土木の工程と人材成長

土木建設の工程管理や組織運営、そして人材成長の話題や雑学を紹介します

朝のささやかな楽しみ

2021-01-25 10:28:58 | 日記
 人参、キャベツ、キノコ、ベーコンなどをオリーブオイルで炒め、最後に卵を真ん中に入れて目玉焼きを同時につくる。はじめのころ目玉焼きは、百円ショップで買ってきた小さなフライパンで、野菜炒めとは別々につくっていたが、後片付けが面倒くさい。そこで同時に一つのフライパンでつくることにしたのだった。

 野菜を炒めながら食パンを焼き、バーターと金柑で手作りしたママレードを塗って、カルシウム入りの飲むヨーグルトで食べるのが、私の朝食である。時に、野菜炒めに白菜が入るとやわらかな黄緑色が、なんともこころを落ち着かせる。

 最後にミニカップにコーヒーを入れて飲む。コーヒーの苦さをやわらげるために、アーモンドをトッピングしたパウンドケーキを食べながら飲む。その点、私は本当のコーヒー飲みではない。朝の精神の刺激物としてコーヒーの苦さを味わうと言っていい。ただ、ミニカップにコーヒーを入れて台所から食卓まで運ぶとミニがゆえにこぼすことがある。ある時、食卓でコーヒーを注ぐようにすれば、運ぶ途中でこぼすことはないことに気がついた。なんのことはない。あたりまえで、ばかばかしい話しだ。

 コーヒーがミニカップなので、パウンドケーキも一口サイズより少し大きいくらいに切って食す。だから、同じ一本のパウンドケーキを何日も切って食べることになる。ケチケチを自認しており、他者からもそう言われてしまう私に、ピッタリの組み合わせだなと苦笑する。

 コロナ禍を忘れる、なににも代え難い、朝の至福のひとときである。

民主主義と新型コロナ感染症対策の共通点

2021-01-19 13:32:20 | 人生経営
 片山善博元鳥取県知事はテレビ番組で、「新型コロナ対策について政府は、国民にもっと分りやすく説明すべきだ」と言う。一方、マーガレット・サッチャーは、1987年のインタビューに、「私たちの生活の質は、一人ひとりが自らに責任を持つ覚悟がどれだけあるかにかかっています」と、答えている。現今の状況では後者に軍配をあげたいところであるが、さりとて政府の新型コロナ感染対策の無策には呆れて開いた口ふさがらない。感染症なるものをまったく理解できていないからだ。

 さて、先のサッチャーの言は、ユヴァル・ノア・ハラリ「21 Lessons」河出書房新社、2019.11.20,P70に記載されているものだが、続けてハラリはP71で、「国民投票や選挙は、人間の合理性にまつわるものではなく、つねに感情にまつわるものだ。もし民主主義が合理的な意思決定に尽きるのなら、すべての人に同じ投票権を与える理由は断じてない。いや、投票権そのものを与える理由すらないかもしれない。他の人よりもはるかに博識で合理的な人がいることを示す証拠はたっぷりある。特定の経済問題や政治問題に関するときは、間違いなくそうだ。(中略)ブレグジットの投票の後で英国の生物学者、リチャード・ドーキンスは、「一般大衆は、判断に必要とされる経済学と政治学の予備知識を欠いていた」と言った。(中略)選挙や国民投票は、私たちがどう考えるかを問うものではない。どう感じるかを問うものなのだ。そして、こと感情となると、アインシュタインやドーキンスでさえ、他の誰とも変わりはない。人間の感情は謎めいて深遠な「自由意志」を反映しており、この「自由意志」が権限の究極の源泉であり、知能の高さは千差万別でもあらゆる人間は等しく自由であるという前提に、民主主義は立っている」とする。

 政治は「勘定と感情」で成り立っているとの、どなたかの言を鵜呑みにして、これは政治家のことだと思っていたのだが、私たち自身が「勘定と感情」により投票行動を行っているとのハラリの指摘には殴られた思いがした。

 ところで、独裁政治を行ってミサイルを開発したり、領土・領海を平気で侵す国が近隣にある以上、日本国での徴兵制と裁判員制度は、サッチャー論および民主主義を育む仕組みになると思っている。サッチャー論の意味するところを理解・認識せず、「自らに責任を持つ覚悟」の無い人達が政府を構成する首相や大臣だからこそ、逆説的に片山論が出てくるとも言えなくはない。民主主義を育てていくためには、国民が合理性(理性)と感情を健全に育てていく必要がある。またこのことが感染症対策を有効に進めていくために必要不可欠なことでもある。民主主義の成熟と感染症対策の根本は共通する。菅首相には「隗より始めよ」と声高に言いたい。また、勘定は止めにして、メルケル首相のように感情を込めた宣言を行うように求めたい。

マスクによる新型コロナウイルス発症回避法

2021-01-14 15:21:41 | 人生経営
 米国アーカンソー州の食品工場は、衛生管理上以前からマスクをしていた。3,748名中455人が感染したが、感染者の95%は無症状だったと言う。同じく米国の病院では37名がマスクをしており、13人が感染したが12人(92%)が無症状で抗体ができ、全員が免疫力を獲得していたと言う。これは、マスクにより微量感染により免疫細胞が訓練され、抗体量が徐々に増えたからだと言う。無症状で免疫が獲得できるという、まことに良い感染対策だと言えよう。すべてでうまくいくかどうかはわからないが、これが実現できれば、理想的な発症しないでくぐり抜けることができる方法であろう。

 さて、この微量処方法は他の病気などでも確認されている。例えば、卵アレルギーでのアナフィラキシーでも、医師の監視のもと、一週間ごとに徐々にゆで卵を増やしていけば、卵アレルギーが克服できると言う。また、塩分を減らすには、急激にやると味の変化についていけないが、少しずつだと気づかないうちに減塩することができると言う(いずれもNHKテレビ)。

 ヒ素が含まれる水を飲んでいた民族は、昔は若死にする人がいたが、今ではなんともなく長生きしているらしい(NHKテレビ)。

 この方法は身体だけでなく精神(感情)もコントロール可能らしい。心理学者のアルバート・バンジューラは、「案内付きの習得」という方法で、蛇嫌いの人を4時間で蛇恐怖を克服する方法を編み出している(デビッド・ケリーのTED「自分のクリエイティビティに自信を持つ方法」より)。

 人間はこのように微量であれば、時間をかけることによってウイルスや毒などでも、また精神面でも慣れていくものらしい。すべてではないだろうが、この方法が新型コロナウイルスにも有効であるというのは喜ばしい。ワクチンよりも副作用のない方法ではないかと考えられるので、医師の方々により早期に確立されることを祈りながら期待したい。

老齢になってからの虫歯

2021-01-13 13:52:02 | 人生経営
 70歳を超えてから、寝ても疲れが取れなくなってきた。ネット検索すると、鉄分が足りないからだとのことのようである。そこで、鉄分の入ったウエハウスを食後に食べていた。ところが、これが悪かったようだ。虫歯が増えてきた。虫歯の予防には牡蠣や鰻、牛肉、抹茶、胡麻などに含まれる亜鉛が必要らしいが、鉄分と競合するため時間を空けて食す必要があるらしい。亜鉛を鉄分で排除していたので、虫歯が増えていったのだろう。

 さらに、胃酸が多くなってきて胃が痛んでいた。これは咀嚼が少ないのと唾液不足のためであろう。唾液が少ないと虫歯になるらしい。また、唾液が不足するので、歯に黒く色が付きだした。そこで、3日前から唾液を出すマッサージをし始めた。

 若い時の虫歯は歯の先というか上側がなっていたが、70を過ぎると歯と歯の間や歯の根元が虫歯になってきた。これも加齢による虫歯の特徴らしい。

 そこで、別の町の歯医者に勤めている姪に紹介してもらった歯科さんに行くと、亜鉛を積極的に取ること。食物で採るのがいいが亜鉛のサプリもあること。さらに、炭酸水素ナトリウム(重曹)を水に溶いてうがいをするように指導された。3gを200mlくらいの水に溶くらしい。最後に、フッ素を歯に塗ることと言うことで「フッ素入り虫歯予防ジェル」を買った。また、下の前歯がムズムズすると訴えたら、歯ぎしりをしているからだと言う。歯に力が入ると血液の循環が止まり、歯茎に違和感を覚えるのだと教えてくれた。なるほど、いくら歯間ブラシで磨いてもムズムズが取れないわけだ。さすがに姪が太鼓判を押して紹介してくれた歯医者さんだ。先生の話はPHなど化学から歯の応力という力学の話まで、多岐に渡った。以前の歯医者さんでは、「虫歯ができていますよ。しっかり歯磨きしてください」しか言われてなかった。

 世の中には、色んな人がいるものだと思うと共に、情報の重要さに改めて気づかされた。