表記のことは、複数の経営者が口にされることですが、この言は「新しいこと」に直面して、よく聞く言葉でもあります。CCPM(クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント:新し工程管理手法)の時にも「うちで2~3人の者が使ってくれるのであれば買ってもいいが、使わないと持ち腐れになるので」とか、「新しことは、費用ばかりかかって儲けにならない」との声が聞かれました。
新しいことに対する出費を費用と見るか、投資と考えるかの違いのようにも思います。勿論、国交省の旗振りで、高い費用をかけて導入したものの、その後立ち消えになったものもあります。ISOも絵にかいた餅になってしまい、審査の時だけ作業している会社が多いのが現状ではないかと思いますが、一方、ISOを活用して「高工事成績獲得」と結び付けている会社もあります。
社員の「やる気」がある会社は投資となり、そうでない会社は無駄な出費になっている実態があります。「やる気」は、本人独自の個性の場合もありますし、経営者が社員の「やる気」を醸成している場合もあります。両者が合致している場合が最大の強みを発揮できることは言うまでもありません。後者の場合には、経営者も社員も幸せな人生が送れていることと、うらやましく思います。
ところで、ICT施工への対応は無駄な出費に終わる代物なのでしょうか。時代の趨勢を見ると、どうもこの方向は避けて通れないのではないでしょうか。我々は3次元空間で生きており、これまでの図面の2次元を3次元にするというのは、人間の脳の認識に合致します。トレンドとしてICTやCIMの方向は推進されるものと考えるのが妥当ではないでしょうか。ICTに関しては、感受して、洞察し、先見性を発揮することが必要だと思います。また、手戻りの防止やアイデアの創出、監督職員との協議や地元説明での合意形成のしやすさなど、利点には多大なものがあると思います。
具体のICT施工事例として、ミタニ建設工業の物部川の現場では、オペレーターが楽だと言っており、武政建設の後入川の河川災害復旧の現場でも、仮設工の盛り土の土量を出すのに、いちいち計算しなくていいので楽だと言ってます。福留開発では、堤防の階段の掘削に使用したり、擁壁の床掘掘削や改良土の割合を算出するのに使っており、これまでの大切り土・大盛り土だけでなく、小規模な工事にも活用されています。北海道の砂子組では、オペレーターの心拍数が、通常施工よりもICT施工の方が低く、ストレスが軽減されていることが報告されています。
導入パターンとしては、まずは外注、その後内製化という方向だと思われます。その間、複数社員が実習に出向いて、内製化を図るという方法を取っている会社もあります。いずれにせよ、お互いが励まし合いながら、楽しくICTの導入を推進していきたいものです。
新しいことに対する出費を費用と見るか、投資と考えるかの違いのようにも思います。勿論、国交省の旗振りで、高い費用をかけて導入したものの、その後立ち消えになったものもあります。ISOも絵にかいた餅になってしまい、審査の時だけ作業している会社が多いのが現状ではないかと思いますが、一方、ISOを活用して「高工事成績獲得」と結び付けている会社もあります。
社員の「やる気」がある会社は投資となり、そうでない会社は無駄な出費になっている実態があります。「やる気」は、本人独自の個性の場合もありますし、経営者が社員の「やる気」を醸成している場合もあります。両者が合致している場合が最大の強みを発揮できることは言うまでもありません。後者の場合には、経営者も社員も幸せな人生が送れていることと、うらやましく思います。
ところで、ICT施工への対応は無駄な出費に終わる代物なのでしょうか。時代の趨勢を見ると、どうもこの方向は避けて通れないのではないでしょうか。我々は3次元空間で生きており、これまでの図面の2次元を3次元にするというのは、人間の脳の認識に合致します。トレンドとしてICTやCIMの方向は推進されるものと考えるのが妥当ではないでしょうか。ICTに関しては、感受して、洞察し、先見性を発揮することが必要だと思います。また、手戻りの防止やアイデアの創出、監督職員との協議や地元説明での合意形成のしやすさなど、利点には多大なものがあると思います。
具体のICT施工事例として、ミタニ建設工業の物部川の現場では、オペレーターが楽だと言っており、武政建設の後入川の河川災害復旧の現場でも、仮設工の盛り土の土量を出すのに、いちいち計算しなくていいので楽だと言ってます。福留開発では、堤防の階段の掘削に使用したり、擁壁の床掘掘削や改良土の割合を算出するのに使っており、これまでの大切り土・大盛り土だけでなく、小規模な工事にも活用されています。北海道の砂子組では、オペレーターの心拍数が、通常施工よりもICT施工の方が低く、ストレスが軽減されていることが報告されています。
導入パターンとしては、まずは外注、その後内製化という方向だと思われます。その間、複数社員が実習に出向いて、内製化を図るという方法を取っている会社もあります。いずれにせよ、お互いが励まし合いながら、楽しくICTの導入を推進していきたいものです。