都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

炭味家(大阪 福島):無国籍料理で満腹、盛り上がる

2018-03-31 03:48:29 | 食べ歩き

 送別会は6人で広い個室となり盛り上がる。無国籍料理だが、色々多く食べきれなかった。名物の烏賊おろしマヨネーズはまあまあ。ソースが多すぎる。アレルギーでこれも名物の卵とじを穴子と茸のあっさり煮に替えて頂いたが、良い穴子で小ぶりで、柔らかく、味わいがある秀逸なもの。

 ステーキや天ぷらなどもしっかりした量。最後はお腹がいっぱいになり、気持ちよい会食だった。お酒も色々楽しめて穴場だ。

 35年前、近くの大阪タワーに登ったのと、プラザ・ホテルでデート(カップル用の窓に面した三角のテーブル席があった)したのを懐かしく想い出した。

 ついに送別会で送られる時期だ

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下の子供の承継:金融とプロジェクト

2018-03-30 03:54:38 | マクロ経済

 下の子供が大学院を卒業して就職、プロジェクト・ファイナンスにかかわろうとしている。

当方と似ている分野だが国際的なようだ。大変うれしい。今までバイオなど扱っていたため医薬など開発や合併などマネージメントに能力発揮を望んでいる。入社までの簿記や証券アナリストなど基礎的な予習があるようだ。

 Project Management で体系的な洋書を入社記念に送るつもりだ。合わせてMicro Economicsも。Macro EconomicsN. Gregory Mankiwを学部入学の折にお祝いに渡している。この他に都市計画や建築の関係も用意したが。

 先日、都市計画や都市経営の参考にと、当方の著作や論文の別刷りも渡すと嬉しそう。

 入社してからは、OJTで継続した勉強と強い意志があれば留学もあるだろう。これからは理性だけではなく感性も延ばしてほしい。まずは、文化施設やおいしいお店やおしゃれなお店の多い丸の内、有楽町と八重洲、日本橋や京橋、銀座の街を楽しんでもらいたい。もっとコンサートや美術展に行き、学術以外の本も読んでほしいものだ。基礎体力にラケットを送ったテニスや自転車街歩きも。

 いつの間にか、サラリーマンとしてお金を稼げるとことまできた。今のうちに連れだって、おしゃれでマナーを教えるためのお店巡りを楽しもう。(勤め始めると「こどグル」に自分一人で回るのと言っているため)千駄木の穴子寿しの乃池と高田馬場のとんかつの とん太 にも行かねば。こんどは、蒲田のとんかつなどにも足を延ばしてみたい。

 就職が決まり、親としてほっとした。しかし、本人の社会人としての人生はこれから。当方も定年後、再就職でお互い新人だ!

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麺や佑(大阪 本町):つけめんとメンマでお昼は満腹、スープ割がうまい

2018-03-29 03:47:20 | 食べ歩き

 冬でもつけめん。噛みしめのある幅広麺がうまい。つけ汁は甘目で旨みが濃い。熱いつけ汁がだんだん、ぬるくなってくるのが難点でもっと厚い丼(熱容量がある)に入れると良いと思う。つけ汁に、チャーシューとメンマ(100円別盛、葱と挽肉入り)をまずは入れるのがお決まり。つけ汁には一味を大量に入れると甘さが引立つ。麺には胡椒をかける。

 チャーシューもとろける三枚肉。これをかじりながら前半を楽しむ。後半は大量のメンマでくきくきメンマとぬるいつけ汁での歯ごたえ麺の対比を楽しむ。

 最後のスープ割には、胡椒を入れてピリッと余韻を楽しむ

 帰りは御堂筋を歩くが、陽射しが力強くなってきた。本町4丁目北西角の御堂ビル( http://www.aaj.or.jp/wp/wp-content/uploads/midou_summary.pdf )もリニューアルして53年目、入社したのは36年前。ホテルが増えて、古い名建築が取り壊された。

 春が近い

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東大大学院の卒業式に上京:当日

2018-03-28 03:53:05 | 都市計画

 またもや、興奮しているのか5時から活動。暗いが、お茶の水、水道橋をうろうろ。店はあまり開いていない。昨日の雨でGIOX Gore-Texに水が入り、足の裏が気持ち悪い。立ち食いソバに入るが、地雷。諦めて、おにぎりに強いローソンで、鮭ハラミのおにぎり、パイナップル・キウイ・夏みかんのフルーツ・セットを買ってホテルでゆったり。

 8時に地下鉄で乗換えて根津まで。卒業式は安田講堂だが、小さいため父兄は別室でモニターだから少ないと思ったら、多い多い。学部卒業生が3千人、大学院の修士も3千人、博士は千人。修士にほとんど進み、三分の一が博士になるとは優秀だ。その、修士と博士の親、祖父母が大挙して地下2階の体育館( 御殿下記念館 )に、設計は芦原義信( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%A6%E5%8E%9F%E7%BE%A9%E4%BF%A1 )だが25年前の作品にしてはどうかな( http://www.ashihara.jp/da/html/work0104jb_tokyo_univ_gotenshita.htm )。ぶつぶつ言いながら地下2階まで長い階段を下りる。あらら、3千人くらいいて、スクリーンは2面で後ろの方。周りは親が多い。

 まず、演奏はニュルンベルグのマイスタージンガー( https://www.youtube.com/watch?v=MYXFp5O75Ow )で景気よくとおもったらなんと、Mozart Divertimenti KV.136 2nd Movement 、あまり聴かない初期の曲だ。地味すぎる、それとも演奏能力の、問題か、安田講堂の音響のためかと訝った。

総長の告示は前もって用意して様でアドリブがなく「読み上げ」みたいな優等生的でつまらない。「知のプロフェッショナル」なら「智」でも「治」でもいいが、「痴」も欲しいものだ。子供も「京大の方が面白い!」との感想。

 とりあえず終わって、安田講堂( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E7%94%B0%E8%AC%9B%E5%A0%82 )の前の「東京大学 学位授与式会場」の立て看板の横で記念撮影と思ったら長蛇の列。小雨のなか40分並ぶ。子供を色々、記念撮影。無事撮れました。

子供は研究室に、我々夫婦は根津のオトメ(中華)に。これが終わってから、愚妻の次の神保町のホテルまで荷物を運ぶ。

 神保町のスズラン通りを懐かしく歩く。帰りはうな丼でも持ち帰りと思って立ち寄ると、「準備中」に。あらら。キッチン南海でなんか食べてやろうかと思ったが無理だ。天丼ととんかつのいもやも今月末で閉店と聞く。思えば、自分の大学院卒業は36年前、そして定年退職。街は変わり、己も老いる、心だけが後についてくる。

 感傷に浸っていると現実で、子供に貸したATB1988 Cannondale )を輪行で持ち帰る。下宿まで行って輪行バッグにどうにか入れる。付属品が重い。管理人に預け、谷根千を夫婦でぶらぶら。

 蛇道を歩く。色々話しながら、ゆったりと。芋甚で抹茶アイスクリームを分け合う。愚妻は面白そうなお店に興味津々、子供とあまり歩かなかったようだ。

 どうも、濡れた靴で足が痛い。夕焼けだんだんまで歩こうとしたら、しんどい。折り返して、根津交流館で一休み。

 輪行で、重い、タクシーで東京駅の八重洲は難しいというので、丸ノ内の南口に。けっこう大変で新幹線まで愚妻とともに。愚妻は東京泊まりのため、子供の到着待ちと、新幹線の東京側の後ろ席に輪行を入れる準備。お弁当は悔しさもあり鰻(2,160円)を奮発。お酒とお茶も用意。

 やがて子供と合流。帰洛へ、京都駅からは八条口からタクシーで8時前。

 京都の自宅が一番落ち着く

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おくだ(京都 元田中):カキフライは大きく、4個でカレーの下味

2018-03-27 03:42:53 | 食べ歩き

テニスのあと、はふうに行こうとしたら休日(水)、気をとりなおして元田中まで。12時半だが、1席手前の奥に空いている。

 カキフライ(940円)は4個で大きい。衣も厚く、牡蠣を蒸すタイプ。塩味がしっかり、タルタル・ソースは大量でマヨネーズ主体。レモンをかけて、端からしゃりしゃりたべる。衣はすっきりで牡蠣はほっこり。衣に醤油をちょっと、タルタル・ソース一杯がうまい。

 気が付くと、衣にカレーの香りが。なかなか見ない手法だ。

 ガルニのキャベツが少ない。大量のご飯と、持ってき忘れた赤出汁(おかげて熱々)。ご飯はタクワン2切れ、ポテト・サラダにソース、援軍のタルタル・ソースで食べきる。それにしても大盛のご飯で、さらなる大盛も無料だ。

 周りにはかつ丼の並と上(とんかつ2枚)が多い。学生街の飲食店に来ると昔の思い出と若返ったような気がする。早稲田の街と元田中は安い飲食、古本屋、学生が似ている

 

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東大大学院の卒業式に上京:前の日

2018-03-26 03:51:09 | 趣味

 22日の朝9時からのため、前泊のスケジュール。夫婦と子供で21日は7時過ぎの新幹線で10時に東京着。地下鉄の24時間券(600円)を購う。

生憎の氷雨で、そのうちみぞれに変わる。外は嫌というため、銀座で交通会館に。各地の物産展が店を張る。地下にも多く、飲食店でおかめ、アジフライの店など案内するとうける。

 11:30に口開けの慶楽でやきそばなど楽しむ。日比谷シャンテで10年間過ごしたのが懐かしい。ゴジラのあった前庭は改修中。向かいには、東京ミッドタウン日比谷と名付けられた( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%E6%97%A5%E6%AF%94%E8%B0%B7 )三井不の開発が巨大だ。未だ開業前で内覧会が開催。

 先日、森ビルでセミナーをやったお礼頂いた招待券で、六本木ヒルズの52階「少年ジャンプ展」を見に行く。子供が楽しんでいる。展望台からは真っ白で景色が見えない。外の窓台には雪が積もる。下の商業をゆったり楽しむ。

 銀座の伊東屋と伊東屋Ⅱ(画材など昔の雰囲気が残る)、裏に抜ける通路とベトナム・ラーメンの話で盛り上がる。松屋も覗いてアトリウムを紹介。

 予約していた下谷の香味屋へ。駅からちょっとあるが花街洋食の名店だ。ゆったり、カキフライ(最後だったそうだ)、御職のメンチカツ、最上と思っているハヤシライスで〆る。ハイボールとウオッカ・リッキーがうまい

 日比谷線と丸ノ内線で御茶ノ水まで。東京ガーデン・パレス・ホテルに泊まる。日建設計で、へこんでいる曲面と丸い鼻のようなポーチで有名。日本医科歯科大学の北にある。愚妻の関係でえらく安い。リニューアルしてあり、静かで快適。ここは良い、周りにコンビニや飲食(小川軒も近い)も多い。良いのは、背中を洗える、ヘチマタオル(使い捨て)だ。また、遮音が良く、北側でもあり静かだ。

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猪一離れ(京都 四条):面白い魚介中華そば、シューマイがうまい、きれい、ていねい

2018-03-25 03:37:10 | 食べ歩き

 初めて訪問。清潔な店内、行き届いた接客。(近くのお店と大違い)

 追い鰹そば(800円)とシューマイ(500円 3個)にする。シューマイはお肉、筍、椎茸にたっぷり大切りの玉葱が入った大きなもの。ざっくりとうまく、下味がついているが辛子と醤油でうまい。持って帰りたいくらいだ。

 追い鰹そばは、はっきり言ってにゅう麺に近い。麺が細く、腰がない。もっと太い新大阪のやすだのような噛み締めのあるのが良いだろう。スープは魚介のみで和出汁に近い。とろろ昆布を入れるとさらににゅう麺を思い出す。卓上に原了郭の黒七味、山椒、一味などあるがお吸い物になる。胡椒は鈍いお味。昆布は羅臼ということだが厚みのある味が出ていない。真昆布か利尻かとおもったくらい癖はないが深みがない。

 チャーシューはうまい。チャーシューメンなどで家畜系のうまみを補完するのが前提かもしれない。和牛の炙りのトッピングもあるが400円増しだ。もともと、肉うどんのような構成で考えているのだろう。

 面白い試みで、楽しめた。真面目な店長ともお話ししたが今後の展開が面白そうだ

 

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うえまち(大阪 上町):つけめんと煮豚で、若い女性も満足頂いた

2018-03-24 03:36:17 | 食べ歩き

 定年も近づく2月に、若い女性スタッフを連れて久々に訪問。つけめんの普通と大盛り、煮豚は2人で分ける。開店を待つ間も、おいしそうな出汁の香りがする。

 カウンターだけだが、椅子の間隔が広くカップルが多い。清潔で厨房3名、奥様がホールで充実した体制。

 つけ汁には、煮豚、角切り煮豚、メンマに斜切りの葱。脂が少なく、透明。真昆布か利尻昆布が大量に使われ、味の下地となっている。割烹で吸い物と言われても違和感がない。

 つやと伸びのある麺は美しく盛られている。粉の旨みがある。つけ汁でほのかに温かくなり、うまみが増す。さっぱりとうまく、合間の、煮豚や葱が楽しい。爽やかな食べ物だ。ときどきつけ汁を飲むと変化になる。麺に胡椒をかけて変化を楽しむ。最後は、メンマを交えて麺を食べつくす。

 お楽しみのスープ割はより昆布の旨みを感じる。

 高いが、丁寧で和めるお昼になった。帰りに空堀商店街や松屋町の玩具屋を案内する。吹き上がる風で人形の顔を乾かせたからこのあたりに集まったと聞いた。印刷屋もしかり。

 春が近い、気忙しい

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平野町スエヒロ(大阪):鉄板ステーキは郷愁の味

2018-03-23 03:35:29 | 食べ歩き

 牛肉石焼220g2,100円と結構な値段。お肉は乱切りで、ハラミのようだ。ピーマン1切れ、じゃが芋2切れがつく。醤油とマスタードで食べる。ご飯は柔らか目、卓上の野沢菜漬もある。

 別にキャベツのサラダ。汁物はない。

 石焼は油をかけており、油っぽい。お肉は固めで味わいはいまひとつ。醤油とマスタードで食べるのは今や古典。お肉に対してご飯が足りなくなる。ご飯の御代わりは100円だった。

 眼鏡に脂が飛び散っていた。懐かし系で伊藤忠のビルの地下にもあったのを覚えている。京都にはアヴァンティにもある。

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高安 是空(京都 烏丸):おしゃれなお店だが、量が多く、居づらく、やけに塩っぱくなった

2018-03-22 03:34:25 | 食べ歩き

 唐揚げ1個付き、ごはん、ラーメンの定食は970円。卓上の大根漬けとニラ・キムチが取り放題でうれしい。

 1階の席は出入口やレジに近く落ち着かない。奥の席は口開けなのだが、恰幅の良い方が座って隣は居心地が悪そうなのもあり、窓際の奥に。

 ご飯はおいしく、唐揚げはカレー衣がうまいがダイエットもあり余分の衣を落とすと結構な量。鶏肉もうまくご飯とキャベツがすすむ。合間の大根漬けがうまい。

 ラーメンの玉子の黄身とチャーシュー、大量の葱をご飯に載せる。スープにニラ・キムチを加え、これもご飯にかけるとうまい。

 麺をニラとともにすするとスープがえらく塩っぱい。塩を入れ間違えたのかと思うほどだ。スープがすすれないほどで、がんこラーメンの悪魔みたいだ。ご飯を楽しむと麺がいつも余る。

 アラカン用に、「麺半分」と「タレ薄目」のオプションが欲しい。

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マドリッド・バルセロナ旅行:ガウディのまとめ

2018-03-21 03:31:38 | 趣味

「ガウディ建築のルーツ」(鳥居徳敏)に特色はまとめられ体系化されている。そのうえで、感じたことをまとめる

前提としてスペインは地震が少ない

床が揺れるのを気にしない。ガウディの建築でも揺れた、地下鉄もグラシア通りなど通過の折振動がある。地下鉄沿道のホテルでも音と振動があった。深度が浅いか、構造が薄いかのどちらか、両方かだ。サクラダ・ファミリアでも工事中の柱には細くてまばらな鉄筋しかなかった。あの傾く4本の柱でこれから一番高い「キリストの塔」を支えるのかと思うと、耐震の違いを感じる。逆に言うと、自由性が高く、柱が細く、階層別に(載せるだけでもあり)構造変更ができる。

ガウディの特色は、構造(斜めの柱など)・設備(ガラリとアトリウム)・表層(有名なタイル、屋上のモニュメント)において、てんこ盛りの設計であり、見ていて「うっとしい」と思うほどだ。

歴史、合理性、装飾をてんこ盛りにしてごちゃ混ぜにしたような印象がある。偉大なる個性であるが、一般的ではない。日本で言うと、バブルにもてはやされた高松伸の建物(多くは、機能性の欠如により20年位で取り壊された)を思い出した。しかしガウディが今でも残り、使われて、愛されているのが違いで偉大な建築だ。

日本では、早稲田の今井兼次、梵寿綱(ぼん・じゅこう)を見てきたが、ガウディの考えの深さ、多様さ、ねちっこさは次元が違う。

 

色々見たが、Església de la Colònia Güell ( https://en.wikipedia.org/wiki/Church_of_Col%C3%B2nia_G%C3%BCell )が未完だがコンセプトが明解で最も良かった。

 

サクラダ・ファミリア教会は、信仰心と、建築家としてねちゃねちゃした思いがあり、複合して「すべて考えつくされないとだめだ」と思ったのだろう。かえって遊びを感じない。

下記のまとめは、別の見方をすると、建物(マクロ)、機能(メゾ)、触れるもの(マイクロ)にも分類できる。

 

1.構造の主張と複合性

①歴史のある地場工法

床をレンガ造薄板ヴォールト(カタラン・ボールト(アーチ)  http://tappeibcn.com/boveda/ )の採用、RC床は少ない、レンガ積み柱など、煉瓦の採用

②独自の複合構造

レンガ柱を主体に、石・鉄・RCの(傾いた)柱組合せ、床はカタラン・ボールト、ペントハウスはパラボラ・アーチの連続、屋上のタワーはカテナリー、全体で耐震を考えない、載せる複合構造は我が国ではできない。(耐震壁も縦の粘りもない)、(一例としてグエル公園の工事中の広場で周辺の柱の上はカタラン・アーチが組めず、鉄骨3本が入っていた)

③合理性を狙った構造表現

連続パラボラ・アーチ、カテナリー・タワー(階段室の蓋か登るタワー)、傾いた柱(応力をうけるフライング・バットレス兼用)、この上を表層として螺旋、二重螺旋とタイルが飾る

 

2.設備の対応

①アトリウム・窓

日光の導入(当時は電気が高かったか)、通風、暖房の酸化炭素排気

②エルゴノミクス

 金具は人体から型取りを行う、自然からも型取りし、門の意匠など、彫刻の型取りにも→但しこれは今では正しくない。適当な反発、サポート、調整機能(体格や骨格の違いを合わせる)など、多様化している。昔のモダンだ

③暖炉の通風と換気、馬車対応

当時の暖房は暖炉(熱効率が悪く、排気が多く、不完全燃焼も多い→達磨ストーブに進化した)のため排気と吸気が必要、馬車は厩のため吸排気が不可欠、スロープと広い地下空間

様々な通気口やガラリの意匠に展開→自動車になった時も対応できていたのだろうか

 

3.表層の自由性

①自然や洞窟のモチーフ

 開口部や形態は自然をモチーフに、洞窟や水族館は万博ばやりやアール・ヌーボー、デコ、セセッシオンという変革の時代背景

②ペントハウスと屋上の活用

自由な造形のペントハウスは連続パラボラ・アーチとレンガの縦シャフト、屋上には縦シャフトの蓋にカテナリー・アーチの屋根、排気塔 カテナリー・アーチは螺旋(二重)曲線で形取り、破砕タイル、排気塔は自由な造形で兜型が有名、イスラム風も

③変化ある屋上の造形

 連続パラボラ・アーチの上部を活用するうねった床、採光のアーチ、排気塔の造形

 好きかといわれると困る。和食好きが、エスニック料理に挑戦したようなものだ。最もあわないと感じてみてみた。凄さは認めるが、ガウディは一種のブームだと思う。

 今ならCADで合理的な構造もすぐやれる。今回見て仙台メディアテーク( http://www.smt.jp/ )とガウディはかわらないと思った。今なら単純化できるうえ、設備、ガラスも良い。しかも構造のさらなる自由性がある。ガウディを見て伊東豊雄の考えが分かった

 ガウディも地元工法、博覧会の時代性、新技術をとりいれていた。つまり、ガウディは当時、先端を行き、かつカトリックに深く帰依していた建築家と結論づけられる。

 

(おまけ)

 写真は合計7.6Gで千二百枚ほど撮影している。カメラはCanon G7XⅡ、充電で265枚はバッテリーが持つが、エコモードでなかったのと、暗いところでの距離測定のライト点灯などの負荷により150枚くらいで上がってしまった。(以降、エコモードに)画質は良く、満足できる。これらの写真を見ながら考えをまとめました。フィルム時代なら36枚撮りで34本だからリヴァーサルでもとんでもない値段と量になっていた。パソコンでファイルは便利だ。

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マドリッド・バルセロナ旅行:よかったものと要点

2018-03-20 03:48:00 | 趣味

良かったのは

いい都市で、人、歴史、街並みがなんともよい

人がなんとも親切、しかもコミュニティがある。仲良しだ。

空の色が蒼い

歴史物、史跡が多く、史跡や観光拠点となり、さらに教育の場としての博物館になっている。

近代ではガウディなどもあり、目的的に訪問もできる。しかし、ぶらぶら散歩も楽しい。

モールや広場が要所要所にある。街並みも56階で揃っており街並みと街路樹(プラタナスが多い)が綺麗、一日、250枚と普段の倍は写真を撮る。

ゴシック地区、商業地区、山の手、丘の手、水辺など色々なエリアがあり、これを歩いて楽しい、街路やモールでつないでいる。

 

気を付けるべきは

硬水で手が荒れる

皮膚も荒れて、ウオシュレットがない

太陽光が強く、日陰は寒く、日向は暑い、風も強い、夕方は急に寒くなる。

まとめると、保湿剤、ハンドクリーム、サングラスと羽織るアウターが不可欠

 

安全

物乞いなど多い、スリはよく分からない。バルセロナの地下鉄は快適でT10という回数券がお得で、楽だ。

10時頃までは地下鉄も快適・安心だった。ちょっと危険と思うとすぐ逃げ去るのが一番

 

飲食は高い

 観光地でなんでも高い

 Loeweなど3割は安い

 入場料も高い

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マドリッド・バルセロナ旅行:おいしかったもの

2018-03-19 03:46:47 | 趣味

 朝のブッフェでしこたま食べて、夜は買ってきたものをホテルで食べて飲んで、まとめを書くのが多かった。というのも一人旅であり、夜は危ないかなと思っていた。

 ブッフェで印象的だったのは

トマトとトマトのスプレッド、トマト・ジュース:トマトは焼きトマトがうまい、スプレッドはジャムのように上を剥がすタイプで薄目、トマト・ジュースが甘くうまい

オレンジとオレンジ・ジュース 濃い色と薄い色:粒入りでうまい、奥行きがあるお味だ

生ハムとベーコン:どちらも嫌みがない、どしどし食べられる

玉子:ゆで卵の黄身が濃い

チョコレート系のパン:チョコレート・ドーナツ(小)やクロワッサン生地で四角く中にチョコレート入り(小)が気にいった

チュロスはいまいち

一人でもあり、バルやレストランにはいかず、バルでもセットが€20以上、レストランなら€50以上くらい。ううむ、観光地価格だ。ラーメンも多いが€141,850円)と、驚きの値段。UDONという創作うどんチェーンもあった。

 日本食が流行りつつあるのは日本人観光客の増加もあるのだろう。中国人の集団はあまり見ない。韓国人はそこそこ。Furulaで財布を見ていると、中国・韓国の集団が、「これいくら、!アウトレットないの!」と片っ端から取って店員に聞き、(必死で自分の買うのだけ抑えたが、睨まれた)結局買わずに出て行った。何だあれはと思いながら、会計とTAX Refundの手続きをした。(翌日、受理のメールが来たのは驚いた)

 中華料理の店は少ない、韓国料理は見かけない。タイ料理はある。寿司は多いが、チェーンもあり驚きの値段。バルセロナではラーメンが流行だが€15位と高い

 自宅で食べるのが良さそうな都市だ。

 KLMの機内食は、似たような味のお皿が多く、しかも蒸れていて今一つであった。Loungeではスープや中華チャプスイなど意外とうまい。お酒も色々あるが、氷がないのが不思議。

 Cava(スパークリング・ワイン)とAngulas(鰻の稚魚のオリーブ煮)が楽しめなかったのが残念

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マドリッド・バルセロナ旅行(六日目):帰りの飛行機は、眠い

2018-03-18 03:45:26 | 趣味

 朝の2時半に起きて、3時半のお迎え、タクシーで空港に。JTBの方に免税手続きを手伝ってもらう。ホテルから朝食に水、オレンジ・ジュース、ハム&チーズ・サンドイッチ、パン各種、オレンジとリンゴも頂いている。5:20のボーディングでセキュリティの前に食べる。免税店はすべて閉まっている。あらら、土産が買えない。

 KLM6:00定刻に離陸、アムスのスキポールまで2時間半。窓際にゆったり。すぐに朝食が出て、チーズ2種類とハム、ジャム、濃いヨーグルト(これはうまい)にフルーツを入れる。ハイネッケン(250ml)を飲んで眠る準備。

 緊張がなくなり、見なければ損と活動した反動で眠い眠い。アムスで6時間のトランジット。25番のラウンジに席を取り、Wi-Fiと飲み物など。ソファーでくつろげる。E25のラウンジに居たが、出国審査をはじめに済ませてE52が良いぜと言われ、自動パスポート審査へ、速い。免税店で酒と思ったがえらく高い。お土産も良いのが無くて買いそびれる。

 ラウンジでは、お酒もあるが、林檎やサラダ、チャプスイ(野菜の五目炒めの汁だくさん)やミネストローネなど汁ものを楽しむ。この一週間はずっと乾きもののパンが主体であり、野菜、汁もの、麺が恋しい。醤油、出汁、麺の文化に帰ります。

 アムス、スキポールでは動く歩道で“Mind Your Step”と言っているが、どうも“まんじよんせ”としか聞こえない。初めはオランダ語かと思った。(普通ならWatch Your Step ) 昔にMITLowellを聞くと、どう聞いても“ろぅ”だったが。

 パソコンを入れる肩掛けバッグは重い。小さめのキャリー・バッグが欲しい。もう、30年近く使っている。

 今度、京都と東京に行くというアムス在住のイタリア人に「宿はどこが良いか?」と話しかけられた。なんで日本人と分かったのだろう?

 メールを見ると、サクラダ・ファミリア教会で塔に登れなかった返金€7が来ていた。LoeweTax Refundも。カードベースでメール・アドレス登録はお互い便利だ。

 今回、ユーロは2万円分だったが、最後現金を無理に使った。カードでどうにかなる。街中にあるSuper Market という雑貨屋で水を買うとき現金しか使えなかった位だ。

帰りのフライトは日本時間の22時に乗り、翌朝9時に着くという機中泊。よく寝てしまって、起きたら6時ですっきり。

 KLMのフライトは快適、なぜかWi-Fiがつながらないがパーサーと相談。行きは有料で止めたが、帰りがつながらない。

 KLMはトイレやごみ袋にアムスの街並みを描いている。塩胡椒も可愛い木の赤靴を模している。

 ここまでは良いが、Wi-Fiなどの情報設備は使いやすく安定的にしないとビジネス客も離れて行くと思う。

 運航の安定性があるのに惜しい

 関西空港からはMKタクシー(4,100円)で帰る、疲れた。

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マドリッド・バルセロナ旅行(五日目):ゆったり市場やゴシック地区、ウォーターフロントや再開発地区をぶらぶら8時間は歩く

2018-03-17 03:46:17 | 都市計画

 すっかり晴れに。

 ガウディの建築は、見ていないCasa Calvet(非公開、1階はレストラン)をお昼に前を通った。これで主要なのはすべて見た。あまり好きではないが、面白かった。

 朝からBarrio Gótico:ゴシック地区(バルセロナの都市が発祥したエリア 幅員は狭く、京都と同じかそれ以下の48m程度)へ、ディアゴナールからてくてく歩く。並木大通りのPasseig de Gràcia( https://en.wikipedia.org/wiki/Passeig_de_Gr%C3%A0cia,_Barcelona ) 幅員は60mで御堂筋の44mより広い。

 と 線状の緑地のLas Ramblas ( https://en.wikipedia.org/wiki/La_Rambla,_Barcelona )は幅員30m程度で、銀座通(25m)より広いと感じた。似顔絵かきが多い。夜は、プロのおねいさんとスリで有名の様だが、見なかったし被害もなかった。

近くのMercat de Saint Josep という市場を見る。市場とちょい食べができるFestival Market Place に近い。生鮮と総菜の両立で、組み合わせるサラダの店などが流行っている。西にあるMercat de Santa Catarina は大胆な構造、横に史跡がある。

Barcelonaは市場が多く、都心居住に便利だ。しかし、物価は高く、ランチで€10を超える。日本の倍と思えばよい。

 

 Barrio Gótico:ゴシック地区を探検すると、これがすごい

SANTA ESGLÉSIA CATEDRAL BASÍLICA DE BARCELONA:大聖堂で圧巻( https://catedralbcn.org/index.php?lang=en )無料で内部にびっくり、横の別堂もある

その横に、Place del Roi : 王の広場 色々あり歴史を感じる。その一角に

Museu d'Història de la Ciutat (MUHBA) (http://www.totteokiinfo.com/turismo/detalle.php?id_turismo=14 ) :市歴史博物館( €4)見ごたえある歴史遺構の地下保存と昔の城壁と港の都市バルセロナの模型など。大変面白い。バルセロナが城郭都市に港があり、その頃の保存用の甕や、排水溝まで見える。遺構の要所要所に柱を建てて見学用のルートを整備している

 ここでバッテリーが上がる (この日は250枚も撮っていた、色々エコ・モードに変更)そのため、ホテルにまた、歩いて帰る。街並みが楽しいが上り坂。

地元のデパートでお土産にエコ・バッグを探すがない

ついでに、Furla で買い物、日本人女性二人のお買い物に相乗りで、意見を聞いたり雑談。

ホテルに帰り、充電し一休み、最後のどん兵衛をお昼として食べる。(朝夜の二食が多く、朝はブッフェで肉、野菜、果物、ヨーグルト、トースト・パン、卵の黄身などしっかり食べる)

例により、世界の麻婆豆腐探検をしようとしたが、近くの担々麺は€16で止めた

お土産にVeritus(自然食品のスーパー・マーケット)でドライ・トマト€2.508つ購う

休んで出直す

ウォーターフロントに

 得意分野でもあり、コロンブス記念塔を楽しんで、その先に。驚くのは水辺に柵がない。自己責任で、端っこに座って足をぶらぶらしている若者も多い。大きな商業施設があるが、面白い店はなくチェーンが多い。1階のカフェでカラマリでもと思うとない、ホタルイカの天ぷらはあるのだが。しかも高い。

 反対側はヨット・ハーバーで高そうなヨットが多い。カタマランもある。

こ の近くにはL'Institut Municipal del Paisatge Urbà i la Qualitat de Vida (IMPUQV http://www.happytraveler.jp/2015/11/ruta-del-modernisme.html )という近代建築があるが、ねじり面で上に展望施設もある。誰の設計か分からない。この前を通っていると、雰囲気が悪い(都市計画での直感だ)

このあたりはEl Raval : 治安が問題な地区のようだ。モスクが多くイスラム関係、アジア系も多いという。ガイド・ブックには夜立ち入るなとある。実際歩くと、警官の取り締まりが多い。壁面スプレー・ペインティングも目立ち、安いお店が多く、殺伐とした雰囲気も。再開発など多く、アメリカでの低所得者住宅のような団地が目立つ。歴史保存がLas Ramblas の中通り公園であると、西側のこの地区は、地域再生だろうか。歩いていると、60年代の昔の近代建築が多く楽しめるが、周辺の雰囲気と人影に危険も感じた

 地区再生を図るためか、また近くにUniversitat de Barcelona ( https://en.wikipedia.org/wiki/University_of_Barcelona )もあり、大学との連携もあるためか文化施設の配置がある。

Museu d’Art Contemporani de Barcelona (MACBA

 NYMOMAとも連携、前はスケート・ボーダーが練習。リチャード・マイヤーの設計で「白い」。周りの雰囲気と合わずに、「掃き溜めに鶴」を感じた。北に上がる地形であるうえ、舗装が石張りの街のため、スケート・ボードが多く、電動も多い。マイヤーはあまり好きでもないため、通りすぎる

この地区を上がると大学地区で色々なものが集積、安いレストランや古書店、いいな。

 

その他には;

Centre de Cultura Contemporània de Barcelona (CCCB):バルセロナ現代文化センター( http://www.cccb.org/es/ )、Biblioteca de Catalunya:国立図書館がある。

 このまま、裏通りをホテルまで歩く。歩くのが都市計画の基本だ。都市として、文化としてのバルセロナを堪能した。いい街だ。

 帰りに、Casa Millaの屋上にある造形群が西日を受けて、きらきら光っている。ランドマークにはなっていると思った。

 バルセロナの都市開発について参考( http://web.kyotoinet.or.jp/org/gakugei/judi/semina/s1205/index.htm#Mabe006 )

 こんなに良いとは思わなかった、日本からの直行便が欲しい

コメント
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