何故か突然「パンク」について思ふ。それと、「ライダーズ革ジャン」。

2018-11-02 22:20:32 | Weblog


「パンク」という概念は

精神性とファッション性が強いよな・・・・・・と、ふと思った。


何と言うか、

例えば、ロンドン・パンクの基本的なメッセージ(というか、アティテュード)は、

髪を切れ、化粧を落とせ、常識を破れ、

誰にだってバンドはやれる、複雑化したテクニック至上主義(もしくは権威主義)の、

過去のロックはファックオフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

というようなモノであったはずだ。

それは、停滞して汚濁して腐臭を放っていた当時の「社会」と「ロック文化」への反逆であった。


それが、「精神性」。


もうひとつの「ファッション性」については、言わずもがな・・であろうと思うのだが、


マルコム・マクラレンと(まだ無名の)ヴィヴィアン・ウェストウッドのブテイック「SEX」の常連であったピストルズのメンバーたち、

そしてよく「精神性」で語られるクラッシュも、実はすごい(過激な)お洒落。

ロンドンのパンク・バンド達がライダーズの革ジャンを好んで着てるのはやはり、

NYパンクの、ラモーンズからの流れ・・・であろう。


でも、面白いのは、ラモーンズは堂々と長髪なんだよね。

大体が、ロンドン・パンク以前の、NYパンクって呼ばれてるムーヴメントは、

アート系の大学生とかが関わった、ストリートからの「自然発生的」なものだったから、

全然、パターン化されていない。雑多、の一言に尽きる。

俺の信奉する テレヴィジョン なんか服装は・・・・シックだが普段着だ。

トーキング・ヘッズなんか、ただの大学生だ。

ブロンディなんか、飲み屋の可愛い、ケバい姉ちゃんだ。

NYドールズに至っては・・・・・グラム・ロッカーだ。


後発の、ロンドン・パンクがお手本にした(というか、マルコム・マクラレンがパクった)のは

リチャード・ヘル(彼が初期テレヴィジョンのメンバーだったのはあまりにも有名)のセンスと服装だった。

オレンジジュースで立てた短めの髪の毛、わざと破ったTシャツ、それを留めた安全ピン。

当時、いかにキテレツであったであろう。


それプラス、ラモーンズのライダーズ革ジャンと、ヒザ抜けジーンズ。

それでパンク・ロック・ファッションの大まかな原型は、出来たも同然であったろう。


しかし、そういえば

NYパンクにはあまり、「精神性」みたいなモノが見当たらないな。


それはそれで、その方が「風通しがいい」ような気が、する。



それにつけてもライダーズ革ジャンの美しさよ。



いや、もう本当に・・・・・・・・・・最高だよね。











イラストは、少女漫画風・オリジナル・パンクス。

イメージはザ・クラッシュの、ポール・シムノン・・・プラス、リチャード・ヘル。


作画はアタクシ、片山道子(俺の画風は、(「綿の国星」の)大島弓子の影響を受けている)。








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