雪が積る冬の間、慢性心不全の外来は2ヶ月に一回にしてもらっている。
おばあちゃんのお葬式などもあって、一週間分の朝の薬を飲んでいなかった事を外来の前日に気が付いた。
久々の輪島行き、あれこれ用事がある。
気温が下がって来て、輪島までの半分の地点まで、薄く積った雪が凍っていた。
しかし,そこから先の道には全く雪がなく、快適に走れた。
昨日は採血と尿検査だけ。
輪島に着いたばかりで,尿意を催し、排尿してしまった。
採血の間、尿意を我慢できる自信がなかった。
私の所為ではないけど、採血の時、血管が浮き出なくて、看護士さんは苦労する。
腕の関節の内側の中心付近が、痛みがないらしい。
しかし、そこは血管が見えにくく、その外側の血管が青く浮き出ている所になることが多い。
針をさす時,チクッと痛い。採血が無事に終わってそのまま尿検査のためトイレへ。
さて、と思ったものの,最低ラインの尿を絞り出した。やれやれ。
そこから随分待たされるので、買い物を先にする。
メモをこまめにチェックし、当分出かけなくてもいいように買い込む。
昨日は10時予約で、一応10時頃には病院に戻った。
そしたら、車が目の前を走り去って,病院の入り口の所で止った。
あれ?お隣の寺の次男が車から降りて来た。運転していたのは3男だ。
後から近づいて次男の肩を叩いて、「風邪か」と聞いた。
「多分」との答えだった。インフルエンザでなければいいが,と思った。
10時予約なのに、1時間待たされた。
こんなことならもう少し買い物を済ませれば良かった、と思った。
循環器内科の医師は輪島病院の副院長でもあり、金沢大学系である。
元輪島病院にいた看護士さんから紹介された医師で信頼はしている。
7日間薬を飲み損なったことをちゃんと報告した。
病院で薬を貰う方が市販の薬を買うより安い。
時々薬が欲しくてそれとなくお願いするけれど、
と言っても膀胱炎の薬とか湿布ではあるが、予防の薬は出しません、ときっぱり言われる。
この辺は、小さい村の病院とは違う。
近頃、患者が減って来て、薬を出すことによって,
経営を成り立たせている小さな病院は多いような気がしている。
わたしの甘い作戦は失敗するものの、その毅然とした態度には好感が持てる。
しかも、飲み残した薬を無駄にしないように、7日分を含めて2ヶ月分の薬を出してくれた。
病院を出たのは12時近かった。
寺の次男は耳鼻科の前で、診察を待っていた。
「お先」と言って病院を出た。
この天気が大荒れになる時,横浜の娘に荷物を出した。
そして,最後に寄ろうと思っていたスーパーが臨時休業だなんて。
あー、ショック。しかし、もう帰りたい。
後のことは後で考えよう,そう思って急いで家に帰った。
先に寄ったホームセンターで半額以下になっていたサザンクロスを買い求め、
これしっかり育てて、花を咲かせようと思うと嬉しくなった。