4月2日に「新型コロナウイルスは本当に怖いのか?」を書いた。自分なりに客観かつ冷静に感染状況を見てそう思ったからだ。まだ感染拡大しており、元気な人が急に重篤化するので怖いのは怖い。だが、マスコミと世間は大騒ぎの呈であるが、これが収まった後が恐ろしいと、私はそう思っている。と言うのは、今回の新型コロナウイルスの感染が、日本や韓国では、季節性インフルエンザと比べて然程ではないような様相なのは、BCG接種との相関関係が言われており、早晩因果関係として解明されるのではないかと思っている。問題はその後である。
ウイルス感染に対して、米国では人工呼吸器を誰から付けるのかがスコアで方針化されており、歯科医までも動員する体制が組まれている。また、インフルエンザが流行した場合、全国民3億人分のワクチンを製造する体制が取られており、誰から先に打つかのトリアージも決められている。ところがトランプ政権になって、事前準備と緊急対応予算が削減され、弱体化したとの報道がなされている。台湾はSERSの経験から、今回の死亡者は5名(4月4日現在)と抑え込んでいる。それは、日本政権の素人集団とは異なり、台湾政権には医学の専門家がいるからだという。
日本では、ウイルス感染に対して、専門家の話によれば、まったく準備がなされていないと言っていいようだ。SERSやMERSを経験しなかったことが、日本人を能天気にしている。東京の荏原医師会が142名の会員に対し、品川区の発熱センターに協力できるかどうかのアンケートを行ったところ、協力できると答えた医師は、僅か15人だったと言う。6割が協力できないとのこと。理由は「専門外だから」とか、「感染の危険があるから」などだ。防護服を付けると、息苦しさなどで3時間程しか診察できないと言う。米国では歯科医も対応する体制が取られていると言うのは羨ましい。と言うよりも、日本の医の倫理はどこにいったのであろうか。命を懸けて仕事をしているのは、自衛隊をはじめ、消防、警察、そして、日常的にもそうであるが、特に災害救援の建設業の方々等がおられるではないかっ!
iPS細胞研究者の高橋政代氏は、「新型コロナは幕下級、これから来る横綱級ウイルスの出現に備えよ」と、4月10日のプレジデントオンラインで述べている。
https://president.jp/articles/-/34370
今回の新型コロナウイルスの感染は、今後適切な対応が取られたならば、恐らく1年くらいたてば収束するのではないかと思われるが、収まった途端に、これから襲われるであろう横綱級を忘れてしまうことを恐れる。福島原発が、建設当初から経済性優先で、まったくバカなことの数々を行ってきたと同じように、経済優先の元通りに戻ってしまうと、横綱ウイルスに襲われたときには目も当てられない惨状となるだろう。新型コロナウイルス騒ぎだけで収束させることなく、為政者も国民も共に冷静にこのことを見据えていただき、適切に対応できる方向に向かうことを念願したい。狼少年ではないかと言われても仕方がないが、過去の歴史を振り返り、地球の現状を見れば予想できることだ。何時かくる横綱級のウイルスに対しても、BCGか何かが感染にブレーキをかけてくれるとは限らない。
ウイルス感染に対して、米国では人工呼吸器を誰から付けるのかがスコアで方針化されており、歯科医までも動員する体制が組まれている。また、インフルエンザが流行した場合、全国民3億人分のワクチンを製造する体制が取られており、誰から先に打つかのトリアージも決められている。ところがトランプ政権になって、事前準備と緊急対応予算が削減され、弱体化したとの報道がなされている。台湾はSERSの経験から、今回の死亡者は5名(4月4日現在)と抑え込んでいる。それは、日本政権の素人集団とは異なり、台湾政権には医学の専門家がいるからだという。
日本では、ウイルス感染に対して、専門家の話によれば、まったく準備がなされていないと言っていいようだ。SERSやMERSを経験しなかったことが、日本人を能天気にしている。東京の荏原医師会が142名の会員に対し、品川区の発熱センターに協力できるかどうかのアンケートを行ったところ、協力できると答えた医師は、僅か15人だったと言う。6割が協力できないとのこと。理由は「専門外だから」とか、「感染の危険があるから」などだ。防護服を付けると、息苦しさなどで3時間程しか診察できないと言う。米国では歯科医も対応する体制が取られていると言うのは羨ましい。と言うよりも、日本の医の倫理はどこにいったのであろうか。命を懸けて仕事をしているのは、自衛隊をはじめ、消防、警察、そして、日常的にもそうであるが、特に災害救援の建設業の方々等がおられるではないかっ!
iPS細胞研究者の高橋政代氏は、「新型コロナは幕下級、これから来る横綱級ウイルスの出現に備えよ」と、4月10日のプレジデントオンラインで述べている。
https://president.jp/articles/-/34370
今回の新型コロナウイルスの感染は、今後適切な対応が取られたならば、恐らく1年くらいたてば収束するのではないかと思われるが、収まった途端に、これから襲われるであろう横綱級を忘れてしまうことを恐れる。福島原発が、建設当初から経済性優先で、まったくバカなことの数々を行ってきたと同じように、経済優先の元通りに戻ってしまうと、横綱ウイルスに襲われたときには目も当てられない惨状となるだろう。新型コロナウイルス騒ぎだけで収束させることなく、為政者も国民も共に冷静にこのことを見据えていただき、適切に対応できる方向に向かうことを念願したい。狼少年ではないかと言われても仕方がないが、過去の歴史を振り返り、地球の現状を見れば予想できることだ。何時かくる横綱級のウイルスに対しても、BCGか何かが感染にブレーキをかけてくれるとは限らない。