マキペディア(発行人・牧野紀之)

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有機体、der Organismus

2012年01月29日 | ヤ行
  参考

 01、有機体は実際、実在している目的そのものである。(精神現象学195頁)

 02、自己保存するもの、自己に還帰するもの、そして自己に還帰したものとして示される。(精神現象学197頁)

 03、有機的なものの本質をなす自己内反省(精神現象学212-3頁)

 04、対立の中では1つの極(端項)を占めている規定された契機が、同時に中項でもある事によって端項である事を止め、有機的な契機になるという事を洞察する事は最も重要な論理的洞察の1つである。(法の哲学第302節への注釈)

 05、有機的に、即ち全体の中へと取り込まれた(法の哲学第302節への注釈)

 06、有機界と無機界との差異は、前者の根底には体制[システム]の概念が横たわっているが、無機界では体制は存在しないか、又はその特異的な特徴を為していない事にある。……有機界の諸形態は単に諸々の部分から出来てはいるが、それは同時に器官[organ]となっているのである。……器官の概念は目的の概念を予想する。(デボーリン「弁証法と自然科学」笹川訳白楊社224-5頁)

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