鬱蒼としたドイツの森……のように上だけ見れば見れなくもない近くの運動場。相変わらず読んでるグリム童話では、「Wald」(森)に入ってどんどん奥に迷いこんでいって魔女に魔法をかけられるっていうのが定番。日本だと青木ヶ原樹海ってとこだろうか。さて、かねがね、つるべの家族に乾杯のつるべえさんに限らず日本人はなぜよそのうちの旦那さんや奥さんのことを「お父さん」「お母さん」と呼ぶのか不思議だった。日本だけだよな、ヨーロッパではないよな、そんなの、と思っていた。ところが、グリム童話の中で、よそのうちの奥さんのこと「Mütterchen」と呼ぶ場面に遭遇した。へーえ。あるんだ、ドイツ語でも。でも、「Mutter」(お母さん)ではなく「Mütterchen」(お母ちゃん)であるところが面白い。ついでだ。グリム童話を読んでて、へーと思ったことをまとめて。竜退治に欠かせない剣が土に刺さっていて抜けないって話は「ヴァルキューレ」の「ノートゥング」を思い起こさせた(あっちは土ではなく、トネリコの木に刺さっているのだが)。弟(だか兄だか)の奥さんと添い寝したとき間に剣を置いて近寄らないようにしたという話はやはりヴァーグナーのリングの「神々の黄昏」のジークフリートを思い起こさせた。主人公の首が切られてしまう話はウルトラマンタロウを思い起こさせたし、その切れた首を前後反対にくっつける話は、スターウォーズのC-3POを思い起こさせた。グリム童話は本当にいろんな話の原典なんだなぁ、とつくづく思った。
鬱蒼としたドイツの森……のように上だけ見れば見れなくもない近くの運動場。相変わらず読んでるグリム童話では、「Wald」(森)に入ってどんどん奥に迷いこんでいって魔女に魔法をかけられるっていうのが定番。日本だと青木ヶ原樹海ってとこだろうか。さて、かねがね、つるべの家族に乾杯のつるべえさんに限らず日本人はなぜよそのうちの旦那さんや奥さんのことを「お父さん」「お母さん」と呼ぶのか不思議だった。日本だけだよな、ヨーロッパではないよな、そんなの、と思っていた。ところが、グリム童話の中で、よそのうちの奥さんのこと「Mütterchen」と呼ぶ場面に遭遇した。へーえ。あるんだ、ドイツ語でも。でも、「Mutter」(お母さん)ではなく「Mütterchen」(お母ちゃん)であるところが面白い。ついでだ。グリム童話を読んでて、へーと思ったことをまとめて。竜退治に欠かせない剣が土に刺さっていて抜けないって話は「ヴァルキューレ」の「ノートゥング」を思い起こさせた(あっちは土ではなく、トネリコの木に刺さっているのだが)。弟(だか兄だか)の奥さんと添い寝したとき間に剣を置いて近寄らないようにしたという話はやはりヴァーグナーのリングの「神々の黄昏」のジークフリートを思い起こさせた。主人公の首が切られてしまう話はウルトラマンタロウを思い起こさせたし、その切れた首を前後反対にくっつける話は、スターウォーズのC-3POを思い起こさせた。グリム童話は本当にいろんな話の原典なんだなぁ、とつくづく思った。