「FRANK フランク」
ミュージシャンを目指す青年ジョンは、ひょんなことから奇妙なバンドにキーボードとして加入することに。決してかぶりものを脱がないボーカル、フランクのエキセントリックな言動に翻弄されながらも彼の才能に惚れ込んだジョンは、バンドを有名にしようと奔走するが…
今をときめく男前、マイケル・ファスベンダー主演の話題作を、やっとこさ観ることができました~ご存じの通り劇中ファスベンは、ずっと珍妙なかぶりものを被ったままで顔を隠しています。ああ、もったいない!もったいないオバケ出没ものですよ!今や世界一の男前とも讃えられているファスベンが、その美しい顔を見せないなんて。じゃあ別にファスベンじゃなくてもいいじゃん?オーランド・ブルームとかでいいじゃん?なんて思ってしまいますが。いざ映画を観ると、フランクは誰がやっても同じではないな、と驚嘆しました。男って、やっぱ顔じゃないんですね~。もちろん顔は重要な魅力ですが、見る人の心に最も強く深く触れてくる魅力は、やはり内面、醸す雰囲気ですよね。ファスベンasフランクが放ってるタダモノではないムード、凡百な俳優には出せるはずもない魅惑的な怪電波のようでした。
風呂に入る時でさえかぶりものを外さないフランク、フツーなら病的でヤバいキモい男に映るはずなのですが、不思議なまでにカッコよく可愛いんですよ。変人、そしてかなりの病人なのですが、その予測不可能な天衣無縫な振る舞いは、楽しく翻弄されてみたいと思わせるチャーミングさ。放っておけない無垢な子どもみたいで、守ってあげなきゃ!支えてあげたい!と母性本能をくすぐります。大胆不敵なようで、実はシャイで小心な面も愛しくなります。静かにギターを爪弾いてる姿など、めっちゃ絵になってカッコいい!かぶりものをしてるのに、ファスベンの顔が透けて見えるようでした。これはファスベンの類まれな演技力、そして男前オーラの成せるわざでしょう。
フランクをもしイケメンなだけの俳優が演じてたら、あの繊細で脆いピュアネスは出てなかったのではないでしょうか。同時に、ただ演技がうまいだけの、ルックス偏差値が低い俳優でもダメなんですよ。スラ~っとしてて筋肉質な長身、長い手足!スタイルいいな~。そして、エキセントリックなミュージシャンにありがちなブッ飛んだ恰好はほどんとせず、落ちついたコンサバ系ファッションだったのも素敵でした。セーターとかカーディガンとか上品で、さすが英国男(正確にはアイリッシュですが)と感嘆。
ラスト近くになって、やっとファスベンの顔が見られます。おお!やっぱイケメン!端正だけど、虚ろな横顔に胸キュン。コワレてしまった静けさが、痛ましく悲しかったです。世の中、いろんな人がいるんです。誰でもできる、誰でもやるべきと思われてることが、やりたくてもできない、頑張ってもできない人もいる。それを、できないのは怠慢とか非常識とか責めたり、できるはず!やれ!と無理強いしたりした結果、フランクみたいな悲劇に襲われることになる。私も気をつけたいと思います。
でもフランクは、彼を愛し敬う人たちに囲まれて幸せな男でもありました。彼とバンドメンバーとのやりとりは、かなり珍妙でスットボケてます。フランクが破天荒しても、みんな動じることなくクールに対応してるのが笑えた。かたくなにフランス語しか話さないギターの男の子が、結構イケメンでした。フランクの作る歌、音楽に関しては全くの門外漢な私からすると、奇抜というか斬新すぎるというか、正直???なワケワカメ系なのも笑えました。
実質の主人公であるジョンの、神経に障るキャラも強烈でした。あーいう人、いますよね実際。迷惑な善き人というか。悪気は1ミリもない。でも、鬱陶しいまでに前向きで、自分は常に正しいと信じこみ、自分の価値観を他人に押し付けてくる強引さ、独善。ああしなきゃダメ!こうするべき!と、フランクを自分の思う通りにしようとするジョン、ほんと殴りたくなるほどウザいです。バンドメンバーの誰からも好かれず信用もされないジョン、そりゃそうだろと納得。嫌われてることにも気づかない、都合のいい鈍さにもイラっとさせられます。ユルく楽しくバンド活動してたフランクたちの中に入り込み、求められてもないポジティヴさと野心で、すべてをメチャクチャにしてしまうジョンみたいな人、身近にいたらホント疎ましいだろうな~。迷惑な善人って、悪人より始末が悪い。
↑ファスベン、やっぱ顔を隠すのはあまりにももったいないほどカッチョいいですね~大人の恋愛映画とか、ラブコメとかにも出てほしいなあ
↑新作は、シェイクスピアのマクベス!時代劇も素敵なファスベン、きっとまた圧倒的な熱演に違いない!楽しみ!
ミュージシャンを目指す青年ジョンは、ひょんなことから奇妙なバンドにキーボードとして加入することに。決してかぶりものを脱がないボーカル、フランクのエキセントリックな言動に翻弄されながらも彼の才能に惚れ込んだジョンは、バンドを有名にしようと奔走するが…
今をときめく男前、マイケル・ファスベンダー主演の話題作を、やっとこさ観ることができました~ご存じの通り劇中ファスベンは、ずっと珍妙なかぶりものを被ったままで顔を隠しています。ああ、もったいない!もったいないオバケ出没ものですよ!今や世界一の男前とも讃えられているファスベンが、その美しい顔を見せないなんて。じゃあ別にファスベンじゃなくてもいいじゃん?オーランド・ブルームとかでいいじゃん?なんて思ってしまいますが。いざ映画を観ると、フランクは誰がやっても同じではないな、と驚嘆しました。男って、やっぱ顔じゃないんですね~。もちろん顔は重要な魅力ですが、見る人の心に最も強く深く触れてくる魅力は、やはり内面、醸す雰囲気ですよね。ファスベンasフランクが放ってるタダモノではないムード、凡百な俳優には出せるはずもない魅惑的な怪電波のようでした。
風呂に入る時でさえかぶりものを外さないフランク、フツーなら病的でヤバいキモい男に映るはずなのですが、不思議なまでにカッコよく可愛いんですよ。変人、そしてかなりの病人なのですが、その予測不可能な天衣無縫な振る舞いは、楽しく翻弄されてみたいと思わせるチャーミングさ。放っておけない無垢な子どもみたいで、守ってあげなきゃ!支えてあげたい!と母性本能をくすぐります。大胆不敵なようで、実はシャイで小心な面も愛しくなります。静かにギターを爪弾いてる姿など、めっちゃ絵になってカッコいい!かぶりものをしてるのに、ファスベンの顔が透けて見えるようでした。これはファスベンの類まれな演技力、そして男前オーラの成せるわざでしょう。
フランクをもしイケメンなだけの俳優が演じてたら、あの繊細で脆いピュアネスは出てなかったのではないでしょうか。同時に、ただ演技がうまいだけの、ルックス偏差値が低い俳優でもダメなんですよ。スラ~っとしてて筋肉質な長身、長い手足!スタイルいいな~。そして、エキセントリックなミュージシャンにありがちなブッ飛んだ恰好はほどんとせず、落ちついたコンサバ系ファッションだったのも素敵でした。セーターとかカーディガンとか上品で、さすが英国男(正確にはアイリッシュですが)と感嘆。
ラスト近くになって、やっとファスベンの顔が見られます。おお!やっぱイケメン!端正だけど、虚ろな横顔に胸キュン。コワレてしまった静けさが、痛ましく悲しかったです。世の中、いろんな人がいるんです。誰でもできる、誰でもやるべきと思われてることが、やりたくてもできない、頑張ってもできない人もいる。それを、できないのは怠慢とか非常識とか責めたり、できるはず!やれ!と無理強いしたりした結果、フランクみたいな悲劇に襲われることになる。私も気をつけたいと思います。
でもフランクは、彼を愛し敬う人たちに囲まれて幸せな男でもありました。彼とバンドメンバーとのやりとりは、かなり珍妙でスットボケてます。フランクが破天荒しても、みんな動じることなくクールに対応してるのが笑えた。かたくなにフランス語しか話さないギターの男の子が、結構イケメンでした。フランクの作る歌、音楽に関しては全くの門外漢な私からすると、奇抜というか斬新すぎるというか、正直???なワケワカメ系なのも笑えました。
実質の主人公であるジョンの、神経に障るキャラも強烈でした。あーいう人、いますよね実際。迷惑な善き人というか。悪気は1ミリもない。でも、鬱陶しいまでに前向きで、自分は常に正しいと信じこみ、自分の価値観を他人に押し付けてくる強引さ、独善。ああしなきゃダメ!こうするべき!と、フランクを自分の思う通りにしようとするジョン、ほんと殴りたくなるほどウザいです。バンドメンバーの誰からも好かれず信用もされないジョン、そりゃそうだろと納得。嫌われてることにも気づかない、都合のいい鈍さにもイラっとさせられます。ユルく楽しくバンド活動してたフランクたちの中に入り込み、求められてもないポジティヴさと野心で、すべてをメチャクチャにしてしまうジョンみたいな人、身近にいたらホント疎ましいだろうな~。迷惑な善人って、悪人より始末が悪い。
↑ファスベン、やっぱ顔を隠すのはあまりにももったいないほどカッチョいいですね~大人の恋愛映画とか、ラブコメとかにも出てほしいなあ
↑新作は、シェイクスピアのマクベス!時代劇も素敵なファスベン、きっとまた圧倒的な熱演に違いない!楽しみ!
ハンニバルのフィレンツェ・ロケ、行ってきました。MadsもFishburneも、素敵素敵。HughはオフタイムでもWillのキャラそのまんまで、何だかなぁでしたけど(苦笑)
え!そのお姫様、窒息死しなかったのですか?!なんか心配!
スケバン刑事のナンノも、鉄仮面かぶってましたね!奇妙なかぶりものをとると、ナンノみたいな美少女かファスベンみたいな男前が登場!じゃないとね♪私なんかがかぶってても、そのままかぶってなさいと言われそう(笑)。
おお~!ハンニバルinフィレンツェ!男前俳優に似合う古都だわ。生まっつん&ヒューが見られるなんて、裏山Cにもほどがある。一般ピープルとはやっぱ違うんだろうな~。ヒューはウィルそのものなんですね!役に入りきってたのか、地に近いのか。次は宮島でロケしてくれんかのお~。