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気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

なんとなくAOR (#18 "(Sittin' On)The Dock Of The Bay"(追悼 Otis Redding III (of The Reddings))

2023-04-30 20:50:27 | 懐かし洋楽
毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、今回は、
Otis Reddingの永遠の名曲、
"(Sittin' On) The Dock Of The Bay"の、
名カバー2曲を選んでみました。

どちらも、大ヒットには至らなかったものの、
Hot100入りした2曲です。

まずは、Sergio Mendes & Brasil '66の、
69年リリースのアルバム
"Crystal Illusions"収録のカバーで、
Hot100での最高位は66位だったようです、
こちらです。



パフォーマンス映像などは、
見つけられませんでしたが、
公式のVisualizerがありました。
ボサノバ味のカバーもいいですね。

そして、もう1曲は、
Otis Reddingの息子2人と、
その従兄弟で結成された、
The Reddingsのバージョンなのですが、
これが、公式のAudio Onlyすら、
見つからないんですよね。

ですので、消えてしまうかもしれませんが、
こちらをお借りしたいと思います。



82年リリースの3rdアルバム
"Steamin' Hot"から、この曲は、
2枚目のシングルだったみたいですね。
Hot100では55位、R&Bでは21位、
Adult Contemporaryチャートが、
いちばん好成績で、15位まで、
上昇していたようであります。

The Reddingsは、80年リリースで、
R&Bチャート6位のヒットになった、
"Remote Control"を含む1stアルバム
"The Awakening"が、名盤として、
広く知られておりますが、
自分が彼らのことを知ったのは、
この"The Dock Of The Bay"だったような
そんな気がしていたのですが、
日本盤が初めて出たのが、3rdアルバム
"Steamin' Hot"だったみたいですね。
さもありなんという感じ。

結局、80年代に、
6枚のアルバムをリリースして、
活動休止してしまった彼らでしたが、久々に、
メンバーの名前を聞いたと思ったら、
グループでは、ギターと、
バックボーカルを担当していた、
Otis Redding III(次男)が、
18日に、59才の若さで、
病のために、この世を去ったという、
そんなニュースでありました。
若過ぎますね...。

動く彼らの映像も見たいので、
81年リリースのアルバムのタイトル曲で、
R&Bチャートで63位まで上がった、
"Class (Is What You Got)"の映像も貼って、
追悼したいと思います。



https://amass.jp/166103/
オーティス・レディングの息子
ザ・レディングスのメンバー 
オーティス・レディング3世が死去
(amass)



※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~1994~

2023-04-29 11:06:06 | 懐かし洋楽
今回は、1994年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Juliet Robertsの"I Want You"です。
(US #44 UK #28 US R&B #78)



ロンドン出身のシンガーで、
94年に、この曲を収録した
ソロデビューアルバム
"Natutal Thing"をリリースする前は、
アシッドジャズ系の先駆者的バンド、
Working Weekのボーカリストとして、
活動していた人でしたね。



この"I Want You"は、USチャートでは、
あと少しのところで、Top40入りを逃し、
本国UKでも、そこそこのヒットで、
終わっていた感じだったのですが、
ダンスチャートでは、UK、USともに、
大ヒットを記録して、
90年代のダンスミュージックを代表する
そんな1曲と言えるナンバーになっています。

Juilet Robertsさん、現在どうしてるのかな?
と調べてみたのですが、ただでさえ、
名前が似ている大物女優さんがいる中、
同姓同名のシンガーも、別におられまして、
残念ながら、近況はつかめませんでした。

1994年4月30日付けのビルボードHot100
です。

1位は、再び表舞台に登場するのは、
かなり難しそうな、あのシンガーの、
あの名曲です。

<1994年4月30日、何があったか?>

2014年には、シーンが追加された、
リマスター版も公開されました、
Quentin Tarantino監督が、
制作陣に名を連ねた映画
『キリング・ゾーイ』が、最初に、
日本公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/43856/
『キリング・ゾーイ』(映画.com)

※次回は、なんとなくAOR第18回です。

"Let Me Be The One"

2023-04-28 09:42:45 | 同名異曲
今回の同名異曲は、
"Let Me Be The One"です。

いちばん最初に思いついたのは、
Exposeの、87年のTop10ヒットの、
あの曲だったのですが、今回は、
英米のR&Bボーカルグループの
ナンバーから、こちらの2曲を、
選んでみました。

まずは、ロンドン出身のファミリーグループ、
Five Starの、85年のヒットである、
こちらのナンバーです。



以前、別コーナーに、
"Can't Wait Another Minute"で
とりあげたことがあるのですが、
それ以来の登場になりますね。

同年リリースの1stアルバム
"Luxury of Life"からのカットで、
本国UKでは、最高位18位を記録、
USチャートでは、Hot100では、
59位どまりだったものの、
R&Bチャートでは、最高位2位と、
グループ最大のヒットを記録しています。

また、この曲、2020年に、メンバーの、
Delroy Pearsonが作った新ユニット、
Visionとして、兄妹たちを迎えて、
Newバージョンをリリースしていたんですね。

ただ、リードボーカルだった、
Deniseさんは、参加しておらず、
お姉さんである、Dorisさんが、
歌っているようであります。



また、Denieceさんのほうは、
現在は、ソロとして活動中のようでして、
秋には、デビュー40周年のライブが、
予定されているみたいですね。

https://www.instagram.com/msdeniecepearson/

そして、もう1曲の
"Let Me Be The One"は、
90年代に活躍しました、
N.Y.のブルックリン出身の3人組、
Introの、93年のR&Bヒットである、
こちらのナンバーです。



Hot100では、33位、
R&Bチャートでは、9位を記録した、
グループ最大のヒット"Come Inside"や、
Stevieの、80’sの名曲カバー、
"Ribbon In The Sky"などで知られる
彼らの、その2曲も収録された
デビューアルバム"Intro"から、
R&Bチャートで23位まで上がった、
2枚目のシングルでしたね。

グループは、95年に、もう1枚、
アルバム"New Life"をリリースして、その後、
活動休止となってしまったのですが、
リードボーカルだった、
Kenny Greeneという人は、
ソングライターとしても、
もともと、優秀な人でありまして、
Mary J. Bligeの92年リリースの
1stアルバム"What's the 411?"で、
曲作りに参加していたほか、
他のアーティストにも楽曲を
提供していたことで知られておりました。

しかし、残念ながら、
2001年に、32才の若さで、
病のために、この世を去っておりまして、
オリジナルメンバー3人での再結成は、
叶わぬものとなってしまいましたが、
残った2人で、活動を再開しておりまして、
2021年には、最新曲
"Higher"をリリースしていたようです。



※次回は、Time Machineです。

Harry Belafonte

2023-04-26 19:39:53 | R.I.P.
今回は、予定を変更して、
Harry Belafonteさん追悼です。

Harry Belafonteさん、
80's洋楽ヲタ的には、
やはり、"We Are The World"の、
『USA For Africa』提唱者としての
イメージが強い方でありますが、代表曲
"Day-O (The Banana Boat Song)"は、
子どものころ、ベテラン歌手である、
浜村美智子さんが、
引退から、カムバックをして、
当時の懐メロ番組などで歌われていたのを、
よく聴いていたので、そちらのカバーのほうで、
♪デーオは、耳タコになるくらい、
知っておりました。

でも、正直、なかなか、
Harryさんのオリジナルのほうは、
聴く機会はありませんでしたが。



今回、調べてみましたら、
Harryさんが、初めて、
USチャートに入ったのは、
1953年のことで、それが、こちらの、
"Gomen-nasai (Forgive Me)"
というナンバーだったようです。
(Pop #19)



Benedict Mayersという
当時の在日米軍兵士が書いた詞に、
レイモンド服部こと、
服部逸郎さんという日本人作曲家が、
曲をつけたナンバーで、
江利チエミさんも、渡米して、
録音している曲とのことですが、
誰か、うまい米国人歌手にも、
歌わせようということで、そのころ、
まだ無名だったHarryさんに白羽の矢が立ち、
スマッシュヒットになっていたみたいですね。

Harryさん、自らもシンガーで、
言い出しっぺでもあったのに、
"We Are The World"では、
録音に参加しながらも、
ソロパートをとることもなく、
裏方に徹しておられましたが、
どこにいたっけなぁ?と、
今回、改めて見てみたら、
俳優のDan Aykroydと並んで、
最後列で歌ってらっしゃいます。



しかし、他にも、なぜ、
この人はソロで歌わなかったのだろう?
と思う人、何人かいますね。

R.I.P.

https://amass.jp/166256/
「バナナ・ボート」など、歌手・俳優の
ハリー・ベラフォンテが死去
(amass)

※次回は、同名異曲です。

今週の気になる新曲2曲。

2023-04-25 10:53:15 | 最近の洋楽
今回は、どちらもマイアミ出身で、
2000年代から、2010年代にかけて、
大活躍した、ダンス系ラッパーである、
こちらの2人の新曲です。
どちらも、けっこうな大ネタ使い。

まずは、Pitbullですね。
Lil Jonをft.した"JUMPIN"です。



92年から93年にかけて、
大ヒットしました、
House Of Painの"Jump Around"を、
かなり大胆に使っておりますね。

イントロのファンファーレは、
さらに元ネタがあって、
Stonesの80'sカバーでもおなじみの、
Bob & Earlの63年のヒット、
"Harlem Shuffle"からの引用ですが、
今回は、そのイントロから、
まるごと使用のような感じです。



Pitbull、Newアルバムの予定は、
まだ無いようですが、5月は、
ツアー三昧で、元気いっぱいみたいですね。

そして、もう1人は、
Flo Ridaの"What A Night"なのですが、
もともと、昨年リリースされていた曲で、
今回、例によって、Miguelの
"Sure Thing"などでも話題になっております、
Sped Upバージョンが出てまいりまして、
そちらのリリックビデオを
貼ってみたいと思います。



オリジナルは、こちら。↓



んー、早回しのほうがいいかも。(笑)

サンプリングしておりますのは、
70年代と90年代、2度ヒットした、
The Four Seasonsの名曲
"December, 1963 (Oh, What a Night)"
でありますね。



※次回は、同名異曲です。