アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

9月 歌舞伎座 盛綱陣屋

2008年09月17日 | 歌舞伎


歌舞伎座     9/5(金) 

秀山祭九月大歌舞伎

近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
 盛綱陣屋

作:近松半二 ほか合作
初演:
 文楽/明和6年12月 大坂竹本座
 歌舞伎/明和7年 大坂中の芝居

佐々木盛綱(吉右衛門)と弟高綱。
敵味方で争ったあげく、
高綱は息子の命をも戦の道具として使おうとー。

高綱の息子・小四郎(宜生)を捕らえたのは、
盛綱の息子・小三郎(玉太郎)。

祖母・微妙(芝翫)の心中は複雑…。
日頃は会えない孫の小四郎に、
より強い愛情を示しながらも、
盛綱との約束通り、この子の命を…。

時代物って遠い世界の物語。
だから、感情移入出来なかったり、
そもそも、子供が犠牲になるなんて…。
あんまり観たいとは思わない。
そう後ろ向きになりがち。

だってさ、
首実験で、本当はニセ物なんだけど、
父親の首だと立証する為に、
息子が腹を斬るんだじぇ。

でも人々の、切ないまでの心が交差するとき、
やっぱりジ~ンとくるなぁ…。
こんな気持ちにさせられたのが → 文楽(2007/11)

本家だからこそ、ストレートに伝わるのかも。
フムフム

さて、こちらは歌舞伎。
あ、え、予定では観劇無し!
だったんだけど…。

日頃の行いがあんまりにもイイからって(んなアホな)
神様がご褒美にチケットをくれたんだ。
ヒャッホ~イ♪

1階ってパノラマサイズ!
床もツケ打ちも、視界に入ってきて
なんも言えねぇ~♪
座席は、後ろで柱もあるんだけどね。(2等だぴょ~ん)
嗚呼、嬉すいぃぃ♪

小四郎を追いかけてきた母・篝火(福助
盛綱の妻・早瀬(玉三郎

嗚呼、福ちゃんだ♪
四谷怪談』以来、4ヶ月ぶりとはっ!
ゲゲゲッ!
お久しぶりでございまする…
安蘭けいに浮気中でごめんね。

弓矢でお手紙のやり取り。

福ちゃんはメゾソプラノでアダージヨ。
玉三郎はソプラノでアンダンテ。
この二重奏にQOO~♪
耳が気持ちいいぃ♪

子供を想う母を演らせたら、
泣かせまっせぇ中村福助。
エエ味出してて、ちょっとビックリ(コラコラコラ!)

戸の外から、屋敷内をソ~っと覗いて
息子を気にかける篝火。
その後姿がずでぎいぃ♪

「母様の声聞いて、命が惜しゅうなりました」

宜生・福助・芝翫のスリーショット。
成駒屋三代っ!

中村宜生は、中村橋之助の三男
H13年生まれ。
子供ながらもガンバッテますっ。

ご注進っっ!
お笑い担当は歌昇
黄色い衣装と小さい陣笠。グフフ。
ミニ扇子をパタパタパタ~。
嗚呼、楽しいぃ♪

ついに運ばれてきた”首”
全体はツルっとしてるっ。
白目むいてるっ。
頭から血がタラ~リ。

さあ!宜生っ切腹っ。グッサリっ。

吉右衛門・芝翫・玉三郎・福助
すっげぇメンツに囲まれてるよっっ。

大量のビーム光線が出てる!
あ、オーラだっ。
座頭じゃない玉三郎も見応えあるなぁ。
ガップリ四つ!

4人が奏でる声のハーモニー。
ワンダフオ~ォォ!
これぞ歌舞伎の様式美♪
クラクラくるぅぅぅ。

やっぱりイイわ~♪秀山祭!

干支に因みし戯れ絵の趣親子鷹
  鳥羽絵(とばえ)

サザエさんと波平を足して2で割った
髪型と顔の富十郎

ねずみ(鷹之資)の目は真剣そのもの。

おっと!後見は京蔵だっ。いいぞ~♪

1人と1匹の追いかけっこ。
ドッタンバッタン暴れまチュウ~。

さ、15分の休憩チュウ~。
たい焼き食べてまチュウ~。 → こちら

つづく → こちら

9/2~26 歌舞伎座
夜の部
 近江源氏先陣館/盛綱陣屋 鳥羽絵
 天衣紛上野初花/河内山
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