加藤典洋は「ふたつの講演」岩波書店、2013.1.9で、人類は責任のとれない時代に突入しているという。福島原発では、今後永遠にわたって子孫に多大な影響を及ぼすも、現代のわれわれは責任を取ることもがないという。確かに。
人類が発見した科学によって、入手した技術がとてつもない影響を及ぼすものになってきた時代である。地球の地質には、明確な人間の影響を残しており、人新世とも言われている。
資源を食い尽くし、環境を破壊し、温暖化に拍車がかかっているにもかかわらず、欲望をむき出しにして改めることをしない人間。そのつけを、責任を子孫に押し付けている。しかし、いずれは人類自らが責任を取らなければならない。しかも、それは自分ではなく、自分たちの子孫が取ることになる。私たちは、子孫に死刑宣告を告げているが、それをほとんどの人が自覚していない。これほどに嘆かわしいのが人間なのだろうか。
しばらくは、ウクライナ戦争とハマス・イスラエル紛争に、そしてインフレや政治家の情けない言動に気を取られているが、いずれ皆がうろたえる日が刻々と近づきつつある。ほとんどの人間が(人類全体かも知れないが)、そして多くの生物が死滅する時が。
温暖化を阻止できる臨界点を超えないうちに、有効な手を打てるかどうか、私たちの判断と行動にかかっているのだが・・・
人類が発見した科学によって、入手した技術がとてつもない影響を及ぼすものになってきた時代である。地球の地質には、明確な人間の影響を残しており、人新世とも言われている。
資源を食い尽くし、環境を破壊し、温暖化に拍車がかかっているにもかかわらず、欲望をむき出しにして改めることをしない人間。そのつけを、責任を子孫に押し付けている。しかし、いずれは人類自らが責任を取らなければならない。しかも、それは自分ではなく、自分たちの子孫が取ることになる。私たちは、子孫に死刑宣告を告げているが、それをほとんどの人が自覚していない。これほどに嘆かわしいのが人間なのだろうか。
しばらくは、ウクライナ戦争とハマス・イスラエル紛争に、そしてインフレや政治家の情けない言動に気を取られているが、いずれ皆がうろたえる日が刻々と近づきつつある。ほとんどの人間が(人類全体かも知れないが)、そして多くの生物が死滅する時が。
温暖化を阻止できる臨界点を超えないうちに、有効な手を打てるかどうか、私たちの判断と行動にかかっているのだが・・・