一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

クリナップのシステムバスの特徴とメリット

2018年06月22日 08時56分41秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲ 主にこのシリーズです

先日、クリナップのユニットバスのメーカー研修会があり参加してきました。
プロ向けで、クリナップのシステムバス、ユニットバスの特徴、メリットや構造、考え方など
完成品を見るだけでなく、実際に分解したものも拝見して説明を受けました。


▲▼分解して確認、説明




▲壁の硬質断熱パネル

私が感じたデメリットまでは公開しませんが
私が感じたクリナップのシステムバスの
メリットを列記します。

但し、グレードの高いアクリアシリーズ限定で述べます。

・壁の断熱パネルは標準仕様で、タオル掛け程度なら後で付けることもできる強度を持っている。
(手すりは、事前に補強がいる)

・浴槽の下にも防水パンが標準で付いている
(メーカーやシリーズによっては、なかったりオプションだったりします
クリナップも通常グレードのシリーズは、付いていません)

・床材は濡れると滑りにくく、デッキブラシで擦っても大丈夫な硬質で汚れやカビに強い
(カビや汚れ防止を、随所に意識しています。9Hの硬度とのこと)

・カビや汚れ対策でシーリング材は使わず、特殊加工したパッキン材で対応している。
(浴槽廻り、壁材のジョイントもそうです)

・オプションでステンレス天井、床夏シャワーが選べる
(防カビ対策でもあるようです。
床夏シャワーとは、スイッチを入れると床にお湯が1分間出るので
冬場に入るときの寒さ対策、汚れ防止にもなるとのこと)


・高齢者がまたぎやすいように、中央部分を下げた浴槽が選べる
(75ミリ下がっています。高齢者には確かに良いですね)

・壁材は、横張なので水平ラインの広がりや配色が可能になる
(通常は縦です。目地も水平にあり、水平に色を変えられます)

と感じました。

 


▲ステンレス天井


▲床に温水シャワーが流れる


▲浴槽入り口が下がっています


▲別のシリーズで、棚がたくさん付けられるタイプ
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住宅セミナーのお知らせ

2018年06月19日 09時01分53秒 | 住宅セミナー・住宅勉強会
▲ 「健康で快適な住まいの考え方と事例」というテーマです


先日、東京の町田駅近くのホテルで行った住宅セミナーが好評だったので

もう一度お願いされて、横浜市青葉区青葉台で行うことになりました。
当日は、雨にもかかわらずたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。

前回は、締め切り後にお知らせしましたが
今回は少し前にお知らせしておきます。

2018年7月9日(月)午前11時15分~12時
青葉区青葉台駅徒歩3分 のホテル「青葉台フォーラム」にて

セミナーは、指定があり前回と基本的に同じ内容でしますが、
お問い合わせの多かったマンションリフォームの実例も入れてお話しします。

サンケイリビング新聞社 主催で、予約制ですが無料ですので、
ご希望の方は、直接お申し込みください。

TEL 045-903-4591 平日10時~17時

申し込み締め切り 7/3

 

▲今回の全体のテーマです



▲これが問い合わせ先と場所の地図


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大阪北部地震 追記

2018年06月18日 11時16分50秒 | 建築家の日記
▲朝日新聞デジタル 2018年 6/18(月)8:14配信
よりお借りしました。 


本日の2018年6月18日 午前8時前に大阪府北部で地震がありました。

震源地に近い場所は、震度6弱となり大きな地震です。

通常、震度5であれば古い旧耐震の木造住宅でも心配はありません。

震度6になってくると、立っていられない状態で

弱いブロック塀が倒れたり、外壁が落ちてくる場合があります。

「震度5と震度6の差は、体感で2倍の揺れ」となっていますので、

阪神大震災や東北大震災で震度5を経験した方は、その差を想像できると思います。

横浜市青葉区は、東北大震災で震度5弱でした。

阪神大震災のように震度7までいくと、
震度6のさらにその2倍の揺れを体感として感じるレベルですから、

旧耐震の建物は、木造だけでなく鉄筋コンクリート造でも壊れてしまいます。
(1981年以前の建物)

現在の新耐震では、その阪神大震災クラスの揺れが来ても建物は崩壊まではしない、
被害を受けても建物が壊れて圧死しない
(2000年以降の建物、1981年~2000年の建物は少し劣ります)

という基準で造られています。

また、建て替えしなくても耐震補強を正しく行えば
そのレベルになるという前提で耐震補強の考え方が確立して考えられていますが

新築とは別の考え方なので、別途しっかり学ばないと
耐震補強の正しい方法は、一級建築士でもわかっていません。

震度5までなら、心配しないで情報を聞いていられるのですが、

震度6になると、通常の被害以外に季節が冬ですと火災なども多くなります。

今回は、季節的に暖房としては使っていないでしょうが、
現在3件の火災と報じられています。

ちなみに、室内に暖房として置く移動式の石油ストーブは、
倒れたら消化する装置が付いていても、大地震のときにはあてになりません。

どうか、それらはお使いにならず、これを機会に今年の冬までに
別の方法の暖房に変更していただきますように。


追加記載

小学校のブロック塀が壊れ小学生が死亡したとの痛ましい事故のニュースが流れ、
画像をみましたが、私が画像を見た限りでは、これは構造的に違反のブロック塀のようにも見えます。

ミタス一級建築士事務所の ホームページのブログ に詳しく記載しましたが
公立の小学校で、この塀が放置されたいたのが信じられませんし、残念です。



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地盤調査のお勧め方法

2018年06月09日 11時39分58秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲SDS方式で土質も確認します


木造住宅での地盤調査はスウェーデンサウンディング方式、
略してSWS方式という簡易な方法が一般的に採用されています。

このSWS方式は、費用も安くて良いのですが
データーとしての正確性は、曖昧です。

その曖昧なデーターで第三者に地盤保証を付けてもらうには、
保証する側は、疑わしいデーターなら保証を付けたくないわけです。

ボーリング調査をするのが一番良いのですが
費用が掛かるので、木造2階建ての場合はほとんど採用されていません。

これを補う良い方法は、調査個所数を増やすということと、
最近使われるようになってきた、SDS方式というものがあります。

最近のミタス一級建築士事務所が依頼するのは、この地盤調査方法です。

先日行った地盤調査では、

建物が大きいのと特殊な形状と構造をしているので
地盤調査のポイントを通常の約2倍の9箇所、指定しました。
さらに、そのうちの1か所をSDS方式で指定です。

今回、既存建物が鉄筋コンクリート造だったため
その基礎のある部分は深く地盤を堀り下げたのが不安だったのです。

正確には把握するために、今回の建物で重要なポイントを9か所指定しました。

途中、2カ所がうまく調査できなかったので、今回は結局11カ所もの測定となりました。

SDS方式では、土質も考えるので、より正確なデーターが出ます。
これで地盤改良や杭が必要だといわれたら、もちろん従うしかありません。

今回の結果は、地盤はそのままで保証も付けられることになりました。
ひと安心で、多少調査費用を余分に出しても、万全を期した甲斐がありました。

 

▲▼SDS方式




▲▼SWS方式で10箇所測定




もう少し詳しい本文と、測定カ所すべての写真は、
ミタス一級建築士事務所ホームページの ブログ に載せてあります。




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造付け本棚の例(1)

2018年06月06日 13時39分56秒 | 施主と一緒に
▲ 家具屋さんにオーダーで造ってもらい設置した本棚


ミタス一級建築士事務所では、新築やリフォームの際に

「書籍がとても多い」「マンガ本を並べたい」などの希望者も少なくありません。

何回かに分けて、造り付け本棚の実例とノウハウについてアップしていきましょう。

造り付けをする場合、

(1)大工さんに現場で造ってもらう

(2)家具屋さんで造ってもらって組み立て設置してもらう

(3)システム収納を組み合わせて設置してもらう

(4)自分で造る

というパターンが多いと思います。

今回は、マンションの全面リフォームで家具屋さんに頼んでサイズオーダーしたものです。

既にひと部屋を、書籍、DVD,CDだけで使っていて
入りきれないものが、床に積み上げていたり、箱に入ったままの状態だったのを
何とかしようと、設計したケースです。

今度もその部屋は、書籍スペースで使いました。

ミタス一級建築士事務所のスタッフ2名が、まる一日掛かって
現地で既にあるそのボリュームをすべて測定してきました。

その収納するサイズとボリュームに基づいて、
全てが入るように、新規本棚の棚の高さと奥行きをそれぞれどうするか、

通路の幅や設置方法、梁やエアコンとの取り合い
既存でお使いになりたい本棚の設置場所、

本を確認したりちょっと読んだりできるカウンターをスペース


それぞれ計算しながら設計し、実現したものです。

 















ミタス一級建築士事務所ホームページ には、工事中の写真もアップしています。

次回は、大工さんが造った例をアップします。



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間接照明の昼と夜(2)

2018年06月04日 09時14分28秒 | 施主と一緒に
▲トイレの明るさも夜は、
この程度でも良さそうです 


2018年6月1日の続きです。

前回のダイニング以外に
主寝室とトレイの昼夜をアップします。

 

▲▼昼です。ベッドのヘッド部分に、小さなカウンターを付けました。
壁を照らす照明器具は、読書灯で首がふれるのですが
お互いに反対の場所から斜めに照らして、上を向いても
まぶしくないようにしてみました。
スイッチにライトコントロールはありますが
お互いにそれぞれスイッチがあります。




▲▼夜です。



▲主寝室がリビングに面していることもあり、
防音ドアーとし、通気が可能な特殊なドアーです。



▲▼昼の小さな窓からの光のトイレと
夜の間接照明だけのトイレ。天井には照明はありません。




明るくないと眠くなるし、とにかく明るくという場合は
間接照明を付けてもメインを点けてしまうのでのであまり役に立ちません。

新聞を読む、読書をする、勉強をする、細かい作業をする場合と場所は
別途考えなければなりませんが

LEDが当たり前になり、間接照明だけでも、
省電力で、そこそこ明るくすることも可能となってきました。


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間接照明の昼と夜

2018年06月01日 13時25分42秒 | 住宅完成写真
▲夜にカウンター上の
ダウンライト2灯だけの写真


間接照明の部屋で、昼と夜はどんな感じに違うのか
写真では、実際とはやはり異なりますが、撮ってみたので、紹介します。

 

▲▼昼のダイニングとキッチン
窓から外の風景がわかるくらいに写真の明るさを落としています。
実際はもっと明るい感じです。
奥の窓まわりの壁は、モザイク大理石で割肌の凹凸があります。




▲天井の間接照明だけを点けました。
メインのダウンライトは点けていません。
白い天井に反射して、全体が明るくなります。

▼さらに、奥のカウンターのダウンライト2個だけにしてみました。
モザイク大理石の凹凸や陰影が、写真では消えてしまっていますが
実際には、はっきり見えて、もっと癒される感じです。





▲別角度、夜のリビングからキッチンです。



写真なので表現に限界がありますが、ご参考に。
別の部屋もまた、アップしてみます。



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