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北朝鮮が水爆実験?…どうしてこうなったんだ北朝鮮 『ドキュメント北朝鮮』より~②朝鮮戦争

2016年01月06日 | 雅無乱日記

前のエントリーNHKスペシャル『ドキュメント北朝鮮』のまとめの続き。

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その後、北緯38度線で分断された朝鮮半島は戦火に巻き込まれることになる。

1950年6月、北朝鮮は南に進行を開始。
ソウルを陥落させ、一時、南端の釜山の近辺まで迫る。
ところが、南から国連軍(実質は米軍)が介入し、一気に北に押し返す。
さらに、中国やソ連が北に加勢し、南に押し戻す。
別名「アコーディオン戦争」と呼ばれる所以である。
この戦争で、国土は荒れ果て民間人が大量に殺戮され、難民が溢れた。

詳しくはウィキペディア「朝鮮戦争」を参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%88%A6%E4%BA%89

この冷戦の代理戦争で、同じ民族同士で血で血を洗う争いが繰り広げられた。
この状況をちょっと想像してみてほしい。例えていうなら、東京を首都とする東日本と、大阪を首都とする西日本が戦車やミサイルや戦闘機を使って全面戦争をするようなものだ。
戦闘自体も凄惨を極めたが、それ以外にも家族は分断され、同じ民族で敵味方も見分けも付かずスパイや密告は横行、隣人への疑心暗鬼は増大し、朝鮮民族に大きなトラウマを残した。
100万人以上が死に(一説には400万人とも言われる)、1000万人以上が離散家族となった。

※画像は↓ここから。朝鮮戦争を描いた映画“ブラザーフッド”より
 http://www.inbong.com/2004/brother/
 (まだ観てない人は“シルミド”とともに必見!)

1953年、大量の犠牲を出して朝鮮戦争が終結すると、金日成は、「我々はアメリカ帝国主義に勝利した」というプロパガンダを始める。

その間、ソビエトから政権周辺に送り込まれたソ連系朝鮮民族が、金日成を支えた。その数400人以上。

カザフスタンに住むそのうちの一人、チョン・サンジュン元文化宣伝長次官が取材に応じ、こう語る。
>スターリンと同じように金日成も絶対的に崇拝されるべきだと当時は考えた。それが当時は正しいことであり、疑いは全くなかった。

その後、金日成は権力を利用して、反体制派の粛清を始めた。

当時の朝鮮は4派閥があった。
①国内派:朝鮮半島で抗日活動を行っていたグループ
②ソ連派:ソ連系朝鮮人のグループ
③中国派:中国で抗日活動を行っていたグループ
④パルチザン派(満州派):キム・イルソンの派閥(当時は最小だった)


まず、副首相のパク・ホニョンが、アメリカのスパイとして逮捕され、処刑された。
その後、朝鮮戦争の失敗の責任の全て押し付け、パク・ホニョンの派閥(国内派)を一掃する。

次に、スターリンの死によってソ連からの統制が緩み、粛清の刃をソ連派に向ける。
スターリン政権をモデルに金日成の個人崇拝を押し進めてきたソ連派は、自らが与え強化したその強大な権力によって次々と粛清・追放されることになった。

ソ連がフルチショフ体制になりスターリン批判が始まると、金日成の個人崇拝も批判されるようになる。
金日成は、フルチショフより直接提言を受け、一度は「個人崇拝を排除する」と約束したと言われている(しかし、彼は逆の方向…つまり個人崇拝の強化へと突き進む)。

ソ連からの批判で勢いづいた中国派がクーデターを計画。
党大会で金日成を正面から批判する。

当時副首相の補佐官であったオ・ギワンはこう語る。
>中国派の一人が金日成の個人崇拝を批判しました。すると、パルチザン派が大勢で罵声を浴びせたため演説を続けられなくなった。他の中国派は発言することさえできなくなったのです。

金日成は、実は事前にクーデターを察知していた。
これをきっかけに粛清の波がまさに中国派を襲わんというときに、再びフルチショフが動いた。
中国の毛沢東とともに特使を派遣したのである。
金日成は、中国派の除名を一時撤回する。

しかし、翌年再び中国派を除名。その波に乗ってついに思想弾圧が開始される。
一ケ月で2000人以上が摘発。裁判は公開され、300人以上が公開銃殺された。

この事態を、ソ連は黙認した(共産主義陣営の一員で、しかも自分達が創ったか依頼政権に「問題がある」ということを公に認めるわけにはいかなかったためだろうと言われている)。



<③につづく>

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