土木の工程と人材成長

土木建設の工程管理や組織運営、そして人材成長の話題や雑学を紹介します

平和とは

2022-12-26 13:45:24 | 人生経営
石川善樹は、「問い続ける力」ちくま新書、2019.4.10,P64で、「平和って多様性のあることなんだ」と、溝口俊哉が言ったことを紹介している。

確かに、多様性があるということは、様々なことが許容されているということだ。反対に戦争になるのは、自分の意志を無理矢理とおそうとするところに発生する。戦争は不安が起こすと言う人もいる。つまり、相手が許容できない、あるいは信用できない思いにいるということになる。

ロシアのウクライナ侵攻は、プーチンがウクライナとゼレンスキーの選択を許すことができなかったからであり、NATOへウクライナが入る意志を示したことで、ロシアの安全が脅かされる不安に襲われたからだろう。とまで言い切ることは拙速で、もっと複雑な経緯もあるだろう。だが、プーチンが許すことができなかった、あるいは不安に襲われたことは間違いないだろう。

ウクライナ戦争で、人類が真正面から真剣に取り組まなければならない、温暖化を含む環境と資源、そして人類の生き方を考える時間を奪われてしまった。それのみならず、アフリカをはじめとする貧困国では、目のまえの食料問題により、人びとの命が危機にさらされている。さらに、プーチンは核の使用もちらつかせている。なんともむなしい日々を過ごさざるをえない状況が続く。

先のことを憂いても、打開には結びつかない。今なにがやれることなのだろう。改めてこれからの生き方を考えてみようと思う。

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