季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

東目筋・大口筋⑥

2007-10-31 07:21:00 | インポート

竜門司坂には464mにわたった石畳が敷かれているが、これは江戸中期の元文六年に加治木島津家第四代の久門(ひさかど)が、薩摩藩の指示により造ったものと言われている。
明治十年に西南の役が始まる際、西郷隆盛は「行ってこもんで」と一声を発し、賑やかな三味線に見送られて、この道を熊本に向かったと伝えられている。

竜門司坂の先は、薩摩焼の「龍門司焼」で知られるところである。
最寄りの駅=JR日豊本線・鹿児島駅、重富駅、加治木駅。


10月より咲いている花「藤袴」

開花時期は、10/  1頃~11/25頃。 
・小さいピンク色の花がたくさん咲く。        
   
・花の色が藤(ふじ)色で、花弁の形が       
  袴(はかま)のようであることから         
  この名前に。                             

・全体に桜餅のような香りがする。           
・平安時代の女性は、これを干した茎や       
  葉っぱを水につけて髪を洗った。           
  また、防虫剤、芳香剤、お茶などにも       
  利用した。                               
・葉が3深裂するのが特徴。ほとんど別の     
  葉っぱのように見えて、元は一つの葉です。 
・秋の七草のひとつ。 

(季節の花300より)

                      


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東目筋・大口筋⑤

2007-10-30 09:05:04 | インポート

加治木町に入ると隈姫神社がある。ここには、島津十七代当主・義弘の最初の夫人で、悲しい運命を辿った隈姫が祀られている。
路傍で満面の笑みをを浮かべている石像は、江戸時代後期の名工・名島嘉六の作と言われる「田の神」である。
其の更に先には落差46mの龍門滝がある。そしてこの先、街道はもう一つの難関である竜門司坂(たつもんじざか)に至る。



10月より咲いている花「背高泡立ち草」

開花時期は、10/  1頃~11/20頃。 
・北アメリカ原産の帰化植物。               
  戦後、各地で大繁殖。                     
  繁殖力が強すぎてかえって自ら             
  繁殖力を弱めている、との説もある。       
・花を、酒を醸造するときの泡立ちに見立てて、
  さらに背丈が高いので「背高泡立草」。     
      (草木染に利用されることもあり、     
        染めるために煮立てると名前のとおりに
        泡が立つらしい。いろんな「泡立ち」)

・秋の花粉症の原因にもなっている。         
  (筆者も花粉症です。鼻がかゆいよね)     
・雑草だが、よく見るときれいな花。         
  たくさん群生している姿は結構圧巻。       

(季節の花300より)

 


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東目筋・大口筋④

2007-10-29 07:14:14 | インポート

白銀坂は、薩摩藩によって見事な石畳の道が作られているが、急勾配の坂は、やはり相当に険しかったようである。
この道を旅した、江戸中期の地理学者古川古松軒は、「白銀坂から入る道は険しい坂道で、上下三里余り、ところによって屏風を立てたようである・・・」と書いている。
しかし鹿児島から日向や肥後に向かうにはこの道を越えなければならず、険しさに耐えながらも、古来、多くの人々が通ってきた。
坂道の入口から400mほどのところには布引(ぬのびき)の滝があり、急坂に涼しい風を送り込んでいる。また、坂の途中からは右手に錦江湾を望むことができ、道中の疲れを癒してくれる。


9月より咲いていた花「ユリオプスディージ」

開花時期は、  9/25頃~翌5/  末頃。
  長い間咲き続ける。                     
・南アフリカ原産。                       
  1972年にアメリカから輸入された。   
・花は咲く前は白い房に包まれている。     
・葉っぱはおじぎ草に似ている。           
  銀白色の茎葉もきれい。                 
・比較的寒さに強い。過湿を嫌う。         
・「ユリオプスデイジー」とも読む。

(季節の花300より) 

 


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東目筋・大口筋③

2007-10-28 08:23:15 | インポート

白銀坂周辺は、海岸線が絶壁となっているため、海岸沿いに道を造ることができなかった。
そこで、薩摩藩は多大な労力を導入して山の中を切り開き、切り通しの道を通している。
戦いに於いては逆で、この地形が天嶮の要害となった。明治十年(1877)の西南の役では、西郷軍がこの地で官軍を迎え撃ったと言われている。



9月より咲いていた花「ユッカリ蘭」

開花時期は、  5/25頃~  6/15頃。       
  (二度咲き→  9/25頃~11/25頃)。     
・アメリカ大陸原産。1596年にイギリスに渡り、 
  日本へは明治中期に渡来。                       
・葉は先端が尖り、固い。                         
・白い、おわんを逆さにしたような花が             
  たくさん咲く。一つ一つの花が重いため、         
  花柱が倒れてしまうこともある。                 
            (いくつか目撃したことあり)         
・春と秋に二度咲きする。秋の花は、9月下旬頃から 
  咲き出すものと、11月になってから咲き出すものに
  分かれるようだ。                               


・英名は「Spanish dagger」で”スペインの小刀”の 
  意味。剣状の葉っぱに由来する。                 
  中国名は「鳳尾蘭」で、                         
  「鳳凰」の尾のような形をした蘭、という意味。   
・別名  「厚葉君が代蘭」 (あつばきみがよらん)。
          学名が「Yucca gloriosa」で「gloriosa」が
          「立派な、栄光ある」という意味があり、 
          そこから立派な和名がつけられた。       
(季節の花300より)


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東目筋・大口筋②

2007-10-27 06:35:07 | インポート

島津氏の居城である鶴丸城は、櫓も天守閣も持たない「館造り」の城である。
「人をもって城となす」という思想のもとに国造りを行った島津氏は、領内の主要地点に平城を配置し、また道路網の整備に力を注いだ。
「東目筋」は、現在の城下を出て錦江湾に沿って北上し、現在の姶良町の重富にある白銀坂に入って行く。


9月に咲いていた花「金木犀」

開花時期は、  9/25頃~10/10頃。 
・とてもよい香り。                         
  9月下旬頃のある日、                     
  突然金木犀の香りが始まる♪               
              (咲き始めが劇的です)       
  咲いているあいだじゅう強い香りを放ち、   
  かなり遠くからでも匂ってくる。            
  ・咲いたあとで雨風があると                 
  あっけなく散ってしまう。はかないです。    
・中国南部の桂林地方原産。                 
  中国語では”桂”は木犀のことを指し、     
  「桂林」という地名も、木犀の木がたくさん 
  あることに由来するらしい。               
  日本では木犀といえば、ふつう思い起こすのは
  金木犀ですね。                           
  金木犀の中国名は「丹桂」。               
      丹=だいだい色、桂=モクセイ類。     
・”犀”の字は「固い、鋭い」の意味あり。   
  枝が固いからかな?                       
・江戸時代初期の頃、渡来した。             
・静岡県の県の木(木犀)                    

(季節の花300より)


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