「トスカ」とバリトンの高橋祐樹

2017年03月19日 15時27分01秒 | つれづれなるままに
日曜の夜中(実際には月曜の早朝0時から4時ころ)BS3で「プレミアムシアター」という番組があり、世界各国で開催されたコンサート、オペラ、バレーなどのいい公演を見せてくれる。オペラ公演の場合はとりあえず録画し、さして興味ないものは消すようにしてる。これまでに5つ6つ保存してるだろうか。
3/13に録画した「二期会公演 オペラ『トスカ』」を見た。トスカの内容は知らないが、プッチーニの3大オペラの一つだけにいつかはちゃんと見なくちゃと思ってた作品。ただ有名なアリアはよく聞くので熟知済。今回の公演は出演者が全て日本人だという点で僕の中ではちょっと減点なんだけど、日本人ソリストを知ったという点ではよかったかも。
プッチーニ作品で解り易いし、感動ものだったかな。いい公演というのが感想。日本人のソリストさんもまんざら捨てたものじゃないと感心。ちなみに主役のソプラノは大村博美、テノールは城宏憲、バリトンは今井俊輔という方でした。

いいものを録画し、勉強しましたと書いてるのだが、もう一つびっくりしたことがあったのです。
公演が終わって、出演者が挨拶で舞台に出てきた時、「あれ、この人?」と思う人がいたのです。「憲兵 シャローネ」役をやった人、「確か座間で第九歌った時のバリトンソロを歌った人、かつ第九の指導をしてくれた先生じゃないか?」。 早速あの時のパンフを調べました。当たってました。高橋祐樹さんでした。凄い、こんなところに出演する人だったんだ。そんな方から歌を習い、一緒に公演したなんて。
要するに座間のオペラ団体は凄い世界と繋がってて、僕みたいな素人がとんでもないプロとご一緒させていただける場所なんだということですよ。第九の指揮者は宮本文明さんだったし、道化師のシルヴィオ役だった藤山仁志さんは昨夏の奈良でのイタリアオペラで脇役ではあったが、ソロ歌ってた。 ありがたいですね、こんな場に参加させていただけるのは。感謝せにゃならんですね。
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4 コメント

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録画してましたか (sky)
2017-03-20 09:09:36
お勧めしようかと思っていた舞台です。ソリストたちは日本人でしたが、マエストロは新進気鋭の外国人だったような。日頃の疲れか、カラバドッシのアリア「妙なる調和」の後の寝てしまったので「歌に生き愛に生き」も「星は光ぬ」も逃した感があります。オーソドックスな舞台だったので、トスカの教科書になります。いつか座間で実現するといいですね。合唱曲もいい曲があります。今日はMETビューでオポライスの「ルサルカ」を観てきます。
そうだね、オーソドックス (岳)
2017-03-20 13:19:54
skyさん 今日は映画ですか。 もう出疲れじゃないの?
そうですね、あの公演はオーソドックスな作りだったといえるんでしょうね。初めて見る僕でもすっきり理解できたから。プッチーニオペラの解りやすさも当然あるんだが。
先輩から「それはいい物をみましたね」と言われると、あらためてあの公演は「教科書的」というものなんだとガッテンしました。日本人が歌ってるので親しみやすいということもあるんだろうな。
いえいえどっこい、大丈V (sky)
2017-03-20 18:56:41
OPAの為なら、妹と母が許せば出かけます。劇評が「音楽の友4月号のP209に載っているのでスポセン帰りに図書室でご参照されたい。24日まで上映中です。
オーヴァーフロー (岳)
2017-03-20 21:20:10
skyさん 解ってくださいよ、僕の脳みそからオーヴァーフローするんですよ。そんなに短期間にあれもこれもは無理なんです。一つ一つ消化し、知にする時間がいります。無理やり入れても「こぼれる」だけなんですから。
トスカだって予定外に入ってきたんだぜ。あれはすんなり整理できたけどね。
今年は 「エフゲニー・オネーギン」に絞りますよ。

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