拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

落ち梅/雑草

2024-05-12 10:53:13 | 園芸

奥地の家の梅の木から落ちた実を拾った。たくさんあった。

素人目でこれは傷ついててダメだろうと思ったヤツでも、そのほとんどが使えるのだそう(ネット動画情報)。まだまだ木になってるからその全部を梅干しにできたら奥地の家を買った元が簡単にとれるというもの。梅干しを作ったことはないが挑戦しよう。作ったら料理に使おう。梅干しとシソを薄く伸ばしたササミで巻いてパン粉をつけて揚げ焼くレシピは、私が料理を始めて間もない頃試したモノである。

はて、じゃなくて、さて、問題は、「猫の額」の地面を這うように覆っているいわゆる雑草。

「雑草」とは言ったが、万太郎博士も二つ前の朝ドラで言っていたとおり、この世に雑草などはない、雑草と言われてるものもすべて名前がある。はてさて、そうすると、これらを退治すべきかどうか悩むところである。退治すべきか否かの基準を考えてみよう。

まず、花を咲かすか咲かさないかの基準。だが、シダや苔でなければ大きい小さいの違いはあってもみな花を咲かす。「猫の額」の地べたの草たちも小さいながら可憐な花を咲かせているものがある(写真左上はカタバミ、左下はブタナ、その右はニワゼキショウ(だと思う。画像検索の結果))。逆に、花を咲かせても特定外来種のナガミヒナゲシなどは大いに退治すべきである。

次に、自分で植えたかそうでないかの基準。自分で植えたのでなければ「意図せず」存在するものだから退治するという考え方。これだと、「猫の額」に生えてる草木はすべて退治しなければならなくなる。

などと考えていると、なかなか方針が定まらない。いつでも退治にとりかかれるように四銃士を待機させているのだが、

現在、処分保留につき銃士たちは暇をかこっている。因みに、これら四銃士の中で、当初もっとも期待されたのが左端の「三角ホー」。草木を根元から切り取る農具である。だが、敵(草木)がわんさか繁茂していて、かつその根が深い場合はこれでは力不足。そうした場合、深いところから掘り起こすために用意したのがシャベルであり、つい最近応援に加わったのが鍬である(くわがくわわった=韻を踏んでいる)。期待外れだったのが枝切りバサミ(右端)。思ったほどに切れない。それよりも、園芸バサミの方がよっぽどパッツンパッツン切れた。なお、園芸ばさみが「四銃士」に名を連ねてない点は、「ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣総攻撃」でタイトルに名前を入れてもらえなかったバラゴンの悲哀を想起させる。それに対し、「三大怪獣 地球最大の決戦」の「三大怪獣」にキングギドラがカウントされてないが、これは存在感がないからではなく(その真逆)、外来怪獣だからである。その点、「ナガミヒナゲシ」と同じである。

なお、「シャベル」と「スコップ」の違いについて、以前チコちゃんで説明していた。もともとは英語由来かオランダ語由来かの違いだそうだが、現在の日本のJIS規格では、脚をかける部分があるのがシャベル、そうでないのがスコップということである。だが、地域差もあるらしい。「シャベル」と「ショベル」の違いは、これは「shovel」の「o」を「ア」と発音するか「オ」と発音するかの違いである。因みに「ショベルカー」はこの一択であり、「シャベルカー」「スコップカー」にはならないようである。

鍬(クワ)と鋤(スキ)についての違いは、チコちゃんでとりあげてないと思う(私が見逃してなければ)。当初、先端の刃が一枚かフォークのように何本かに分かれているかの違いか?と思ったが、それらはいずれも鍬だった(平鍬と備中鍬)。現在の私の理解では、刃が柄に対して直角に(L字型に)付いているのが鍬で、角度がないのが鋤である。そう言えば、四銃士の一員である三角ホーの「ホー」(hoe)は鍬の意味だそうな。たしかに、三角の刃は柄に対して直角に付いている。鍬の親戚だったのだな。