一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

屋根パネル、ダブルシールドパネルのメリットと実例

2024年01月06日 14時12分55秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲この屋根パネルを使えば2階床には火打梁(斜め材)が必要だが、
天井部分には火打梁等が不要で、こういう大空間が安全にできる 


現在新築工事中ですが、
その家には屋根の構成材にダブルシールドパネルを使っています。

理由は、北側斜線で天井が低くなりながらも2階に大きな空間が欲しいためです。
これを使わないと、梁や火打梁、束などが出てきて空間が狭くなるからです。

強度がかなり強いだけでなく、屋根断熱も兼ねています。
費用は高くなりますが、適材適所で
20年くらい前から何度か使っています。

但し、通常の構造計算事務所でも、やったことがないと理解できなくて、
構造計算がチンプンカンプンな人もいるようで注意が必要です。

  

▲このような材です。(ダブルシールドパネルホームページより)


要は、断熱材を強度のある面材で挟んでパネルにしているのですが

それだけでなく、
通常であれば、野地板、垂木、母屋、束、火打、天井野縁と作るところを
一気にそれらを大きな空間で兼ねて設計できる強度があり、断熱材も不要になるのです。

  

▲上棟時に屋根パネルを準備


▲▼上棟の時に、クレーンで吊り上げて取り付け



▲この現場を内側から見た状況


▲▼完成後の例



このパネルを使わずに済めばそれでも良いのですが
構造計算を行わず、火打梁や通常の梁も省略している設計を見かけます。
それは、耐震的にはかなり不安で構造計算するとNGな場合が多いので
注意が必要です。


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木造1階床下地までの工事

2023年07月24日 15時48分30秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲木造住宅の基礎工事のあと、
     土台敷、白蟻防蟻工事、断熱材、床下地合板が終わって
     ブルーシートで養生した上棟前々日の状態  


こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
今年の初めに、昔のように頻繁に情報発信するぞ、と思っていたら、
もう今年の後半になっていました。(^^;)

基礎配筋や基礎コンクリート、土台敷などは
以前から何度も写真アップしているので
今回は、その直後から上棟前の状態までを説明しましょう。

ここはアッという間に進むので、なかなか見れないと思います。
  

▲基礎コンクリート打設後に、型枠を外した状況


▲▼ 床下の配管工事です。

   給水・給湯の分岐はヘッダーを使ってジョイントが外れないようにします。


▼ 床下と外部桝の配管工事です。




▲土台が現場に運び込まれます。

 土台や大引きを敷いて、白蟻防蟻工事を行ないます。
 ここまでは、何度か紹介しています。


▲これが、床下の断熱材敷きです。
 断熱材の性能で厚さを決めます。
 これは一番性能が良い断熱材で、その分、薄くてすみます。

 最近はプレカットといって、事前に寸法カットしてもらった断熱材を
 大工さんが入れ込む、というパターンが多いです。
 ここは、大工さんが現場で寸法を測りながらカットして丁寧に入れてくれています。


▲足元にある僅かな隙間もしっかりと隙間なく断熱材を入れる、これが大切。

 この大工さんは、いつも丁寧にしてくれます。
 断熱材を受ける金具があるのがわかります。


▲土台の下の基礎との間にある緑色の発泡剤も断熱材です。

 これは気密目的の発泡剤で、
 他の箇所は土台下で床下通気を取るのでそのままですが、

 玄関などは、冷暖房効率を考えて
 外部からの冷気や暖気を遮断するために塞ぎます。

 また、土台にある丸い金具がアンカーボルトです。
 昔は、ボルトが上に飛び出していました。

 現在は、ナット部分を土台に埋め込む金具が通常は使われ
 それも改善されながら進化してきています。



▲土台の材料を示しているJAS規格のラベルです。

 国産無垢桧材、強度を示すヤング係数E90以上、含水率15%以下
 などの性能や、岡山産であることが記載されています。


▲▼床の合板を敷き終わったところ。
  仮止めですが、土台敷からここまで大工さん2人で1日で行います。




▲▼ついでに、下地合板のマークも

  JAS規格、厚さ24ミリ、構造用合板特類、国産材100%、
  石巻工場などがわかります。




▲この合板は、撥水処理をしているというマークです。


そしてトップの見出し写真に至るのですが、
雨で床下に水が入らないように、簡単にブルーシートで囲っています。

もし雨が入った場合は、床下に水抜き穴もありますが、
それだけでは濡れたままなので、
工事中に乾燥するまで、床下換気口から確認を続けます。

この翌日以降に外部足場、さらにその翌日以降に上棟、
と続くことになります。


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窓枠への手摺棒取付け

2021年09月04日 16時50分31秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲パイプ受け金具  窓の手前の枠内にT字で落下防止の木製パイプを付けました。


既存サッシをカバーリング工法で断熱性の良いサッシとガラスに交換しました。

そこは階段の踊り場で、窓から落ちる可能性のある高さのため
以前は花台が外壁にあったのです。

それを既に取っ払ってしまっていたため
窓の内側に落下防止の手摺をというご希望でした。

窓にはロールスクリーンも付ける為、
窓枠の内側からはみ出ないように手摺を付けないといけません。

取り付けにあたって、この金具でどうか?

と打診があり、

シルバーやクロームメッキはちょっと合わない、
さらにステンレス棒ではなく木製の丸棒でしなるので
もう少し長い方が良い、私が探すということで、

▼ブロンズ色のこれを提案しました。


この金具を端の3カ所に、真ん中にT字ジョイントの同じ色の製品で、
とお願いをしておきました。

ところが、カバーリングサッシを付けてみると
枠内の寸法が当初より少なくなり、

指定した金具の直径が大きいため、「ビスを打てない、はみ出してしまう」
ということがわかりました。
手摺棒をそれ以上細くすると強度の問題があります。

枠内に収めるには、金具を何センチ以内でと連絡がありました。

それではと、

▲この写真のインナータイプの金具で探そう、ということになりました。

このタイプは、金具の中にビス穴があります。
外寸さえOKであれば取り付け可能です。


クロームやシルバーは、木部色がこげ茶のため目立ちすぎます。
目立つ必要のない金具ですので、
良い物はないかと探しましたが、ブロンズ色が見当たらないのです。

探しているうちに、無垢の真ちゅう製が見つかりました。
ゴールド色ですが、無垢の真ちゅうなのでい、やらしさもありません。

それを注文して取り寄せ、実物を確認して
これならと金具を支給して、3カ所に付けてもらうことにしました。

真ん中のT字ジョイントは真ちゅう製は無かったので、

▲真ちゅうに合わせてブラス色T字ジョイントの金具を使いました。
真ん中に1本立てるのは、手摺棒の強度のためです。

しかし、窓枠が装飾のため段差が付いていたため、
金具が途中で少し浮いて隙間ができます。

現場監督は、「サッシのツバに被せましょう」
と提案しましたが、

「いや、それはやっちゃダメ。何かの時に良くない。」
と却下。

幸い、腕も良く私の面倒なお願いを
いつも嫌な顔をせずやってくれる大工さんなので、名案が。


上の写真のように真ちゅう金具の下の浮いた部分の段差に
円弧の木材を加工してピタッと入れてもらいました。

これで、やっと想定していたように設置できました。


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建具用のスプリング戸当り

2021年09月01日 09時01分22秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ これが、スプリング戸当りです


建具の戸当りは、最近の標準的な戸当りは



が一般的です。
床に取り付け、使っていない時は薄く邪魔にならず
建具が開いた時だけマグネットで留める、
さらに風が吹いても良いようにロックもできます。

ですが、これが付けられない状況が出てきます。
その場合、建具の上部に付ける戸当り金具がいくも種類があります。
例えば



シルバーに白ゴムもあれば、
この写真のようにブロンズに黒のゴムもあります。
シンプルですね。
しかし、建具を見た時にどう感じるかということもあります。

今回もイレギュラーな建具が出て、現場監督に伝えましたが
「???」だったので、自分で3種類取り寄せて、現場で検討しました。
スプリング戸当りもそうです。

最初にアップした写真は、シルバー色にホワイトですが
ブロンズ色にブラックもあります。


このスプリング戸当りは、私も海外視察で
泊まったバンクーバーのホテルで初めて見ました。
写真に撮って記憶していました。

どうやって使うかというと、
建具がぶつかる巾木部分にこれを付けるのです。

横に飛び出していたら、足がぶつかったら痛いですよね。
その時に、横にグニャと曲がるので、痛くないのです。
海外で見たのは、今回私が購入したのよりも
下記のようにもっと柔らかかったのです。


▲▼海外のホテルで見たスプリング戸当り、軽くグニャと曲がります。


建具のレバーが壁にぶつかる前に、これで建具を受け止めてくれるのです。

戸当り金具を工務店任せにすると、シルバー色にホワイトを常備していて
それを使うことが多いので、目立っておかしいこともあります。
色を含めて検討してみてください。



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基礎コンクリートのコーナー部分

2021年08月29日 17時33分43秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲基礎立上りのコーナー部分 


建物の構造や耐震性を考えるときに、上から下への力の流れを考えます。
間取りのプランを創るときも、それを考えながら創ります。

耐震性を考えて1.5倍以上の耐力壁を設置すると
建物の四隅は、引抜き力が掛かるため、いくら分散しても
ほぼ確実に、そこにはホールダウン金物は必要になってきます。

コンクリートは圧縮には強いのですが、引張にはかなり弱いです。
それを補うために鉄筋を入れます。
鉄筋は引っ張りに強く、圧縮には弱いのです。

昔は木造住宅の基礎に鉄筋が入っていなかった時代がありました。
古い家の無筋基礎では、基礎の割れが生じていたりしますが

最近の住宅基礎で割れを見ないのは、鉄筋があるからです。

さて、2021年8月29日(日)に基礎コンクリートの完成状態を
確認にしてきました。
日曜日でしたが、朝から型枠をばらしてくれましたので。

建物の四隅は左右2方向からの力が、
台風時、地震時に複雑に加わります。

写真の基礎では、コーナー部分のコンクリートを斜めにして
幅を太くしています。

強度上、ここまで必要はないのですが、
ここは2方向から力が加わるので安心感がありますね。

ここまで指定はしていないのですが、
ここの工務店はいつもこの方法をしてくれます。

今回の住宅は敷地の関係で平面的に斜め壁があります。
その場合、私が心配するのは、柱に梁が僅かしか掛からない
箇所が必ず生じることです。

その心配を解消するために、
この基礎の角のふかしではありませんが、

外れやすい梁を受けるためだけに柱をプラスすることです。
意味がわならないと思いますので
上棟が終わってから、写真と説明をアップします。

これも必修ではなく、
こんなことをわざわざ考えて設計は私以外
見たことがありません。

でも、阪神大震災、小千谷地震で倒壊した現場を見て考えれば
これが必要だと賛同してくれるでしょう。

在来工法の構造計算では、
木造接合部分はピン構造と設定して、壊れないことを前提に
それはスルーして計算しているのですが、

計算しないというより、どう力が加わるのか
実はわからないので計算できないのです。

通常の直角の建物ですと、それで問題は起こっていないので
経験上、それで良いと思います。

変形している斜め壁の場合は、私は必要だとアナログ的に
考えてしまいます。

机上の設計では、どうやって接合されている意識していない
設計者も多いでしょう。

実際に梁が柱にどうやって接合されているか
斜め壁の場合はどうなのかを知ったなら

私の不安とその柱を加算する理由を理解して頂けると思います。

ウッドショックの影響で、指定木材が手に入らす
大変なことになっていますが、来月の半ばにはやっと
上棟ができそうです。

 

▲斜めの外壁ができます。柱に対して斜めに掛かる箇所が出てくるので
その梁が外れたりしないように、梁を受ける柱を設けます。
上棟後に、また説明しましょう。
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「2030年新築の6割に太陽光パネル」政府目標

2021年08月11日 11時55分33秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲このドイツでの住宅用太陽光パネルは、地域のエネルギー計画の中で考えられ
雪止め金具も一体で造られていました。最も普及しているドイツでも色々問題があるようですが
日本で普及させるためには…


「国土交通省は2021年8月10日、住宅の「脱炭素化」を進めるため、
2030年までに新築戸建て住宅の6割に太陽光パネルを設置するという数値目標を
設ける方針を明らかにした。」

との記事を読みました。
補助金の拡充も検討ということで、良いことではあります。

しかし太陽光パネルについては、ずっと以前から
ミタス一級建築士事務所では、お勧めることはせず、
ご希望の場合は、むしろデメリットをお話しした上で、
それでもという方だけに設置しています。

以前と比べて性能や設置方法が良くなっているので、
条件によってはお勧めできる場合もでてきました。

それは、次の2つの場合です。

1)太陽光パネルを無料で設置してくれ、10年後または20年後の
  希望時期で無償でもらえるケースがある。貸与中は電気代が安くなる。
  また、欲しくなったら途中でも使用年数に応じて良心的な価格で買取も可能。
  このケースの場合、取付け工事や保証も比較的安心できる。
 (但し、相手にメリットのある設置条件があるので合致しないと設置してくれません。
  横浜市内の住宅密集地では難しいです。)

2)災害時の停電対策をメインとして考えて、
  費用は掛かっても大容量蓄電池をセットで使用、
  停電時や夜間でも家全体で使用できるようにする。

通常、太陽光パネルだけを設置するデメリットは以下が考えられます。
メリットはご存じなので省略します。

3)支払った金額を、本当に回収できるかどうか不明である。
  支払った金額を安くなった電気代で回収できる事前計算が通常です。

  劣化効率やパワコンの交換費用なども計算に入れるのが普通ですが
 例え計算通りに上手く行っても、使用できなくなって太陽光パネルを
 撤去処分する費用は考えておらず、それを考えると赤字になる可能性があります。

  家を建て替えるまで太陽光パネルを処分せず放置していても
  建物の解体時には費用が上乗せされます。
 しかもこの費用は、どんどん高くなっています。

4)初期の頃は雨漏れ事故が多く、対策されて現在は少なくなりましたが、
  それでも発生はしています。
  新築では、昔と異なり天井断熱などを確実に行ってる場合が
  多いので、少々雨漏れしても気付きにくい。
 雨漏れ時には、保証があっても簡単には補修できません。

5)屋根材のメンテナンスが困難。
  パネルの下の屋根材が劣化してもメンテナンスが簡単にできない。
  雨はパネルの下の屋根材の上を流れていくので、トラブルが生じた時に対応しにくいし
  余分な費用が掛かります。

6)市街地での隣家、近隣とのトラブル問題。

  住宅の間隔が狭いため、光が反射して眩しい、暑い、というクレームや

  雪が滑り落ちてきてフェンスが壊れた、エアコンの室外機が壊れた、
  人に当たったらどうする、危険だ、などのトラブルがあります。
  通常の雪止め金具では、これに対応できません。

これらを解決するには、

7)太陽光パネルの性能と耐久性、パワコンの耐久性をもっとあげる。
  耐久性は50年、北面や壁面でも、さらには陰になってもそれなりに発電できる性能、
  具体的には 現在の効率20%からイノベーションで50%くらいまでアップ。

8)屋根一体化で隙間や風通しがが不要、しかも熱をもたず効率が落ちない
  太陽光パネルの開発。

9)眩しくないように、光を反射しない完全艶消し仕上げ。

10)屋根を傷めない、専用の雪止め金具の開発と設置

11)蓄電池の性能や耐久性を上げて、コンパクト化、価格もダウンする。
  これも固体化電池などのイノベーションが必要。

  現在の太陽光パネル、大容量蓄電池システムでは工事費まで入れて、
  400万円前後するため、価格も100万円程度まで下げられるように。

もし、7)~11)の改善がなされたら、政府の目標以上が達成できると思います。
本気でやるなら単なる設置の補助金だけでなく、こういった開発にも取り組んで
頂いて、実現すれば良いのですね。
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住宅の高強度面格子

2020年12月04日 10時27分40秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 高強度面格子 後付けタイプ


防犯目的で、各メーカーが以前から高強度面格子を発売しています。

通常の面格子は、簡単にドライバーで壊されたり、ネジを外されたりしますので
抑止力にはなりますが、それで安心しているとアダになることがあります。
少なくともサッシの鍵は、必ずダブルでかけておいてください。

防犯には、ガラスを防犯ガラスにしたり、シャッターや雨戸を付けたり
ガラスの幅を狭くして人が入れないようにしたり、いろいな方法がありますが
この面格子を付けるのも対策のひとつになります。

面格子は、新築時やサッシごと交換するリフォームの場合に採用する

一体型(窓に取り付ける)と
外壁に取り付ける後付け型があります。

今回、防犯目的ではありませんが
台風から窓を守るために、

耐風シャッターと、
窓によっては簡易な高強度面格子も採用しよう
ということになりました。

高強度面格子をスタッフに任せずに自分で調べてみて、
形状によって強度が変わる、ということがわかりました。

写真の3つはいずれも、高強度面格子で通常より強度もあります。
そして3つとも強度が異なり、誰もが予想できる
右端の縦横桝のグリッド格子が一番強度が高いのです。

一番右は、他の2つと比べて2倍以上の強度
ということがわかりました。

小さい物ならいずれの形状でも抜けてしまいますが
物がぶつかったことも考えるなら、デザイン的な好みは別として
一番右が良いでしょう。

もっと強度の高いステンレス製も価格は高くなり
制約もありますがあります。
より防犯性を意識するなら、それも良いでしょう。

また、窓の開閉方法によって
「面格子を付けると窓が開かない」
という場合もあります。

「少しだけでも開けば良い」ということであれば、
下記写真の脚の長い方を選べは
条件を満たせるかもしれません。


▲左が外壁から6センチの通常タイプ
真ん中が9センチの長い脚のタイプ
右は、入隅用なのでサッシの位置によってはこれを使います。

防犯目的と風通しを考えて、この長い脚のタイプは
窓の開閉と場所によって以前から使っています。

検討なさっているみなさんの、何かの参考になれば。
 
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台風対策の住宅用窓シャッター

2020年07月06日 15時25分44秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲YKKの耐風シャッターのカタログ


今年も、既に風雨による災害が発生しています。
被害に合われた方々にお見舞い申し上げます。

まだこれから秋まで、何度か台風を含めて暴風雨が来て災害が起こってもおかしくありません。

水害や土砂崩れなどは、避難するしか抜本的な対策が取れませんが、

住宅の窓を守るのに、通常の住宅用のシャッターはアルミ製ということもあり
台風時に物が飛んできた場合、

強度が弱いためシャッターだけでなくガラスも割れてしまう可能性が高く
心理的には良いのですが、現実的には、あまり役に立ちそうにありませんでした。

通常、防犯を兼ねて防犯ガラスのペアガラスを1階には採用しますが、
これも、台風時に飛んでくると、ガラスが飛び散らないだけでガラスは割れます。
ヒビで済むか貫通するかは、飛んできた物の重量や形状、速度によります。

現在、テレビでYKKが耐風シャッターのCM宣伝をしていますね。
YKKが開発したニュースは、以前知っていましたが、

WEBで見たりテレビで観たりで
詳しい内容がわからないので、メーカーの人にカタログをお願いしていました。

頂いたのは、21ページの単体カタログですが一般者向きなので
設計に必要な詳細納まりなどはわからないのですが、

台風時を考えて、従来の1.5倍の強度があり
シャッター部分にアルミではなく鋼板を使ったり
補強したりで強度を上げているのがわかりました。

今後、窓にシャッターを希望される場合は
「耐風シャッター」と希望されるのが良いでしょう。

今、シャッターのない窓にリフォームとしてお付けになることも可能です。

リクシルも同等の性能のシャッターを発売したようです。
ですから、どちらのメーカーでも窓にシャッターを希望される場合は
ハッキリと「耐風シャッター」と希望した方が良いでしょう。

価格は従来の住宅シャッターよりは高くなりますが
大きくは変わりません。

YKKの場合、電動スリットシャッター
(操作によって、少し穴が開いて風を通せるタイプ)は全てアルミ製ですが

通常の電動シャッター、手動シャッターは、シャッター部分が鋼板のようです。
リクシル製品は、未確認のため不明です。

リフォームで窓にシャッターを付ける場合、
YKKは、既存雨戸がある場合や入隅、軒天との兼ね合いなども
対応できるタイプがあり、より汎用性があるようです。


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快適な住宅の創り方(5)

2020年03月04日 10時59分06秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲リビングとダイニングを廊下でつなぎその床に照明を組み込みました。
完成後築16年、設計監理したこの建物内部を久しぶりに昨日見ました。


2020年3月3日の一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」快適な住宅の創り方(4) の続きです。

前回、耐震性についてご自身の要望を考えるときに
どの程度を求めたいかを考えるように説明しました。

そこまでの希望を考えておかないと優先順位が付かないですし、
業者を選択するとき、依頼するときの念押しも
それでかなり変わってくるからです。

実は、昨日の2020年3月3日に驚きの事実を知りました。
築16年の住宅でご主人様と建物内でお話ししたのですが、

「東北大震災の時に、2階リビングに娘といたのですが
地震に全然気付きませんでした。遠方にいる兄弟からの心配の電話で
初めて知ったのです」

「ええ~!?」と設計と監理をした私も驚きです。

耐震性には自信をもって設計や監理をしていますが、
調べたら、渋谷区で震度5弱の地域です、
そんなことあるの???

このページの地下室のある家です

同じ震度5弱だった私の事務所では、鉄筋コンクリート造の3階ですが
揺れの激しさにスタッフ4名がビルから飛び出して、
1階の道路にみんな立っていました。

当時、車で外部から戻ってきた私は、
「同じ逃げるなら、建物のない隣の駐車場の前で待っていないと
建物が、道路側に倒れてくるよ」
とアドバイスしたことなど、よく覚えています。

事務所に入ると、本棚から本がたくさん落ちていました。

「揺れに気付かない?震度5弱で? 凄いなぁ…」と
我ながら驚き、感心しました。

東北大震災の翌日に、
気になる新築やリフォームしたユーザーの家に
私が電話をしていったとき一番心配していたのが、
浦安で新築されたばかりの住宅でした。

「駅からの帰宅途中、多くの家が傾いていたり道路が波打っていたりしていたので
家の中が酷い状態になっているだろうなと思っていましたが、
何一つ倒れたものもなく、全く何ともなっていませんでした。」

とお聞きしたときは、ほっとしました。
地盤の弱い地域だったので揺れは大きかったはずですが。

ミタス一級建築士事務所では
単に耐震等級3をクリアしているというレベルだけでなく
数字にもチェック事項にも現れない、いくつものノウハウを
組み込んで設計しています。

阪神淡路大震災以降、いろいろ真剣に学ばせて頂きました。
阪神大震災以降に行われた、木造の構造学で大家の杉山英男先生の講演
を受けてショックだったことがあります。
「木構造って、本当は計算できないんだ。」

その理由と意味に納得し、
耐震設計の計算には現れない大切な考え方や
設計だけでなく工事方法や監理も重要だとういことを肝に銘じました。

話は、戻りますが
本当に耐震にこだわる人は、簡単に述べておきますと

耐震等級3以上、または建築基準法の壁余裕度1.5以上
さらに偏心率0.15以内

を最低でも希望してください。
業者選択の時の事前のやり取りや依頼方法はまた述べます。

建築基準法をクリアしていれば良い、
そこまでこだわらない人は、無視してOKです。
完全な欠陥住宅でない限り、全て最低限はクリアしているはずですので。



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快適な住宅の創り方(4)

2020年03月03日 13時03分51秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲キッチンの並びに、少し隠れた
長いカウンターと壁面収納
手前には納戸もあります。

2020年2月25日のブログ記事一覧-一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」(3)の続きです。

自分が求めている「快適な住宅」について、
一度考えてください。

かなり漠然としていて、優先順位がハッキリしていないことも多いです。
いろいろな切り口がありますので、例をあげてみます。

通常、絶対大切な要素に「予算」があります。
中には、「気に入ればいくらでも」という人もいらっしゃいますが例外です。

予算を業者に伝えないといけませんが、総予算と伝えたとしても
それがどこまで含んでの総予算かということです。

工務店は、「自分たちが請求する金額の合計」と理解するかもしれません。
引っ越しの費用や仮住まい、置き家具や家電品は必要でしょうか?

カーテンや照明器具、エアコンはあなたは当然含んでいると思っていても
業者は違うかもしれません。

中には、オプションやグレードアップ分も当然別途だと考えている場合があります。
あなたは、全て入っていると信じて予算を立てていた。
業者は注文を取るために、「見積もり掲載以外は別途」と書いて
他に必要な項目を記載していない場合もあります。

設計が全て終わってからの正式見積もりで、ビックリ!
何とかして止むを得ず手当てしても
完成時にさらに追加が出て、出費も他に必要だとわかって

「騙された!」という気分になるかもしれません。
それでも、納得できる住宅が完成したならまだ良いですが…

予算ひとつにとっても、初めて家を建てたり購入する方には
わかっていないないことが多いはずです。

「快適な住宅を創る」には、そういうことも抑えないといけません。

わからなかれば、業者に徹底的に質問して、教えてもらって
書面でももらっておくことが必要ですね。

次に「構造」です。
「構造」で具体的に浮かぶのは対地震ですね。

地震に強いのは、当たり前なので
「最低限、建築基準法を満たしていて欠陥住宅でなければ構わない」
という人は、「耐震性 最低限」とメモしておけば良いでしょう。

そういう人は、欠陥住宅さえ手に入れなければ良いので
どこに頼むか選択肢を考える場合、あまり考慮に入れなくて良いです。

そうではなくて、「耐震性は通常レベルでは嫌だ。こだわるので絶対強く」
という人は、どの程度かです。

どの業者に聞いても
「絶対、大丈夫です」
「うちは自信があります」
「ハウスメーカートップの〇〇ですよ。大丈夫に決まってるでしょ」

「耐震性、自慢できるくらい強い」とか
知識のある人なら「耐震等級3以上」とか
「長期優良住宅以上」だとわかりやすいですね。

わからないけどこだわりたい人は
「耐震等級3以上」とメモをして希望を伝えてください。

まだ先になりますが、
こだわった項目ごとの業者の探し方と見分け方、
依頼の仕方もお教えします。
他では絶対に教えてくれないことです。

なぜなら、業者側は、もし知っていたとしても
自分の首を絞めることになりますし
(多分、あまり知らない)
住宅評論家や学者も知らないことだからです。

あなたにとっての快適な住宅の条件、
予算、構造、断熱性、耐久性、デザイン、色、素材、健康面、機能性、
お手入れ、間取り、動線、使いやすさ、といった切り口でも良いですし

「光と風が通る家」
「暖かくて涼しい」
といったイメージでも良いのです。
せっかく創るなら、あなたの希望を項目もイメージも満たす
方が良いですね。

「満たす?」
「う~ん、ミタス」 ですね。(^^)v

この項目の解説、まだまだ続きます。

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快適な住宅の創り方(3)

2020年02月25日 16時35分56秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 

前回、2020年2月10日のブログ記事一覧-一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」の続きです。


「快適な住宅を創る」のに、みなさんにとって、
最も大切な仕事は「どこに依頼するか」なのです。

人によって「快適な住宅」の定義が異なるので、
それを実現してくれないとこに依頼したら、
どれだけ予算を出しても無理です。

美味しい和食を食べたいと思って
有名な店だからとフランス料理に入ってしまったら、
美味しい和食が出てくると期待しても無理なのと同じです。

プランや動線はもちろん細部にまでこだわって設計を考えて欲しい人が
建売、建売フリープラン、建築条件付き、ハウスメーカーを
選択するのは、最初の方向が間違っているので無理なのです。

とにかく安く戸建てに住めれば快適、という人が
土地を購入し設計事務所を選択、
こだわりの設計で快適な住宅にと求めても
予算で無理が生じます。

「己を知って敵を知れば…」ではないですが

「自身にとって快適な住宅は何かを知り、依頼先を知って」
頼めば、その時点で成功は80パーセント約束されます。

こだわりの多い人が増えてきましたが
「自身の求める…」までは研究して知っていても
「依頼先を知って…」の方法を知らないのです。

そこで間違ってしまい、後々トラブルになって住宅紛争処理の相談、
というケースが増えています。
早く気付けば良いのですが、手遅れの相談が多いです。

「快適な住宅を創る」方法の大きな7つの流れを説明します。

1 自分が求めている「快適な住宅」って何か知る
2 どこに依頼すれば良いか探して見極める
3 設計契約時に確認、主張すべきこと
4 設計打ち合わせで必要なこと
5 工事契約でトラブル防止で重要なこと
6 工事中にした方が良いこと
7 入居後に注意すること

自分が求めている「快適な住宅」について、
わかっている人は良いのですが、
人によって違うため、何を考えるかは一律には言えません。
次回はどうやって考えるか、そのヒントを解説します。


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快適な住宅の創り方(1)

2020年02月07日 18時10分37秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 65インチのテレビが小さく見える広いリビング 
実は写真でテレビに見える黒いパネルより
65インチテレビは、さらに小さいのです。


ミタス一級建築士事務所は、お陰様で今年で20周年となります。
2000年スタートという区切りの年にスタートしました。

遡ること数十年、高校2年生の春に将来は何をするか
と考えたときに、

「そうだ、快適な住宅を設計しよう」と決めて、
あれこれ思考錯誤して行ってきました。

「こうすべきだ、こうした方が良い」と意見を出しても
会社の利益と相反することは通りません。

もっと偉くなったら、と思いましたが
雇われ社長になっても無理だということに気づきました。

独立しても、結局失敗してしまう建築士の先輩たちも
多くいました。結局、技術屋だから看板が無くなってしまえば
無力で、独立は難しいのか。

成功している人は、技術を後回しにして
営業力で利益をがっぽり取れることを重視した会社が
ほとんどでした。

すれでも、本当にこだわるなら組織の利益と相反するため
自分で独立してトップになるしか方法はありません。

営業力、経営者としての考え方を少しだけ学び、
思い切って独立して20年となりました。

30年は続けるつもりでスタートしているので、
あと10年間、残りも年中無休で全力で仕事します。

この何十年間で、快適な住宅を追求してきましたが
単に建築面でどんなに快適に創ったつもりでも
ユーザーがいろいろな問題に直面していることにも
気付きました。

わかりやすいのは、
メンテナンスや住宅リフォームですが
そういったことではなく、
相続の問題、親の介護問題や痴呆症の問題、
実家の管理や売却などなど。

いずれも住まいでの重要な問題です。
これらを無視して、「快適な住宅」と叫んでいても
片手落ちかなという思いも出てきています。

そういったこともある程度何とかできないかと
勉強し、アドバイスし、宅建業登録もして動いていたら、

どんどん勉強すること、インプットすること
セミナーや講習会を受けることが
建築だけでかなりもあるのに
増えすぎているのが現状です。

そこで振り返って確認していきながら
「快適な住宅を創り方」を
じっくり書いていこうかと思います。

「快適な住宅を創る」ための断片的な内容は
気付くたびにブログに書いてきましたが
もう少し体系的にです。

設計面や仕様面、そして現場での実際の作業のポイントなど
私でしか書けないことも多いと思います。

かなりの独断と、これはどうしても間違っていると思うこともあります。
そいうった考え方も意見として書いていこうかと思います。


▲白線で囲った枠が65インチ壁掛けテレビの実際のサイズです。
有機ELなので薄くて、持ち方によっては折れそうでした。
3人で持ち上げました。
ここまでくると本当に壁掛けテレビという感じの薄さです。
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ハンスグローエの蛇口一体型浄水器、アレグロ

2019年06月26日 11時25分50秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲  ハンスグローエの蛇口一体化浄水器 タカギ アレグロ


アーチ形の水栓金具で、浄水器一体型の水栓金具の新製品が発売されました。
上記写真、真横から見たラインが美しいですね。

メーカーが紹介したいとミタス一級建築士事務所を訪ねてきたので、
スタッフと話を聞いたばかりです。

山口智子さんのテレビCMで、蛇口一体型浄水器を宣伝していた
(株)タカギという会社の新製品で、
それらテレビで宣伝した商品群は、売れに売れているとのこと。

今回、日本のメーカーとのコラボレーションのため
アフターメンテンナンスもしっかりしていること、

ハンスグローエとの提携デザインで、浄水器一体型は初めての発売とのこと。
オリンピック選手村になるマンションでも採用してもらっているということでした。

キッチンの水栓金具の選択は、いつもはユーザーのご希望に合わせて
スタッフに任せて提案をしてもらっていますが、

参考までに私も一緒に説明を受けました。

節湯C1も付けたタイプで、浄水器カートリッジも子供でも交換できる
簡単な構造らしいです。

興味のある方は、

「 タカギ浄水器 」で検索するとメーカーのホームページで
他の商品が見れますが、

2019年6月26日、本日現在はメーカーホームページにも
通常のWEBに商品紹介が載っていません。

PDFになりますが、下記がメーカーが出したニュースリリースです。

タカギ アレグロ

既に発売しているようなので、こういった商品をお探しの方は
選択肢がほぼなかったのですが、

選択肢が拡がったので、ご参考までに。


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壁掛けテレビの取付け

2019年02月08日 09時50分31秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ これは、小さい方の壁掛けテレビ 完了時


壁掛けテレビが、大型サイズでも増えてきました。

画面が有機ELタイプは、かなり薄いので、大型になると持ち上げるのに
壊れないかと不安になります。

そっと、そっと丁寧に という感じです。

65インチの大型テレビを壁掛けにするのに
結局3人掛かりで取り付けてもらいました。

金具には、上下左右にスライドできるものもありますが
大型の固定タイプですと、少しでも位置を間違うと

穴が残って大変です。

金具とテレビを指定してもらい
事前に図面をスタッフに描いてもらっての工事となりました。

通常の壁面にではなく、テレビパネル壁面への取り付けです。


 

▲箱から出して、取説や部品、取り付け方を確認



▲再度3人で取り付けることに


▲▼図面は、その金具とテレにに合わせて、
どの位置にどう付けるかを検討して図面化しています。
上が大型テレビ、下が寝室のテレビ



固定金具で壁との隙間が少ない場合、
取り付け後の裏面への配線接続は結構面倒だと電気屋さんの話でした。



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住宅の耐力面材の釘打ち不良

2019年01月22日 09時59分09秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲日経ホームビルダー 2019年2月号の表紙 釘のめり込みの問題


設計事務所で独立した20年くらい前から、私はデーターを基に警告を発していて、

住宅の検査でも必ず事前に指摘、現場で手直しをお願いしていることですが

今月2019年2月号の日経ホームビルダーでも実験結果を出して警告しています。

しかも、単に釘のめり込みだけの問題ではありません。

この釘に絡んでは、もっと他にも問題があるのです。

打つ場所をミスしている、打ち忘れている、釘が違っているという点です。


工事中の検査の依頼を受けた一流のハウスメーカーの工事でも、

事前に現場監督と打ち合わせて注意、指摘していても

実際には、指摘していた通りの間違いとやり直しがたくさん出ます。

第三者検査、性能表示検査や長期優良住宅の検査でも
そこまで細かく見ないし、指摘しないのです。

もしやったら、ほとんどの工事現場で再検査になるはずです。

「うちは、パネルを工場で造って現場ではほとんど釘を打たないから」

と言っていた一流ハウスメーカーの2社でも、現場を見ると全然ダメでした。


「高品質の住宅を造るためには、設計と同じくらい設計監理も重要だ」

と言い続けていますが、今でも誰にも信じてもらえません。(笑)

これ以外にも、まだまだたくさんあります。

2002年に発行部数も一番多く有名な住宅情報雑誌の依頼で掲載した

「手抜き・欠陥住宅を防ぐ方法」の記事は、当時ものすごい反響がありました。

私が2000年にホームページに記載した建て主にできる 欠陥住宅を見るだけで防ぐ写真を見て依頼があったのです。


15年以上経ち、検査も行われてきて
中間検査が行われている横浜市の地域では

昔のようなひどい構造的な欠陥住宅は、ほとんどなくりました。
良いことです。

それでも、高品質住宅を造るためには
まだまだたくさん間違った工事が、現場ではなされています。

悪意はなく知らないで行ってる
ハウスメーカー、工務店、職人さんは多いですし、

第三者検査や長期優良住宅でもそこまでは指摘しないのが現状です。

指摘している検査機関が知らない、気付いていない、
指摘しない場合もあるのが現状です。

ミタス一級建築士事務所は、もう工事中の検査だけを受けることは
できるだけ避けています。

検査はスタッフには無理で、私にしかできないことなので、
設計した監理で、自身の現場のチェックで私が忙しいからです。

そのため、お近くで困ったことがあった場合、

無料でぱぱっと現場を見て指摘とアドバイスだけをして
終わりにしています。



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