拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

サンダーバードの主題歌

2017-08-04 10:52:57 | 音楽

サンダーバードの初回放送時のオープニング音楽は、♪パッパカパー、パカパッパッ、パッパカパッパッパー(その後「謎の円盤UFO」にも転用された)だった。再放送の時から「サンダーーー、バード(チャカチャッチャッチャッチャカチャチャチャチャチャ)」という日本語の歌詞付きヴァージョンに変わった。この日本語版、歌詞はもちろんだが音楽も日本語版のオリジナルだと思ってた。違った。リンクした演奏はオリジナルスコアによるものだそうだが、それを聴くと、「パッパカパー」をAとするとABCの三部構成で、中間部のBが日本語版の音楽だった。その中間部のそのまた中間部、日本語版では少年合唱が入る所、オリジナルではサックス。うーん、私は断然少年合唱がいい(もともと少年合唱好き)。サンダーバードの音楽は大好きで、特に、「UFO」に転用された際、「パッパカパー」の背後に16分音符で刻むヴァイオリンが入るようになって、それが大好きで、小学生の頃、耳コピで楽譜にしてヴィオリンが弾けると言っていた担任の先生に弾いてもらった。編曲が悪いんだか演奏が悪いんだか(先生に向かって失礼なっ。編曲が悪いに決まってるだろ)ちっともテレビで聴くようには聞こえなかった。でも、先生に「お前、音楽家になれるぞ」と褒めてもらったので、うれしくてすっごくその気になった。夢はかなわなかった。

「船に乗る」

2017-08-04 08:59:10 | 日記
「ひよっこ」の登場人物はいい人ばかりだから、セツ子さんはミノルを妻と娘に返してあげた。でも、実際はそうあっさりいくとは限らない。例えば「あたし、この人がいないともう生きられないんです。お願いだから帰って」(泣き落とし作戦)。あるいは「あたしがいなきゃぁ、この人なんか野良犬に食われておっちんでたんだからね。とっとと帰って」(恫喝作戦。芥川の短編に人が野良犬の群れに食われる話がある)。あるいは「わかったわよ。その代わりお金払ってもらうからね。この人にどれだけ食べさせてきたと思ってんの?利息付けて払いなさいよね」(脅迫作戦)。おまけに、ちょうどセツ子はミノルに飽きてきたところなので内心しめしめと思ってる。ミノルの妻のミヨ子だって、その気になるまで茨城に帰ってこなくていい、とミノルを東京に残したが、その本心は「記憶喪失で帰ってこられたら村中の噂の種。それに、これまでどうしてた?と聞かれたときの言い訳も用意しとかなきゃ」だったりして。こんなことを考えてたら流れた涙もひっこむ。これはワイドショーの見過ぎだ。セツ子も「女優」だし。いや、「渡鬼」の登場人物ならこういう台詞を吐くかもしれない。ところで、合唱人でワイドショーなんか見てるのは私くらいかと思ったら、某合唱団の練習の後の飲み会で例の泥沼離婚騒動の話題になって、みんなわが身に重ね合わせておそれおののいている風であった。因みに、長いことどこにいたのか?と聞かれたときの言い訳にお奨めなのは「船に乗っていた」。別れ話がこじれたときに「これから船に乗る」はしばしば使われる手なのだそうだ。