”菊畑”だ!
歌舞伎じゃぁいつもここだけ。
でも文楽は、
その前も後ろも演ってくれっぞ~
国立小劇場 9/12(土)
18列センター
第一部
鬼一法眼三略巻 (きいちほうげんさんりゃくのまき)
播州書写山の段
この段を観たこと有るのか無いのか…
どっちか忘れちゃったけど(アホや~ん)
でもって、初っ端から
♪飛んで飛んで飛んで~回って回って回る~♪
円広志と夢の国へぇ(ますますアホや~ん)
鬼若丸っちゅ~でっかい若者が、
まわりのヤツラを殴る蹴るッッ!
ギャハハハ~!おったまげ~!
でさ、もっとビックリしたのが
お京と鬼次郎がそこにいたのヨ~!
ホラ、あの作り阿呆…じゃなかった
『一條大蔵譚』(2008/1/28記)
それに出て来るじゃん。
常磐御前を偵察しに来るんだよね。
あの夫婦が…こんな所にッッ。
しかも、お京の弟が鬼若丸だったぁ~!
シエェェエエ!知らんかったぁ。
キャッ!
鶴澤寛治の三味線だ♪
まろやかで弾力のある音色が…
心地好くって…きっと…
ハッッ!!
やっぱり円広志とワープしてしも~た!
でももう眼がシャキッ!(by北村一輝)だもぉん。
浄瑠璃だけじゃなくって、
三味線の音色も耳に届くぅ。
なんて気持ちイイの~♪
さっすが寛治様♪
あ、いつもはあんまり聞こえてけぇへんねん。
私の場合(おいおい)
誰か…死んでる…乳母…。
その亡骸にヒシッと抱きついて
鬼若丸が号泣ーッ!
足も動いてるよぉ!
ウ…ウ…ってぇえ。
この細かい演技が文楽なんだよなぁ。
イイねぇ♪
鬼若丸は自分の手で髪を、
ジョリジョリっと剃りあげてー。
ウピョ!
客席がその動作にどよめいてる。
そうそう、これもまた文楽なんだよなぁ。
弁慶って名前になって…変身っ!(ト~ッ!)
京都へレッツゴ~!
清盛館兵法の段
あっ!松香大夫だぁ~♪
ふんふん。清盛の担当なんだね。
人形の動きが少ないその分、
清盛のデッカサと豪快さを、声で表現っ。
ビンビンきまっせ~!
お~。”三略の虎の巻”絡みで、
皆鶴姫が清盛とご対~面~。
部下の湛海は姫が大好きぃ♪
手を取ってスリスリ~。
ウへぇ。
客席に広がるクスクス笑い。
皆鶴姫も黙っちゃいないぜっ。
こ~なったら勝負ッ勝負ッ!!
薙刀でエイヤ~っっ。
ウぉ~ッ。大の男がめった討ちっっ。
アッハッハ
場内オオウケ~~!!
お客さんに中年男性が多いんだけど、
演目のせいかなぁ。
文楽ってこんな客層だったかなぁ。
あ~も~9ヶ月ぶりの国立劇場だから、
三味線の音も、浄瑠璃の声も、人形の動きも、
そんなこんなどんなもんも新鮮っっ。
プハ~♪
ああそれなのにそれなのに…
チケットが…ダブルブッキング!!
ギョェエエエ~!!信じらんねぇええ!!
舞台観劇歴約30年のキャリアで
こんな失敗は初めてじゃぁぁ。
地球滅亡じゃぁあ。火星人の襲撃じゃぁ。
猿の惑星じゃぁ。なんじゃかんじゃぁ。
ウウ…
そろそろ次へ向かわねば…
『菊畑の段』を観ずして劇場を後にするとは…
無念なりぃ
で、行った先は → 平家女護島
9月文楽公演
5日(土) ~ 23日(水)
第1部 鬼一法眼三略巻
第2部 伊賀越道中双六 艶容女舞衣
第3部 天変斯止嵐后晴
劇場のハシゴたいへんでしたね。
観劇歴はわたしも似たようなものですが、
ダブルブッキングは経験ないです。
ですが「前売券を買うと行けなくなる」という、
ジンクスがあります。
親戚に不幸がおこった、絶対抜けられない
仕事が入った・・・。
涙なしには語れない、つらい思い出が
たくさんあります。
も~焼きが回りましたよ。
年をとりましたよ。ボケてきましたよ。
ヤレヤレですよ。
呪いの前売券なのですね…。
でも、私がそうだったら全ての劇場へ行けなくなります(涙)
当日券なんて考えられません…。
徳島行き(ジョールリ)を入れてしまいました。どうしましょ~って
悩んでいます。個人にお願いしてとったチケットなので売るのも
どんなもんかと・・・
鬼若の弁慶、いいですよね。これからは「五條橋」だけのときにも
鬼若にしてほしいかも。
アチャ~。
そうですか…売るに売れない事情が…。
「五條橋」観たかったんですが…無念。