季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「彼岸花」

2016-10-02 04:04:03 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)

「人間としてどう生きるか」

今の私というものは、考えてみると不思議なほど、今を

先立ついろんな瞬間の積み重ねなのです。そしてまた、

今をどう生きるかということが、次の瞬間の土台をつく

っている。だから、今という瞬間を大切に生きることが、

それこそ大切になってくるんだろうと思います。

=======================================

9月に咲いていた花「彼岸花」

開花時期は、 9/15 ~ 9/末頃。
・原産地中国。
・ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く。


★お彼岸の時期
 春のお彼岸
  = 春分の日を含む、前後7日間
  = 3/17頃~3/23頃
    (彼岸の入り~彼岸の明け)

 秋のお彼岸
  = 秋分の日を含む、前後7日間
  = 9/20頃~9/26頃
    (彼岸の入り~彼岸の明け)

 お彼岸の頃は、
 昼と夜の時間が12時間ずつで
 同じになり、
 太陽は真東から昇って真西に沈む。


★彼岸(ひがん)と此岸(しがん)
 彼岸 = 浄土
   (向こう岸。極楽浄土。
    仏教では
    彼岸はちょうど西方にある、
    と考えられてきた)

 此岸 = 現世
   (こちら側の世の中。
    迷いが満ちた世界)


・「暑さ寒さも彼岸まで」。
 ちょっと涼しくなってきた
 9月中旬頃、
 突然茎が伸びてきて
 鮮やかな色の花を咲かせ、
 数日で花が終わって茎だけになる。
 花が白い種類もある。
 (白花曼珠沙華
  (しろばなまんじゅしゃげ))。
 ちなみに、
 黄色いのは鐘馗水仙かも。


・花のあとで葉が伸びてくるが、
 冬と春を越して夏近くなると
 葉は全く消えてしまう
  (不思議♪)。
 花と葉を
 同時に見ることはできない。
 葉のあるときには花はなく、
 花のときには葉がない。
 このことから韓国では
 「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。
 「花は葉を思い、葉は花を思う」
 という意味から。


・根のところには
 リコリンという毒があるが、
 この毒は
 水で何回もさらせばとれるので
 昔の人はこの根の部分から
 デンプンをとって
 飢饉の際の食料とした。

・お彼岸の季節、
 田んぼのあぜ道や土手で
 見かけることが多いが、
 これはノネズミがあぜ道や土手に
 穴を開けるのを、
 彼岸花の毒性のある球根を
 植えることで防ぐため、
 また、
 彼岸花の根茎は強いため、
 田んぼのあぜ部分に
 植えてあぜの作りを強くするため、
 と言われている。


・別名
 「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)
    ”天上の花”という意味。
 おめでたい事が起こる兆しに、
 赤い花が天から
 ふってくるという
 仏教の経典による。


・「路(みち)の辺(へ)の
  壱師(いちし)の花の
  灼(いちしろ)く
  人皆知りぬ わが恋ふる妻」
  (壱師の花=彼岸花、
   といわれる)
   万葉集
   柿本人麿
   (かきのもとひとまろ)


・東京周辺の見どころ

 <巾着田(きんちゃくだ)>
  埼玉県飯能(はんのう)の
  近くにある、
  高麗川(こまがわ)沿いの水田。
  日本一の規模の
  彼岸花群生地として
  知られる。
  一面の彼岸花。圧巻。
  花見頃9月下旬。
  埼玉県日高市高麗本郷。
  最寄駅
   西武池袋線高麗(こま)駅


(季節の花300より)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする