季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「藪蘭(やぶらん)」

2019-09-30 04:19:06 | 暮らし
人生日訓(20)

「店の気品とは」

店の構えは決して立派でなくともいい。品物の並べ方一つにも不断の苦心が払われている。目には見えないところに細心の気が配られている。一歩入ると、すぐ何かしら親しめるような空気が感じられる。つい吸い込まれるように店の内部に、奥の方までも入ってしまう。そこえ店員がゆるやかに会釈してくれる。すぐにお客の手許に飛び込んでこない。押しつけがましい圧迫がない。無理に売り込もうとする焦りがない。自由に品物を眺める楽しさが邪魔されない。のびのびとした空気である。気楽に、一つ二つ品物を手に取ってみる。側にいる女店員にちょっと尋ねる。

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9月に咲いている花「藪蘭(やぶらん)」
開花時期は、 7/25 ~ 10/末頃。 
・日陰に生える。
 ・葉が斑入り(ふいり)  のものもある。 
・実(タネ)は黒い丸形。 ・薬効   せきどめ、去痰、利尿 
・薬用部位 根 ・生薬名   「大葉麦門冬    (だいようばくもんどう)、 
   土麦冬(どばくとう)」 ・別名  「山菅」(やますげ)。    ちなみに、    万葉集で「山菅」 として歌われたのは竜の髭(りゅうのひげ)のこと。  
万葉集では薮蘭は登場しないようだ。 
・10月26日の誕生花(薮蘭) ・花言葉は「謙遜」(薮蘭) 

(季節の花300より)


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季節の花「秋海棠 (しゅうかいどう)」

2019-09-29 04:54:43 | 暮らし
人生日訓(19)

「人みな党(たむら)有り」

「和を以て貴しと為す」と主張された聖徳太子が、すぐその下に続いて、この一句を述べている。「和」と「党」とでは全く反対のようであるが、これを二つ結び付けているところが、いかにも太子らしい見識である。というのは、「和」も大切であるが「和」というものを成立させるためには、先ずどうしても、和を構成させている個人個人の性情というももを正しく認識しなくてはならぬ。何故かというと。人間というものは十人十色で、みな別々である。別々の才能性格を持っている。癖がある。妙に一つ所に固まる癖がある。それも道理によって集まるのではなくして、巡り合わせや、好き不好きで固まる癖がある。それが「党(たむろ)」である。
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9月に咲いている花「秋海棠 (しゅうかいどう)」
開花時期は、 7/25 ~ 10/25頃。
 ・中国原産。 ・中国名が「秋海棠」で、  その音読みで  「しゅうかいどう」。 
 いかにも”秋到来”  という感じの名前。 ・晩夏から秋にかけて咲く。 
 真ん中の黄色い花弁がいい。  なぜか、やや下向きに咲く。 
・ベゴニアに似ているが、  ベゴニアより花の枝が長い。
 ・別名  「瓔珞草(ようらくそう)」
 ・「秋海棠   西瓜(すいか)の色に   咲きにけり」    松尾芭蕉

(季節の花300より)


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季節の花「蔓荊 (はまごう)」

2019-09-28 04:58:03 | 暮らし
人生日訓(18)

「くったかかる幹部」

社長のワンマンではもろいところが生まれる。三十人五十人の店員が一人残らず店主の鶴の一声に盲従しているようでは、「和」ではない。それでは烏合の衆である。どんな考えでも老主人の考え方に不安があったら、思い切って店主にくってかかるだけの中堅幹部の一人や二人は欲しいものである。「くってかかる」というと聞こえは悪いが筋の通った建設的意見を店主に具申することは大切である。「三人寄れば文殊の知恵」という「岡目八目」ともいう。店主一人の独断でやっていては、長い年月にはSOSが起こる。そこに幹部の存在がある。
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9月に咲いている花「蔓荊 (はまごう)」
開花時期は、 7/20 ~ 9/10頃。 ・海岸の砂地を這ってのびる。 ・漢字はぎょうぎょうしいが、  想像とは違って、  青紫色のきれいな花。  葉っぱを燃やして  香煙を仏にささげた「浜香」が  語源になっているらしい。 ・薬効   神経痛(入浴剤) ・薬用部位 茎葉 ・薬効   頭痛、解熱 ・薬用部位 実 ・生薬名 「蔓荊子(まんけ
いし)」
(季節の花300より)


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季節の花「犬蓼 (いぬたで」

2019-09-27 05:02:43 | 暮らし
人生日訓(17)

「公事(くじ)は盬(もろ)きことなし終日にて尽くしがたし」

聖徳太子が天下の公務の大切なことを注意されたもので、今日の日本中の公務員諸氏に聞いて貰いたいものの一つである。「公事」というもんは、旧幕頃には、「くじ」と発音して専ら訴訟のことをさしたが、正式には政府の仕事のことである。天下の政務はかりそめにしては成らぬ。重大な役目であるから、やろうと思ったら一日中やり通せるものではない。百姓の訴えは一日に千事もあると太子はいい添えている。次から次への公務を手際よくさばいて行っても、到底、その日の内には終わらぬのである。
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9月に咲いている花「「」)」
開花時期は、 7/15 ~ 10/25頃。 ・辛味がなく食べられない蓼、  の意味。        「犬」がつくものには  食用にならない、の  意味をもつものが多い。    犬胡麻(いぬごま)    犬芥子(いぬがらし)    犬薺(いぬなずな)    犬稗(いぬひえ)    犬蕨(いぬわらび)、など。 ・別名  「赤まんま」(赤飯)。    まさにそのとおり。    つぶつぶの花です。 ・「わが屋戸の   穂蓼(ほたで)   古幹(ふるから)   摘み生(おほ)し   実になるまでに   君をし待たむ」    万葉集 作者不詳

(季節の花300より)


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季節の花「百日紅 (さるすべり)」

2019-09-26 04:20:52 | 暮らし
人生日訓(16)

「持ちつ持たれつ」

よく考えて」見ると、お互いは自分一人で生きているのではない。生かされているのである。このことに気が付いて、少しでも周囲の人にご恩を返そうと努力すると、先方でも、その気持ちに受けこたえしてくれて、お互いに助け、助けられ、持ちつ、もたれつの共同社会を築きあげてゆけるのである。すでに、世間でも言っているように、「人」という形象文字は二本の棒が互いに支え合っているのである。どちらかの一本を取り除いても崩れ倒れてしまう。
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9月に咲いている花「百日紅 (さるすべり)」
開花時期は、 7/15 ~ 10/15頃。 
・中国原産。 
・「約100日間、   ピンクの花を咲かせる。」のが  名前の由来。  約3ヶ月間、  夏から秋まで咲き続ける。  実際には、一度咲いた枝先から  再度芽が出てきて  花をつけるため、  咲き続けているように見える。  花はしわしわの形。白い花もある。 ・「猿滑」とも書く。  ”幹がスベスベで、猿も登れない”   
ところから。  スベスベの樹皮♪ ・花は夾竹桃(きょうちくとう)と  同じような時期に咲く。 ・秋になると、早めに落葉する。 ・「百日紅   ややちりがての 小野寺」    与謝蕪村(よさぶそん)  「さるすべり   寺中おほかた 見えにけり」    炭太祇(たんたいぎ) 
 「散れば咲き   散れば咲きして 百日紅」    加賀千代女    (かがのちよじょ)  
「炎天の   地上花あり 百日紅」    高浜虚子(たかはまきょし)





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