季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「オオバコ(シャゼンソウ) [大葉子]」

2022-09-30 05:10:17 | 暮らし
一日一名言(17)

人間に智識なる者は、必ず之を用いるに従て進む

冒頭の一文は、「人間知恵や見識は、それを用いることによって

伸びて行くものだ」という意味。

我が国の政治史上、画期的な出来事だった、前年の明治6年、征韓論を

巡る政変で公職を辞した板垣退助や後藤象二郎やが国民の選挙(民撰)

による議会の開設を求め意見(建白)書を提出したのだ。

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9月に咲いている花「オオバコ(シャゼンソウ) [大葉子]」

花の特徴 花茎を伸ばし、穂状に白い花を密集してつける。

葉の特徴 根際から生える葉は卵形で、縁が波打つ。

実の特徴 花の後にできる実はがい果(中央で横に割れ、上部が蓋のようにはずれて種子をこぼす)である。

この花について 葉や花茎には踏みつけに適応できる丈夫な維管束が発達しており、適度な踏みつけによって生き延びることができる。

その他 漢字では「車前草」とも書く。 全草を乾燥させたものを生薬で車前草(しゃぜんそう)、葉と種子を乾燥させたものを車前葉(しゃぜんよう)、車前子(しゃぜんし)といい、それぞれ消炎、利尿、止瀉などの薬効がある。 俳句では「車前草の花」が夏の季語である。 属名の Plantago はライン語の「planta(足跡)」からきている。大きな葉から名づけられた。 種小名の asiatica は「アジアの」という意味である。 

(花図鑑より)
       

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季節の花「オオセンナリ(センナリホオズキ) [大千成]」

2022-09-29 04:44:21 | 暮らし
一日一名言(16)

余は権威において万人に優越したが、権力においては

公職にある同僚たちに卓越するものではない

クレオパトラと政敵、アントニウスを滅ぼしたのは三日前だった。

ローマ政界の第一人者、35歳のガイウス・オクタウィアは紀元前

27年の1月16日、ローマの元老院から「アウグストゥス(尊厳者)」

の称号が与えられた。そのとき、とされる冒頭の謙虚な言葉とは

裏腹に約五世紀に続いた共和制に終止符が打たれ、帝政が

はじまる。

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9月に咲いている花「オオセンナリ(センナリホオズキ) [大千成]」

花の特徴葉 の脇から細長い花柄を出し、その先に1つずつ花をつける。 合弁花で、花径は3~4センチあり、先が浅く5つに裂ける。 裂片は淡い青色で、筒部は白い。

葉の特徴葉 は卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖り、縁には不規則に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。 長さは5~10センチくらいで、まばらに毛が生え、互い違いに生える(互生)。

実の特徴 実は酸漿(ホオズキ)と同じように球形の液果(中身に液をたくさん含む果実)で、袋のような大きな萼に包まれている。 有毒なので食べられないが、切り花やドライフラワーなどに用いられる。

その他 別名をセンナリホオズキともいう。 英名はアップル・オブ・ペルー(apple of Peru)である。 属名の Nicandra は2世紀頃のギリシャの詩人「ニカンドロス(Nikandros)」にちなむ。 

(花図鑑より)


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季節の花「オオケタデ(オオベニタデ) [大毛蓼]」

2022-09-28 04:50:07 | 暮らし
一日一名言(15)

イマダ モッケイ タリエズ

双葉山は知人に冒頭のように打電した。

大安の日曜日であった。横綱、双葉山は安芸ノ海の外掛けに

屈した。両国国技館を埋めた約二万の観客は、一瞬息を呑んだ。

そして館内は大喚声に包まれ、座布団が乱れ飛び、「あとは何が

なにやら」と東京朝日新聞は伝えている。

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9月に咲いている花「オオケタデ(オオベニタデ) [大毛蓼]」

花の特徴 花径6ミリから7ミリの紅紫色の小さな花が集まり、穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)となる。 イヌタデを大きくしたような花である。 先の丸い花びらが5枚あるが、花びらは花弁ではなく萼片である。

葉の特徴 葉は卵形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。

この花について 茎に毛が多いのが特徴で、名の由来にもなっている。

その他属 名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。 種小名の orientalis は「東方の(中近東の)」という意味である。 

(花図鑑より)


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季節の花「オオキバナカタバミ(オキザリス・ペスカプラエ) [大黄花片喰]」

2022-09-27 04:57:07 | 暮らし
一日一名言(14)

金銭問題を気にする必要はありません。男らしさと

献身が本物であれば、金は付いてきます

新島襄は、明治前期のキリスト教(プロテスタン系)の教育者。

幕末に米国に密航し、大学教育を受けて帰国、明治八年に同志社

英語学校(のちの同志社大学)を創立した。冒頭の一文は米国留学中、

思想と進路に迷う内村鑑三を激励する手紙の中にある。

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9月に咲いている花「オオキバナカタバミ(オキザリス・ペスカプラエ) 
          [大黄花片喰]」

花の特徴 茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、大きな黄色い花をつける。 花径は3~4センチくらいあり、花びらは5枚である。 花も葉も陽が射すと開き、曇ると閉じる。

葉の特徴 根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。 小葉の形は倒心形である。 色は明るい緑色で、暗い紫色の斑が入る。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 英名はバターカップ・オキザリス(buttercup oxalis)である。 「バターカップ」はキンポウゲの仲間のことである。 学名からオキザリス・ペスカプラエないしオキザリス・セルヌアとも呼ばれる。 属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。 種小名の pes-caprae は「山羊の足」という意味である。先が割れた形をたとえている。 キロハナカタバミという別名もある。 

(花図鑑より)
       


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季節の花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」

2022-09-26 04:49:27 | 暮らし
一日一名言(13)

観客に感謝ないし満足を与えなければいけないという点で、

芸人も芸術家も本質は同じである

作家、有島武郎の長男、森雅之は数え切れぬほどの舞台をこなし、

百本近い映画に出演。「羅生門」や「雨月物語」「武士道残酷物語」など、

邦画の黄金期を飾り、国際賞を獲得した作品には必ずと言って

もよいほどの主役中で出演している。冒頭の言葉は、五十代前半の

「芸談」の一文である。

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9月に咲いている花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」


花の特徴 茎先にやや丸い円錐花序を出し(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)、ピラミッド状に固まって花径2~3センチの花をたくさんつける。 花冠は筒部が長く、先が5つに深く裂けて横に開く。 花冠の裂片は襞状に互いに重なる。 萼片は5枚で緑色である。 雄しべは5本である。 花の色は赤紫色や白が中心だが、改良が進んでピンクや紅色など多くの園芸品種が作出されている。

葉の特徴 葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。 時に3枚が輪生することもある。 葉の柄は短く、茎の上部では茎を抱く。 葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、華やかに咲く様子を花魁の姿に見たてたもの、あるいは花の香りが花魁の白粉に似ていることによる。 別名をクサキョウチクトウという。 これは花がキョウチクトウに似ていることからきている。 また、宿根フロックスの名でも流通している。 シバザクラも同じ仲間である。 俳句の季語は夏である。 属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。 種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。

(花図鑑より)
        

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