まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

日本の歴史は女の涙でできています

2008-03-18 | 日本のドラマ(単発)
 録画してたスペシャルドラマ「徳川家康と三人の女」を、まったり観ただよ...
 織田信長と豊臣秀吉の天下のもと、乱世を渡る徳川家康。そして、彼の人生に大きく関わった三人の女たち...
 家康の最初の正室・築山御前、次の正室・朝日姫、そして秀吉の側室・淀殿が三人の女。もう星の数ほど映画化・ドラマ化されている彼女たちの悲劇。このドラマも、別段これといって斬新な視点で描いているわけではなく、ありきたりで新鮮味はありません。多少、史実とは違う!でもいいので、もっと今まで見たことないような、それでいて、それもあり得るかもな~な戦国女性ドラマにしてほしかったかも。その意味においては、「篤姫」は面白おかしく工夫してると思います。
 家康がねえ、すんごい善い人なんです。ちょっと立派すぎるよなあ。あんなに優しく紳士的で高潔な戦国武将、いないよなあ。返って人間味がなかった。もうちょっと、家康らしい腹黒さや冷たさも描いたほうが良かったのでは。
 まあ、松平健が演じるので、そんな複雑でコムズカシイ描写は、誰も望んでいないのですが。暴れん坊将軍が、年をとって恰幅よく老成した感じな家康でした。かなり悠然としてるので、愛する妻と息子を死なせたり、時の権力者の下で忍従する悲壮な苦労人には、あまり見えないマツケン家康ですが。でも、どっしりふくよかなイメージの家康は、外見的にはマツケンに意外と合ってかも?少なくとも、弁慶よりは1億倍ピッタリ。石田光成に蟄居を命じるシーンでは、ほとんど暴れん坊将軍だったのが笑えた。今にも『余の顔を忘れたか』『成敗!』とか言い出しそうで。
 信長の命令で死に追いやられる築山御前役は、高島礼子。マツケンは彼女の大恩人らしく(下積み時代、すごく世話になったとか)、売れてからもマツケンのドラマにはよく出る礼子さん、ほんと義理堅い女優ですよねえ。彼女、時代劇が似合う数少ない貴重な女優ですが、身分の高い役は何かしっくりこないんですよねえ。芸者とか女将とか、庶民の色っぽい系やらせたら、天下一品。なので、武家の貞淑な正室にしては、ちょっと艶やかすぎる。でもホント、今回もションベン臭い小娘でもない、厚いメイクがキツいオババでもない、熟女盛りの美しさでした。優しそうなところも好き。
 兄・秀吉の命令で夫と離婚させられ、家康と政略結婚させられる朝日姫役は、若村麻由美。彼女も大好きな女優なんです。もともとは素朴な農家の娘、というキャラを、さりげなく表現していて、やっぱ巧いなと思った。それにしては美人すぎるとも思ったが。運命に翻弄され黙従する可哀想な女、というありきたりさが残念。もうちょっと、若村さんの演技力を発揮できるキャラにしてほしかったかも。登場が待ち遠しい「篤姫」に期待♪
 淀殿役は、なぜか星野真理。ショボい...いちばん美人で華やかな女優にしなきゃいけない役なのになあ。
 織田信長が、なぜか中村敦夫。お爺さんじゃん!最近の信長といえば、反町とか玉木とか藤木ナオヒトがやってたので(どれも若くて男前だけど、信長には???なメンツですが)、その爺っぽさが余計イタい...
 秀吉が、なぜか鶴太郎。ひょうきん族のコントにしか見えませんでした...
 秀吉と朝日姫の母・大政所役は、中村玉緒。暴れん坊将軍の母上じゃん!それにしても玉緒、何でいつも必要以上にコミカルな演技をするのかなあ。フツーにやればいいのに。
 家康と築山御前の息子・信康役、どっかで見たことあるなあ、who?と思ってたら、柏原収史だった。やっぱ兄貴の崇のほうがE男だなあ。カッシー、最近見ないですねえ。まだコワレたままなので干されてるのかしらん。もったいない。エロいVシネマあたりで復活希望♪
 

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