一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

人間ドックとダイエットと…

2008年05月29日 17時43分23秒 | その他
みなさん、こんにちは!ミタス一級建築士事務所の清水です。

今朝は、朝一番で人間ドックへ行ってきました。

昨年は、脳ドックのMRIも含めて徹底的に行いました。
今年はそこまでは行いませんでしたが、一通りすべて行いました。

結果の出ていないものもありますが、昨年のデーターと見比べながら、
お医者さんとの面談では…

最初にお医者さんが驚きました。
「えっ?…これは…運動とか食事でですか?」

「ハイ、そうです。」

何がかというと、1年前のデーターと比べると、体重が約10キロダウンしていました。
実際には、この1年ではなく、3月からの3ヶ月で10キロダウンに成功しました。
腹囲は昨年比でマイナス8センチでした。

最初の5キロは食事だけで、その後の5キロは運動と食事の両方でです。
もっとも、20代の体重にするのは、さらに10キロダウンが必要ですが、
そこまでですと痩せすぎですから、あと2~3キロダウンさせて維持できれば
ベストかなと思っています。


戻ってきて、簡単にスタッフとの全体ミーティング!

ここで、スタッフに話をした一番大切なことは、

「私は健康を維持することは、最も重要な仕事のひとつという認識に考え方を
変えたので、1年に2回しか行かなかったスポーツクラブへ週2~3回通い、
食事も変えて別の結果を出しました。」

「これから私はどんどん変わります。仕事に対する考え方も変えます…それは…」

どう変わるか、仕事が生きがいであり趣味であることには変わりありませんが
スタッフが聞いて思わず吹き出したこのコメントの続きは…

まあこれからのお楽しみにということで…(^^♪

もう少しで5月も終わってしまいますが、6月は最高のツキ!そして月になりそうです!




建築家 横浜 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu







コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルーノ・タウトのアンクル・トムの小屋

2008年05月27日 16時03分57秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲ベルリンにあるブルーノ・タウト設計のアンクル・トムの小屋と呼ばれるアパート群



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
ドイツエコバウ建築ツアー(25)です。

ブルーノ・タウトという名前は、建築関係の勉強をしていなくても聞いたことが
ある人も多いと思います。

芸術関係から建築へ進んだこともあり、特に色の使い方にこだわりと特徴が
あります。日本へも来日しており桂離宮や伊勢神宮などの日本の美に感激したり、
熱海の日向利兵衛別邸でインテリアデザインを行ったことでも知られています。

アンクル・トムの小屋と呼ばれている、70~80年前にベルリンに建てられた
アパート群ですが、完全に褪せてしまった昔の色を再現しようと、
修復作業が進んでいます。


様々な資料や現場に僅かに残った染料から、色の分析を行ってブレンネ設計事務所
がこれを行っています。


当時好まれていた建物の色は白でしたが、ブルーノタウトは、これに反発して
色ペイントを使い、街を健康的なイメージにしたかったようです。





▲グリーン、ブルー、レッド、イエロー、ホワイト、ブラックを使っています。






▲雨の日でしたが、ブルーが綺麗に見えます。植物の緑とも溶け合っていました。






▲テラスハウス、長屋タイプです。どこの国に行っても、落書きは見かけます。



▲同じグリーンでも、それぞれ色を変えています。






▲この人が、ブルーノ・タウト。
右のポスターは、建物の修復中を表しているイラストです。



▲真ん中にいる人がブレンネ設計事務所のスタッフです。案内してもらいました。



他のエコロジー集合住宅にも連れて行って頂けました。
さらに、設計事務所内でスライドで他の仕事などを見せてもらいながら、
代表のブレンネ氏が、わざわざ説明してくれました。
後日これらも簡単にアップします。




建築家 横浜 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu












コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大きな床下収納庫

2008年05月26日 14時29分58秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲取っ手が2つ見えます。既製品ではなく、現場で造った大きな床下収納庫です。



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

現在住宅耐震補強を行っている現場で、既製品の床下収納庫ではなく
現場で造る収納庫を提案していました。

この現場です。

私は、状況に応じてこの手法を何度か用いています。


①床下が深くて利用し易い。

②床下を目一杯利用しないと収納が足りない。

③湿気対策を考えられる。

という場合です。

平面的に足りなければ、上下を使うしかありません。
ロフトを含め、上下のスペースを最大限に考えます。
ハウスメーカーや他の注文住宅では、ここまで考えませんし、
対応してくれないことが多いですが、スペースが広くて必要ない場合は
不要ですが、そうでない場合は、もったいない空間が死んでいることになります。


既製品ではアルミ枠の縁がありますが、現場で造る場合は、縁は不要です。
但し、無垢フローリングの場合、湿気の多い梅雨や夏になると必ず蓋が
開かなくなります。

ですから、入居してから1~2度蓋を削って調整する必要はありますが、
それについては簡単にできるので問題ありません。


冒頭の写真は、開閉すると以下のようになります。



▲ブルーに見えているのは、断熱材です。これを除けば床下が現れます。
蓋は、床と同じ58ミリの厚みがありますから重いです。
断熱性を考えても、この断熱材は無くても良いとは思います。
入りやすいように丁番を付け、ひっかけフック棒を蓋に付けています。
車のトランクのような感じです。


その他の現場の例を紹介しましょう。



▲1.4メートの深さがあります。車庫の上に4.5畳分の床下収納にしました。
木の棒は、当然蓋に付いています。




▲別の現場ですが、上記と同じパターンです。中が見えますね。
タップリ収納があり、大変役に立っているとのことでした。
中に小さなアルミの三脚ハシゴを置いています。




▲これは、大改造!劇的ビフォーアフターで私が行ったものです。
 キッチンだけでなくローカを含めて約10メートルの長さで、
 床下収納を造りました。既製品だと枠が見えてうるさいのです。
 大変便利に使って頂いていました。




横浜市 住宅リフォーム ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

住宅耐震リフォームの続き

2008年05月21日 18時14分45秒 | 住宅リフォーム・耐震
▲壊してみると、浴室側の土台と柱の下部が腐っていて…


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


2008年5月 9日 
2008年5月13日 の耐震リフォームの続きです。


和室の基礎補強などは、一旦終わり、ダイニングの耐震補強です。

床、壁、天井をすべて解体しました。

基礎補強、耐力壁の補強、金物関係の補強を完全に行い、その他不具合があれば
それを直すためです。

そのため解体が終わったあと、必ず私がチェックし、予定通りの工事で良いか、
他に必要なことはないか、その他の細かい指示を現場でします。

これらは、事前に図面にすべて描くことはできません。
想定外の内容が出てきますし、現場に合った補強方法や手直し方法が必要だから
です。


ダイニングの浴室側の土台と柱が腐っていました。
古い家のリフォームでは良くあることです。





▲この両側の土台が腐っています。


▲この土台と柱の下部が腐っています。


この部分の取替えが必要です。さっそく、大工さんにお願いをして、
その部分をヒノキの土台と柱に交換するよう依頼しました。

さらに、入っていた筋交いの向きがよろしくないので、逆向きにして、
もっと強い筋交いに変えて、金物で補強します。

既存の梁のまま筋交いを付けては問題があったので、新たに2箇所に横架材(梁)
を入れました。こういうことは、解体して既存の現場の納まりをよく見て、
初めて判断、指示ができることです。

金物も細かく指示をして、基礎補強の業者を入れました。

ここでも想定外のことが起こっていて、キッチリ対応するには、
当初の予定より1日余分に工事が掛かりました。


それが終わって、土台と柱の根継ぎです。


▲基礎補強が終わったあと、土台と柱のカットです。



切ってみると、土台の中から白蟻の幼虫が出てきました。
外側からは私も大工も注意して観たのですが、いないと判断していました。

工事ストップで、すぐに白蟻業者の手配です。



▲1本目の土台と柱の下部取替え完了



▲2本目の土台と筋交い、その上部の横架材を入れる。
土台には、アンカーボルトが不足していたので、
ケミカルアンカーのアンカーボルトを取り付け。




工事の工程に支障が無いように日曜に入ってもらいました。

工事が予定通り進まないのですが、
お客様には不便を掛けないように一番問題があって生活しにくい1週間は、
旅行に出て行ってもらっていました。
戻ってくるまでに、何とか約束の床の下張りまでは済ませたいところでした。



▲外壁面には新しい断熱材(ブルーの色)、筋交いや金物、横架材などで補強して
構造用合板となります。



予定の耐震処理を終え、壁を塞いでから、床の下張りとなります。
通常は床を行ってから壁なのですが、耐力壁の補強仕様のため壁から先に行いました。


▲リフォームには、大工さんが現場で構造体の加工をする、
刻みという作業が必要になります。ところが、意外に今、
この刻みができる大工さんが少ないのです。
年配の大工さんでもできない人が増えています。



お帰りになったとき、お約束より1日遅れていました。
予定外の内容が4つあり、そのまま行けば3~4日伸びたのですが、
何とか1日遅れにまで縮めることができました。


お帰りになってのお言葉は、

「主人が、やっぱり、しっかりと行ってくれている。良かったと言ってたわよ。
ここまでしてくれるのは、清水さんしかいないわ。20年前と同じだわね。」

「清水さんが連れてくる大工さんは、ホントみんな良い人ね。やっぱり違うわね。」


いろいろあって余分に行ったことを、私が行く前に大工さんからも聞いていたようで、
工期の遅れは納得して頂き問題にならず、お褒めの言葉とおみやげを頂き、良かったのです。


このお客様は、20年前に私が勤めていたときに一部リフォームを担当したことがありました。
20年前と同じというのは、そういう意味です。技術系のご主人さまで、
じっくり検討され、技術的なことに興味がおありです。

このあとも、まだ工事は続きますが、耐震補強の山場は過ぎました。


みなさんにお知らせいたいのは、リフォーム工事は、実は新築以上に難しいのです。
正しいリフォーム工事や耐震補強がなされているかというと、
実態はほとんどなされていないと私は思います。

リフォーム業者は、素人か素人に毛の生えた人でも行っていますし、
営業担当者、建築士の資格を持った担当者、インテリアコーディネーターの担当
を含めて、本当に正しい知識と判断のできる人は、非常に少ないからです。

新築以上に難しい、でも新築とは比べ物にならないくらい軽視されているのが、
実態です。



住宅リフォーム ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu











コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベルリン郊外のホリディインホテル

2008年05月20日 17時57分07秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲シェーネフェルト空港に隣接したホリディインホテル



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツア-(24)です。

今回は、3泊したホリディインホテルの紹介です。

ベルリン郊外の空港に隣接したビジネスホテルです。
この空港は、旧ドイツ領で、周りには何もありません。
飛行機も飛んでいることに気付いたことはありませんでした。


滞在した時期は、ベルリンやドイツの都市が一番混んでいる時期で、
JTBと現地のコンダクターが必死になってようやく確保してくれたのです。
ベルリン市内であれば何かと便利だったのですが、そういうわけで確保できただけ
OKという状態でした。

そのため、このホテルへ鉄道の最寄り駅から外灯も無く真っ暗な道を、
方向もエイヤと思った方向へひとりで歩いたことなど楽しい想い出もありますが、
エコバウツアーの最後の方にご紹介することにして、このホテルを写真で紹介です。





▲外部カフェテラスの部分です。



▲ロビーですが、ホテルフロントと逆方向のラウンジになります。



▲ラウンジの奥は、バーになっていて夜は、ワイワイガヤガヤ、
外人が(当たり前…)おしゃべりしていました。



▲2階からロビーを見ると、縦のブルーのバーチカルブラインドがアクセントに
なっています。シースルーです。イタリアのホテルでも同じようなパターンが
ありました。高さを強調しています。こういう高さのある部分には、
私はバーチカルブラインドを一度はお勧めしているのは、このためです。
それも、こういう広い空間にはアクセントに思い切って色を使ってみたいですね。



▲青い柱がアクセントになっています。写真がピンボケのため分かりにくいですが、
塗装で大理石の石のような模様を再現しているのです。
これを見て、私が一番のポイントのアクセントに、どんな仕上げにしようかと
迷っていた設計が決まりました。日本では、アイカというメーカーの
イタリアンアートシリーズの仕上げに同じようなものがあります。



▲マガジンラックに照明が組み込まれ、アクセントを兼ねて光っています。




▲もう少し分かり易いのがこれです。



▲階段の裏も曲線にすることで、空間を楽しいものにしています。



▲室内は、ビジネスホテルですからこの程度。



▲▼洗面はこれ。白黒写真じゃないですよ。
御影石のカウンターに大理石が白と黒、グレーのモノトーンですが、
木製の鏡のフレームとドアーは色が付いているのが、わかりますね。
あと、ここにある手元ミラーの拡大鏡。海外では当たり前で、
私は目にまつ毛が入ったときなどにも、便利だと思うのですが(笑)
みなさん、不思議なことに不要だとおっしゃいます…。






次回は、ブルーノ・タウトが設計したアンクル・トムの小屋と呼ばれている
アパートや住戸群を紹介します。これは、その当時の色を再現しようと、
改修が行われているものです。お楽しみに。



住宅設計 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu













コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイクロンと大地震

2008年05月16日 15時40分48秒 | 建築家の日記
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ミャンマーのサイクロンに続いて中国の大地震…。

いずれも当初の報道から想像していた以上に被害が甚大でした。
そいうえば、阪神大震災もそうでした。
一刻も早く救出されることを願っています。

大地震も怖いですが、サイクロンすなわち台風の被害や水害も怖いです。
地球の温暖化現象で、今後ますますひどくなっていくと思います。

今後の建物に必要なのは、
地震、台風、水害対策ですが、これに熱射対策が加わってくるでしょう。

従来は断熱というと、寒さ対策のイメージが強かったのですが、
暑さ対策の断熱性や遮熱性を真剣に考えなくては、ならなくなるでしょう。

耐久性という大前提のもとに、そいうったことを試行錯誤しながら、
私は自分の仕事で追求していっています。

意匠や間取りによる快適性という面は、当然求めていかねばなりませんが、
それだけでは、私の求め続けている本当の意味の「快適な住宅」の定義にはなりません。


毎回あれこれ、通常以上の性能をもったものを、いくつも試しています。
メーカーのデーターがどんなに良くても、工事方法に手間が掛かりすぎるとか
費用が掛かりすぎるもの、問題を解決しないといけないもの、

といったことは、実際に使ってみて、監理をして初めてすべてがわかります。
事前に疑問点をぶつけて、回答できないメーカーやごまかしの回答を行うものは、
当然使いません。熟慮して採用します。


さらに今までの、耐久性、地震、台風、水害、断熱性能、に加えてもうひとつ
私の課題ができました。

同じ水害でも水不足です。これにどう対応していけば良いのか…。

もはや住宅だけの問題だけではなく、どんどん変化していく環境にどのように
対応していく住宅なのか…ということを先を読みながら考えていかなければなり
ません。

300年住宅を研究するための別法人を造って、まもなく1年が経ちます。
この会社で私が思う存分投資しながら研究できる日が、少しでも早く来ることを
願っていますが、現在も私の仕事を通して、それらを追及しながら、みなさんの
設計や監理を行わせて頂いています。



住宅 設計事務所 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドイツのカルチャーハウス(3)

2008年05月15日 11時37分50秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスの平面図




みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


ドイツエコバウ建築ツアーその(23)を紹介します。

ドイツのウォルスブルグにある、アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスの
内部です。

最初の写真にあるように、平面の間取りは、手の指を都市の中心に向かって差し出
しているようになっています。(手の指というより、足の指に近いかな)


前回の玄関側の外観写真と、この額に入った平面プランを見比べてご覧下さい。




▲エントランスを、前回とは別の角度で。低めの天井にも意匠を常に意識していま
す。




▲このスタッフの方に内部の案内をして頂きました。




▲この椅子も自ら設計したものということです。




▲図書館の一部





▲内部にあるカフェです。




▲エントランスホールから2階に上がったメインホール
 低めの天井・壁・手摺の直線ラインが美しいです。
 部分的にアール(丸)の曲線を入れてバランスを取っています。
 柔らかい木質の素材感、硬い床の大理石、白いシンプルな壁の漆喰や柱の
 組み合わせで飽きませんね。




▲同じくホールです。視点を少しずらしました。




▲縦のラインの強調が多いですね。




▲窓下は、ベンチとなっています。これは待合のためのベンチです。
 さらに、このベンチには風が入ってくるように、下の写真のように…




▲こういう木製開閉窓も付いています。


次回は、ベルリン郊外旧東ドイツの空港に隣接したビジネスホテルを紹介します。

住宅 設計事務所 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新築トラブル相談

2008年05月14日 13時33分52秒 | 住宅検査・トラブル相談
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


昨日は、調停委員としての話合いで、2回目で合意となりました。
内容からすると今までに無かった早さだと、もうひとりのベテランの委員は
おっしゃっていました。

いずれにしろ、長引かずに早期解決ができて良かったです。

これに前後してメールによるトラブル相談がありました。
質問事項は、現在進行中なのでかなり簡略モデル化します。


 「ある地元ハウスメーカーに依頼しました。

 安くするために、オプションについては、面倒でもできるだけ自分達で
 支給品ということにして契約をしました。

 完成したのですが、最後になって、予想外の追加金額が出てきて、
 それを全額払わないと鍵を渡さないと業者が言っています。

 追加の内容は、本体部分の見積もり落ちや、現場監督のミス、設計のミス、
 予定より金額が掛かったからという内容が、追加金額の半分を占めています。

 追加で自分達が頼んだものは支払うつもりですが、いくら話をしても、
 掛かったものは掛かったのだから、払ってもらうの一点張りで、
 受け付けてくれません。鍵をくれないので引越しもできません。

 どうすれば良いでしょうか?」


というものです。

みなさんなら、どうされますか?

調停で、両方の意見を聞くと必ず双方に言い分があります。

その言い分が、客観的に考えて正しいかどうかは別として、
当事者はお互いに自分の主張が正しいと言い張りますし、
相手の言い分を否定し、相手の非を指摘してきます。
また、被害者は自分だと主張します。
隠蔽やウソ、とぼける、かなり誇張してという人もいるでしょう。

これらは、一般的な裁判などでも同じことでしょう。


ですから、話し合いでは決着が付かないことがあります。

そういう場合は、裁判しかないのですが、

時間や手間が掛かります。調停では費用は、ほんの僅かですが、
裁判では弁護士さんの費用も含めるとかなりの金額が必要になります。
それでも、完全決着を付けるのであれば、やはり裁判ということになります。

調停や裁判は当然、避けたいですね。


今回の場合のトラブルは、起こるべくして起こったと私は思います。

一般の素人がプロの工事業者相手に、支給品や分離工事を増やして交渉をしても
トラブル無く、スムーズに行くケースの方が少ないです。

大手のハウスメーカーは、原則として支給品は認めませんし、
変更も自社で決めた範囲のオプションが原則です。

オプションは、かなりの高額アップになります。
オプション以外でもし受けてくれると、さらに高額になります。

なぜそうなるかというと、打ち合わせミスや勘違いなどのトラブルが多く、
同じ定価でも仕入れ単価も高いので、利益が少なくなるからです。

標準品に関しては、大手ハウスメーカーは、信じられない低単価で仕入れていま
す。オプション品や例外品は、定価の差は僅かでも、仕入れ掛け率がかなり異なる
ので、規定の利益を載せると高額になってしまうのです。


地元ハウスメーカーというのは、ピンからキリまでありますが、
ハウスメーカーというからには、標準の自社仕様は決まっています。
注文を取りたいので、その変更には応じてくれるでしょう。
支給も応じてくれるかもしれません。

ですが、担当者、営業や設計、現場、そして職人さんとの連携がスムーズに行くか
というと、大手でもスムーズにいかずクレームで利益を大きく損失しています。
地元ハウスメーカーだからといって、スムーズにいくでしょうか?

多くは、ミスがあります。なかなかすべてスムーズにはいきません。

それを素人がコントロールすることができるでしょうか?

業者からすれば、対応してあげたけど、ややこしいから手間やミスや経費が
たくさん掛かった。変更や支給品があるからだ。その分をもらう!

と逆切れして、契約時の内容は無視して請求してくるケースは、
珍しくありません。

通常は本体分では取れないので、見積もりを出していない追加工事で、
高額を上載せてきます。このトラブルは、知り合いや親戚、友人の工務店に
頼んだというケースでも珍しくありません。


それに、素人のみなさんが対抗できるでしょうか?
私のこれまでの経験では、ハッキリできないと断言できます。


私が設計や監理をしている場合でも、支給や分離は、かなりメリットがあるもので
ないとしません。しかも、どの業者でもするのではなく、本体業者を選びます。
それが通用する業者と、通用しない業者があるからです。トラブルを避けるために
本体業者にその分の諸経費を払うこともあります。

私が設計監理として、間に入っても、こういうトラブルを避けるために、
かなり慎重に進めています。みなさんに簡単に教えて実行できるノウハウや経験
ではありません。

一般の方が2年や3年、インターネットや書籍でどんなに勉強しても、
しょせん机上の空論で、プロの営利を目的とした業者には太刀打ちできません。

一生懸命勉強し続けながら、10年くらい掛けて30軒位、分離発注で自分で
家を建ててみてというならマスターできるかもしれません。それだけやっても、
マスターできるかも?ということです。それくらい難しいものだということです。


さて、この質問の私の答えです。

相手の業者が話し合いに応じなければ、選択肢はご自身が折れるか、
調停か裁判しかありません。


今回の場合は、この質問内容だけの情報判断で、相手の言い分は不明なので
無視して考えます。

・本体の支払いが僅かしか払っておらず残金が多いこと、
・入居までに制約が特にないこと、
・本体工事のハウスメーカー側のミスを上乗せして請求していること、
・さらに、それを支払わないと鍵を渡さないと拒否していること、

これだけ条件が揃っていれば、私は弁護士さんを通して内容証明を送ってもらい、
損害賠償を含めた裁判をしても良い例だと思います。
引き渡しの時期が遅れるわけですから、遅延行為です。
これに対して賠償請求はできます。

本体金額の残金が多いので、裁判の途中で業者が折れる可能性は高いと思います。
弁護士さんの裁判しますよという内容証明だけでも、折れるかもしれません。
相手の言い分が、認められるはずがないからです。



ご相談の内容と理由が本当であれば、遅延に関しての家賃やその他の損害賠償、
裁判費用や弁護士費用も今回は可能になるかもしれません。
通常はできませんが、弁護士さんに頼み、裁判する以外解決方法が無かったという
場合、認められることも少ないでしょうがあるようです。

真剣に弁護士さんに相談して良い内容だと思います。
ご自身に非がある部分も気付けば、隠さず弁護士さんに伝えてください。


そこまでは、二の足を踏むのであれば、まず調停に進んでみてください。
調停に掛かる費用は、ほとんど無視できる金額と思って下さい。

追加金額についても、必要ならその内容をチェックしてくれますし、
支給品の取り付けを高額にして帳尻合わせしても、専門の建築士がチェック
すればすぐにわかります。


調停を相手が拒否するか、不調に終われば裁判しかありません。


私は、できるだけ争いはお勧めしません。割りに合わないからです。

ですが、内容によっては、その解決が一番良いこともあります。
今回は視野に入れて、天秤に掛けても良い内容だと思います。

結論を出す前に、弁護士さんに早めに一度相談してください。




住宅 設計監理 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu










コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

住宅耐震リフォーム

2008年05月13日 10時20分03秒 | 住宅リフォーム・耐震
▲火打ち金物です。これを四隅に取り付けました。
最近の新築では、これを必要としない工法、剛床と言われるものが多いです。


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
前回 2008年5月9日 の続きです。


現場では、火打ち土台を入れ、アンカーボルトのナットを取り付け、
柱止めの金物をせっかくですから付けておきました。


基礎コンクリートの部分は、構造クラックをエポキシ樹脂を注入したあと、
炭素繊維を貼り付ける処理を何工程かに分けて行います。





▲アンカーボルトはあったけど、すべてナットと座金が無かったので取り付けたところ。
こういう信じられないことは、解体すると良くあります。
アンカーボルトの役割を果たしていませんでした。
でも、大地震が来なければ、こういう手抜きをしていても問題は生じません。
だから、手抜きをしてもトラブルにならず罪悪感も無く、無知のままなのです。




▲柱止め金物も念のため、取り付けます。
ここまでは、壊してしまえば金物の補強だけなら本当に安く出来ます。




▲基礎の補強の前に、構造クラック(ひび)の部分にエポキシ樹脂を注入します。
ここは4箇所ありました。




▲コンクリートと炭素繊維を一体化するために、何工程かの作業を行います。
コンクリート表面を削って滑らかし、プライマーという黄色い接着剤を塗っています。




▲さらに、グレー色の硬化剤を全面に厚く塗っています。




▲黒い炭素繊維を張り、赤いエポキシ樹脂で上から固めています。
屋内の場合は、紫外線対策や風雨対策が必要無いのでこれでOKです。
外部の場合は、ここからさらに何工程かかかり、コストも高くなります。


この基礎補強の方法で、基礎部分の圧縮強度と曲げ強度は、
実験データーによると2倍になっています。
もし両面行うと実験データーでは4倍になっています。




耐震 住宅リフォーム ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

耐震リフォーム

2008年05月09日 12時12分07秒 | 住宅リフォーム・耐震
▲和室の床を剥がし始めました。
昔は、畳の下はこのような板張りでした。
通気性を持たせるこの方が良いのですが断熱性は劣りますので、
最近は合板下地にして断熱材を入れます。


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

本日、和室の床を剥がしだしました。
基礎を内部から炭素繊維と樹脂で固める工事のためです。
剥がして観ると、問題がいくつか発生することは、よくあります。

一番大切なのは、

「その問題の気付き、正しく処理すること」ですが、

これができていない場合は、かなり多いのではないかと思います。


その理由は、

①何が正しくて、何が悪いのか判断する知識をもっていない。

②どう処理することが正しいのか、知識をもっていない。

③余計なことを言ったりすると、工事がストップし、自分の仕事ができなくなって損をするので、黙って無視して工事をしてしまう。

④確認せず、気付かないままでいる。


あるいは、複合しているケースが多いでしょう。

さらに悪いケースは、

「これ幸いとかなり割高の工事費用を要求し、ほとんど効果のない補強を行う。」

これらを解決するには、正しい知識をもった設計監理者に設計と監理を依頼し、工事の利害関係と別けることです。





▲火打ち土台がありません。この補強が必要です。




▲ほぼ剥がし終わりました。剥がしながら床下のゴミを拾っていきましたが、
ゴミというより、工事中の残材が平気でそのまま捨ててありました。




▲新築時の工事による空き缶はもちろん、木片が多いです。
大工さんのモラルも問題です。
こういう現場は、他の問題も多いです。



▲基礎の補強はもちろんですが、このヒビの補修をその前に行います。


柱などの金物についても、取り付けをします。これに関しては、事前に予想はできます。


写真ではわかりませんが、

一番の問題は、「アンカーボルトがあっても、ナットが無かった。」
これは、アンカーボルトが無いに等しいという意味です。


こういったことに対して、

・仕事を遅らせても、正しく補強の処理をする。

・事前に確認や予想できなかったことに対して、既存の手直し工事の追加の費用が必要なら、正当な価格であることをチェックして指示する。

ということが必要です。これは、信頼できる専門家でなければできません。




耐震 住宅リフォーム ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu














コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルチャーハウス(2)

2008年05月08日 14時05分05秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー
▲建物に入ったところ、エントランスホールと階段。この手摺デザインも評判が良い。

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ドイツエコバウ建築ツアーその(22)として、昨日に続き
アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスの内部を紹介します。

内部でもこの建物のトップライト(天窓)が重要な役割を果たしているので、その写真をまとめてお見せします。

図書館やカルチャーセンターなどの必要な柔らかい光や明るさをトップライトの形状や取り付け方を工夫しています。

昨日、最初にこのトップライトの外部側を何枚かお見せしたのも、このためです。




▲▼図書コーナーですね。天窓の形状が良くわかるように、下の写真を参照。






▲この写真もトップライトがあるので天井が明るいことはわかりますね。
形状は、下の写真を観てください。




▲▼天窓の内部側の形状がわかりやすい写真です。



▼以下にも様々な場所にトップライトが、この建物には採用されています。

















住宅でトップライトを利用する場合は、

雨漏れ
結露
夏の日射の暑さ
断熱性

の4つを考慮しましょう。




住宅 設計事務所 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu
















コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルバーアァルトが設計したカルチャーハウス

2008年05月07日 12時31分47秒 | ドイツ エコバウ建築ツアー

▲ドイツのウォルスブルグ、アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスの玄関側外観



みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


ドイツエコバウ建築ツアーその(21)を紹介します。

ドイツのウォルスブルグにある、アルバーアァルトが設計したカルチャーハウスです。1962年に完成しているはずです。

この街にとっては、文化的施設というだけでなく、もっとも重要な建築記念碑のひとつと言われているそうです。


手摺やドア、壁面照明、座席など細部にわたってアルバーアァルトが設計しています。この細かな部分までこだわって設計したことが、建物全体の設計コンセプトだけでなく、評価が高い理由です。

この施設は、市立図書館、成人教育センター、講演ホール、絵画スタジオ、読書庭園付きの子供図書館などひとつの建築にまとめています。


建物の外周には広場があり、特に玄関側の外周は市民の憩いの広場的な、店舗も周りを囲み大きな広場になっています。

今日は、外部と屋上のトップライトの写真をアップしておきます。
トップライトは、この建物にとって重要な役割を果たしています。






▲玄関とは反対側からの外観



▲建物玄関です。2階が建物外周に大きくせり出して、庇の役割をしています。



▲玄関入り口に近づきます。木製ドアーですが、
 これくらい庇があると、木製ドアーも耐久性が出てきます。



▲屋上とトップライトの写真です。



▲トップライトの拡大ですが、銅製の金属にガラスを組み合わせています。



▲これも同じくトップライト。どうやって、雨や結露を防いでいるのか、よ~く観ておきました!



内部の写真は、次回のアップで!



住宅リフォーム ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プリンスアイスワールド2008 その2

2008年05月05日 15時51分14秒 | アイスフィギュア
▲荒川静香さんは、こんなに表情豊かにファンひとりひとりに答えてくれます。
 隣は、高橋大輔さんです。会場にどよめきが起こるくらい凄い滑りでした!


プリンスアイスワールド2008へ2回目ですが行ってきました!


みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


同じものを2回観れば、感激が薄れて当然ですが、今回は、前回よりもっと良かったです!

前回は、同じ最前列のど真ん中でも、西側でした。今回は、南側です。

このアイススケート場では、観客席に向かって通常270度意識して振り付けを考えられていますが、新横浜プリンススケート場では、何といっても南側が一番です。

最高の席は、南側最前列20番~30番です。この席なら、仕事を休んでも行きます!
西側と東側なら、最前列の20番~25番くらいがベストです。
いずれもなかなか手に入りませんが…。

通常は北側から選手が出てきて南側に向かって滑ってきます。
振り付けの意識としては、圧倒的に南側がメインになっています。

(フレンズオンアイスのときは北側にも席があるので、その場合は少し異なります。)

前回とは違った角度、特に真正面から観れたので、たくさんの見せ所などが目の前で観れました!


初日と比べて、選手の滑りに余裕が出てきましたし、ジャンプも安定していました。それでも失敗することはあります。

特に武田奈也さんは、手抜き無しで思い切ってジャンプするので、目の前のほんの2メートルくらい先のところで、着地に失敗をして転倒したときは、思わず驚きの声をあげてしまいました。

かなり痛いと思います。怪我をしなければ良いのですが、武田奈也さんは、休憩時間は、前回同様、目一杯ファンにサインをしていました。


さらに、今回私はプリンスアイスワールドチームの西田さんの応援もしていたので、前回と観る視点がかなり増えたため、あっという間に終わりました!


今回の最後には、荒川静香さんの丁寧さは、やはりピカ一ですが、出演者のみなさんと、お話をして握手ができました。これだけたくさんの人にゆっくり握手してもらえたのは、初めてです!ラッキーでした。

高橋大輔さんとお話をして握手をしてもらたのは、今回が初めてですが、
今回の滑りも圧倒的に凄いものでした。身体の重心が完全に沈み込み安定して滑っているので、失敗するような気は全くしませんでした。もちろん3回行った凄いジャンプも軽々とクリアーしていました。


プリンスアイスワールドチームの西田さんにも花束を渡し、握手できました。
西田さんはいつも先頭の中心で滑ってくるので、南側にいるとすぐにわかりました。


私の現在の唯一の趣味、のみならず出演者の皆さんから元気はもちろん、オーラやエネルギーを頂いている場でもあります!

これを仕事に生かして、みなさんにも還元していますので…次は、7月のフレンズオンアイス…行かなくちゃ…。(笑)




建築家 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu











コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「道は開ける」 デール カーネギー

2008年05月03日 19時26分02秒 | お勧め(その他)
▲1938年に出版された、デールカーネギーが知人に贈った直筆サイン入りの
「人を動かす」英語版を、偶然入手できました!




▲デールカーネギーが、ある女性に贈った本のようです。



▲第1版から、いつどれだけ出版したか書いてあります。
初版は1936年10月で3,000部でした。
この本は、通し番号があり、NO.772,811でした。



ゴールデンウイークも後半になりましたね。ミタス一級建築士事務所の清水です。

ちょっと建築からはずれた話ですが、連休中ということと、記念すべき内容のなのでお許しを!


私の人生の考え方に最も影響を与えた本は、今までたくさん受けてきたセミナーを含めても、この本だと即答できます。


それは、23歳のときに初めて読んだ

「道は開ける」デール・カーネギー著です。


世界的な名著でありロングセラーでしょう。日本では、創元社から出版されています。

悩みの相談に来た知人達にはアドバイスの後に、深刻な人には何度かこれを勧めたり贈ったりすることが、ありました。

人それぞれ感じ方は違いますが、私にとっては、この本で学んで身に付けたことが、未だに人生の考え方の大前提、ベーシックになっています。


宗教的な内容ではありませんが、私はこの本から学んだことで、

どんな苦しいことやピンチが起こっても、人生を常に前向きに歩んで対応して行くことができています。


他に読んだ、たくさんの自己啓発書や人生の考え方の書籍、

例えばナポレオンヒルやマーフィー著のロングセラーの類は、25年以上前に読んでいますし、最近読んだ「ザ・シークレット」というような内容の本と比べても、


私にとっては、この「道は開ける」という本は、比べ物にならないくらい圧倒的に価値が上です。


その著者であるデール・カーネギーの直筆サインの書籍を、たまたまインターネットのオークションで見つけました。ドイツのベルリンに住んでいる人が、アメリカのオークションで落札した本を売りに出していました。

その書籍がインターネットで売りに出されるのだと驚いたと同時に、デール・カーネーギーへ感謝の意を込めて、ぜひ入手したいと思って入札しました!


何度か私の入札額を上廻る金額が入札され、その度に私も更新していきました。

最後は、ある人との一騎打ちとなりました。(笑)

その人もデールカーネギーに、私のように興味がある人かと少し調べてみると、オークションで販売ばかりをされていた方なので、この本もまた売るのではないかと、私は感じたのです。


そのため、私が取得して一生大事にしておくべき本なのだと、勝手に思い込んでしまいました!(笑)


何度も金額の更新を行い、その都度落札時間が延長になりましたが、ついに私が落札することができました!


そして、ベルリンからその書籍が届き、手にして感激しているところです。

「人を動かす」もデールカーネギーの「道は開ける」とともに2大名著のひとつで、昔に私も読んでいますが、

この英語版を手にしたということは、私に「人を動かす」を、
「今、再度読むことが必要だ」ということを教えてくれているに違いないと思いました。


入手した英語版を少し読んでみました。
平易な英語ではありますが、日本語の方が当然理解しやすいので、再度日本語を読むことにしました。

そのあと、原文と見比べようと思っています。

幸い、現在出版されている日本語版は改訂版ですが、私が昔買って読んだ旧版も保管しています。

この連休中がチャンスなので、一気に読んでみたいと思います。


みなさんも、もし、万一、人生に行き詰る直面に遭遇して、前向きに解決できない状況になってしまったら、

「道は開ける」デール・カーネギー著 創元社刊を思い出して、ぜひ読んでみてください。私にとっては、最も大切な本と言い切れます。





注文住宅 設計 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu













コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

300年住宅の理科ハウス

2008年05月02日 18時10分47秒 | 300年住宅
▲300年住宅の理科ハウス入り口

みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

本日、300年住宅の「理科ハウス」を覗いてきました。

2008年5月16日オープンに向けて、館長とスタッフの方々が連日忙しく準備をされています。


現在展示しているものを説明して頂きましたが、

「えっ?凄い!」「へ~、なるほど…」というような展示品の数々は、ほとんどが手造り品です。

子供や子供連れの大人は、入館無料です。

大人は入館料100円掛かりますが、これは施設維持費のための寄付という意味と私は考えています。

子供たちに実験を教えたり、科学に興味をもってもらうために私財を投入して援助金や補助金などは頂いていないので、ご協力を!

自然科学に興味をもち、将来の日本を背負う科学者達が誕生すれば、なお良いですが、そこまでいかなくても理科の授業が楽しくなるだけでも良いですね。

子供たちの為にも永年的に継続していくことを願っています。


理科ハウスのホームページはこちら



例えば、実験とは異なりますが、
夏休みにスライドで 下記のようなセミナーを提案したら、
今の子供達は興味を持ってくれるかな…?


第一部「理科ハウスの300年住宅ができるまで」
    ~フィレンツエ、ダヴィンチから300年住宅へ~

第二部「建築の楽しさと建築家になる方法」


個人的には、建築家になりたいという子供も、増えて欲しいものです。




住宅 設計事務所 ミタス一級建築士事務所

ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする