都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

日銀の「アベノミクス政策(国債引受)」と黒田総裁の終わりの始まり

2022-12-05 02:11:47 | マクロ経済

 国債の評価損は9月末に8749億円( https://toyokeizai.net/articles/-/636092 )となった。黒田もこれ以上、量的緩和を「日銀」の経営者として続けにくくある。つまりは、赤字国債の引受機関としての日銀利用の「アベノミクス」の終焉の始まりだ。

 これで、「日銀のアベノミクスのたが」が外れると、イールド・コントロールも正常化し、国債の下落(と利率の上昇)が起こる。

 実質マイナス金利利用の投機である株価や不動産価格の下落が予測される。日銀の含み損はすぐには問題にならないにしても「責任論」はでる。黒田の最も嫌うところだ。

 永すぎた「ぬるま湯金利」は、ゾンビ企業の延命と改革・革新嫌いを生んだ。そして、低金利により家計資産の金利収入を減らした。一方、野放図な政府負債の増大を助長した。

 かたや、中国も7%成長(10年で倍増計画)も、内需のエンジンだった不動産開発が不良資産化し、政治も不安定になっている。アメリカもインフレ対策の利上げで景気後退・リストラにシフトした。

 リーマン・ショックより大きな変化が来るかもしれない、現金を持とう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする