アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

秀山祭 菊畑

2014年09月13日 | 歌舞伎

NEW歌舞伎座で初の秀山祭!めでたいっ!
去年はこけら落し公演目白押しで…無かったんだよね…。

2014年9月6日(土)

歌舞伎座 11時開演 3階A席:5列下手 

秀山祭九月大歌舞伎
昼の部

鬼一法眼三略巻 (きいちほうげんさんりゃくのまき)
菊畑

ドップリ秋って言うにはちょっと早い9月の初旬だけれど、
この演目ってイイんじゃないの♪
おもわず3階から花道の菊をパチリ!…遠いわぁ。 アハハ。 

吉岡鬼一法眼 歌六
虎蔵実は源牛若丸 染五郎
皆鶴姫 米吉
笠原湛海 歌昇
智恵内実は吉岡鬼三太 松緑

平家の武芸指南役鬼一法眼と、
奴の知恵内(実は鬼三太)は兄弟。
知恵内は”兵法虎の巻”を盗み出そうとしているんだ。
彼の強い味方は奴の虎蔵。実は、主君・牛若丸なのだぁ。
法眼の妹・皆鶴姫は、牛若丸にポ~ッとなっとるのだぁ。
そんな姫に横恋慕してるのが平家の武将湛海。
知恵内&虎蔵の正体がバレちゃったぁ。
さぁどーするッ!

なんだか”花形”だなぁ。
秀山祭も若手を育てる場になってきたんだね。

歌六のドッシリとしたオーラに包まれて、
松緑染五郎がお兄さんとして頑張る。
米吉歌昇がフレッシュさを撒き散らして
バァ~ン!っと体当たりで演ってるよぉお。

若いエネルギーがビュンビュン弾けて、
でもやっぱり水彩画の様に…淡くて薄くて…。
MYツボにはグッサリとはいかなかったけど…。
富十郎の鬼一法眼とか、
吉右衛門や夏雄ちゃん(團十郎)の智恵内とか、
芝翫の虎蔵とか、
ジャッキー(雀右衛門)の皆鶴姫とかとか。
…ああぁ遠い記憶ぅぅ。
爺さま達の、あのドッバァ~!!と濃ゆぅぅい、
滋味溢れる芸が大大大好きなもんで

でも、10年後に若い子達を観たら、
デッカクなったなぁ。そう思うんだろうな。
それが歌舞伎っちゅうもんよね。

菊づくり
花と言えば、春は桜、秋は菊だろう。
『鬼一法眼三略巻』の鬼一法眼は花壇の菊を見て
「咲いたわ、咲いたわ」と嘆声をあげるが、
長命を祈る花とされる菊は、蘭、竹、梅とともに”四君子”と呼ばれる。
桜は日本に自生していたが、菊は九世紀ごろ中国から伝わり、
鬼一が生きた源平時代には貴族に愛でられた。
江戸時代になると、庶民も菊づくりを始め、「花壇養菊集」
といった栽培の手引き書が出た。
この芝居ができる少し前のことだ。(筋書きより)

2階ロビーで原画展
5、6月の2カ月間に筋書の表紙のために描き下ろされた
福井爽人画伯、岩倉壽画伯筆の原画を展示中。

行ってみたよぉ。
2階には沢山の絵が飾られてるもんだから、
キョロキョロしちゃったさ。アハハ
筋書きに印刷されている時はペッタンコなんだけど、
フンワリ感があるし、色も美しいのぉ♪

つづく

秀山祭九月大歌舞伎
2014(平成26)/9/1~25
昼の部 菊畑  法界坊/双面水照月
夜の部 絵本太功記 連獅子 御所五郎蔵

ようこそ歌舞伎へ 中村吉右衛門 

2006年 秀山祭 菊畑 (2006.10.5記)
2007年 中村錦之助襲名披露 菊畑 (2007.4.18記)
文楽 鬼一法眼三略巻 (2009.9.16記) 
鬼一法眼三略巻 待ってました!播磨屋♪ (2012.12.27記) 

2006年秀山祭 (2006.10.6記)
2007年秀山祭 (2007.9.18記)
2008年秀山祭 (2008.9.17記)
2009年秀山祭 (2009.9.18記) 
2010年秀山祭 (2010.10.4記)
2011年秀山祭 (2011.10.3記)
2012年秀山祭 (2012.9.24記)
2014年秀山祭 (2014.9.13記)


コメントを投稿