちは地元の医者に脱毛の原因を尋ねましたが、はっきりした説明は全くなかったそうです。
14歳の女の子は甲状腺の異常、鼻が常につまっている、足には静脈瘤ができています。
9歳の男の子は胃炎持ちで、チック症のような症状が最近出ています。
8歳の男の子はよく風邪をひき、埃に対するアレルギーを持っています。
7歳の女の子は気管支炎によくかかります。すぐに注射をしないとよくならないそうです。
(家族B)
お母さんが2人の実子と5人の子どもを引率してきていました。この家族にも6個のビタペクト3を渡しました。それぞれの測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
母親(事故発生時6歳)29ベクレル
長男(13歳)28ベクレル ○
長女 (2歳)21ベクレル
女子(15歳)22ベクレル ○
女子(13歳)21ベクレル ○
女子 (9歳)22ベクレル ○
女子 (8歳)31ベクレル ○
男子 (6歳)25ベクレル ○
13歳と8歳の女の子は姉妹です。
子どもたちの健康状態ですが、長男は生まれつき心臓病だったため、5年前に手術を受けました。今はよくなっているそうです。
長女は気管支炎によくかかり、生まれつき腎臓が肥大しています。
15歳の女の子は慢性胃炎を持っています。
13歳の女の子は腎臓病の手術をしたことがあります。
8歳の女の子は6歳まで健康でしたが、急に慢性胃炎、止まらない咳、牛乳、小麦粉、埃のアレルギーが始まりました。さらに甲状腺にのう胞ができていることも分かりました。
6歳の男の子は風邪をよくひきます。
お母さんたちは二人とも、子どもたちはこれからどうなるのか、健康状態はよくなっていくのか、心配していました。
現在日本文化情報センターでは着物と人形展が開催されています。そこでSOS子ども村からセンターのほうへ見学も兼ねてやってきてくれました。画像はセンター内で記念撮影したようすです。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物の端切れから作った巾着袋などをプレゼントしました。着物は三代かけて着るけれども、その後も捨てたりせずに小物作りの材料にすることを話すと、感心したり、驚いたりしていました。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト3を12個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2242個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2020部となりました。
今回で通算180回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2242人の子どもにビタペクトを、2020家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から2家族が自分の子どもと親戚の子どもを引率していました。
(家族A)
ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが自分の子ども1人と姪1人、多子家庭協会の子ども5人を引率していました。
この中で7歳の女の子1人だけがジロービン(チェルノブイリ原発から約170キロ)に住んでいます。
この家族には6個のビタペクト3を渡しました。
それぞれの測定結果はこのとおりです。
このお母さんが引率してきた子どもの中には2009年、2010年、2011年、2012年、2013年にも保養滞在した子どもがいます。過去の測定についても結果を表記しています。
以前の滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第96回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第104回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第119回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第136回」(家族A)
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第155回」(家族A)
母親(事故発生時14歳)9ベクレル(2010年測定)→ 10ベクレル → 16ベクレル → 13ベクレル → 13ベクレル
三女(16歳)23ベクレル(2009年測定)○ → 22ベクレル ○ → 34ベクレル ○ → 35ベクレル ○ → 33ベクレル ○ →38ベクレル ○
姪 (8歳)23ベクレル ○ → 30ベクレル ○ → 37ベクレル ○ → 37ベクレル ○ → 27ベクレル ○
女子(14歳)16ベクレル(2011年測定)○ → 16ベクレル(2012年測定)○ → 11ベクレル
男子(10歳)35ベクレル ○
男子 (9歳)24ベクレル ○
男子 (8歳)21ベクレル ○
女子 (7歳)32ベクレル(2012年測定)○ → 26ベクレル ○
子どもたちの健康状態についてお母さんにお話をうかがいました。
三女は胃潰瘍を持っています。さらに2年程前から脱毛が始まりました。
8歳の女の子も同じころ脱毛が始まり、現在この2人は薬による治療を受けています。
10歳の男の子も数年前脱毛が始まりましたが、薬によって現在は治っているそうです。
脱毛という症状はSOS子ども村での聞き取り調査では聞いたことがなく、驚きました。
家族Bのお母さんも「私も6年前から毛が抜けるのが多くなって、朝起きると枕についた毛の多さにびっくりする。」と話していました。
このお母さんの妹さんも33歳なのに、5年前から脱毛がひどくなり、円形脱毛症になっているそうです。
お母さんたちの年齢はチェルノブイリ原発事故発生後生まれた世代ですが、事故が起きてから20年以上も経過した今ごろになって、毛が抜けるようになるとは思ってもいませんでした。ましてや子どもたちは事故後の生まれなのに、脱毛に悩むようになるなんて、やはり被爆が原因なのでしょうか?
お母さんたちは地元の医者に脱毛の原因を尋ねましたが、はっきりした説明は全くなかったそうです。
14歳の女の子は甲状腺の異常、鼻が常につまっている、足には静脈瘤ができています。
9歳の男の子は胃炎持ちで、チック症のような症状が最近出ています。
8歳の男の子はよく風邪をひき、埃に対するアレルギーを持っています。
7歳の女の子は気管支炎によくかかります。すぐに注射をしないとよくならないそうです。
(家族B)
お母さんが2人の実子と5人の子どもを引率してきていました。この家族にも6個のビタペクト3を渡しました。それぞれの測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
母親(事故発生時6歳)29ベクレル
長男(13歳)28ベクレル ○
長女 (2歳)21ベクレル
女子(15歳)22ベクレル ○
女子(13歳)21ベクレル ○
女子 (9歳)22ベクレル ○
女子 (8歳)31ベクレル ○
男子 (6歳)25ベクレル ○
13歳と8歳の女の子は姉妹です。
子どもたちの健康状態ですが、長男は生まれつき心臓病だったため、5年前に手術を受けました。今はよくなっているそうです。
長女は気管支炎によくかかり、生まれつき腎臓が肥大しています。
15歳の女の子は慢性胃炎を持っています。
13歳の女の子は腎臓病の手術をしたことがあります。
8歳の女の子は6歳まで健康でしたが、急に慢性胃炎、止まらない咳、牛乳、小麦粉、埃のアレルギーが始まりました。さらに甲状腺にのう胞ができていることも分かりました。
6歳の男の子は風邪をよくひきます。
お母さんたちは二人とも、子どもたちはこれからどうなるのか、健康状態はよくなっていくのか、心配していました。
現在日本文化情報センターでは着物と人形展が開催されています。そこでSOS子ども村からセンターのほうへ見学も兼ねてやってきてくれました。画像はセンター内で記念撮影したようすです。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物の端切れから作った巾着袋などをプレゼントしました。着物は三代かけて着るけれども、その後も捨てたりせずに小物作りの材料にすることを話すと、感心したり、驚いたりしていました。
最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。