季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「金雀枝 (えにしだ)

2015-05-31 05:16:40 | 暮らし
一日一言

是非に及ばず

善い悪いに立ち入らないという意味で、

事の善しあし、やりかたなどを論議

してもどうしょうもない、止むを得ない

という場合に用いる。

★大地震の緊急事態が発生し、この際

予算にかかわらず緊急に対応するため、と、

総理は是非に及ばずと指示を出した。

類語:是非にかなわず


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4月から咲いていた花「金雀枝 (えにしだ)

開花時期は、 4/20 ~ 5/25頃。
・黄色い蝶形の花がいっぱい咲く。
 赤い種類もある。
・枝葉の形は「ほうき」形。

・ヨーロッパ原産。
 日本へは江戸時代に渡来。
・”エニシダ”の読みは、
 オランダ語の「genista」
 (ヘニスタ または ゲニスタ)
 あたりが語源らしい。

・英語では「Broom(ほうき)」。
 伝説の魔女が
 夜中にまたがって飛ぶほうきは
 この金雀枝のことであるらしい。
 また、昔は実際にこの枝を束ねて
 ほうきをつくっていたらしい。

・聖母マリアが
 赤ちゃんの頃のイエスを抱いて
 逃げている時に、
 エニシダの草とすれる音で
 つかまりそうになった、
 との伝説がある。


・花びらの脇の方が赤い、
 「頬紅金雀枝
  (ほおべにえにしだ)」が
 園芸品種としてよく知られる。
・「金雀児」とも書く。


・「えにしだの
  黄色は雨も さまし得ず」
   高浜虚子
   (たかはまきょし)


(季節の花300より)


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季節の花「シラー」

2015-05-30 04:16:03 | 暮らし
一日一言

是非とも

事情がどうであろうとも、という意味で、

どうしても目的を達したいという意志を

強調して表す場合に用いる。また、何卒、

という意味で、願望の意思を添えて人に

物事を依頼する場合にも用いる。

★今回の商談には、我が社も是非ともお加え

頂きたいと存じます。

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4月から咲いていた花「シラー」

開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・青紫色の花を八方に広げる。

・シラーにはいろいろ種類があり、
 写真のものはペルビアナという。
 (「大蔓穂(おおつるぼ)」
   ともいう)。
 いずれの種類も
 乾燥した地面に適するらしい。

・「シラー」は、
 「スキラ」「スキラー」
 「スキルラ」とも読む。


(季節の花300より)



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季節の花「一初 (いちはつ)」

2015-05-29 04:47:20 | 暮らし
一日一言

是非曲直(ぜひきょくちょく)

善い事(是)と悪い事(非)、曲がった事(曲)と

まっすぐな事(直)と言う意味から、物事の正不正

道理のあるなしなどを指して言う場合に用いる。

★裁判官は、法に照らして事件の真相を判断して」

是非曲直を以て判決する。

類語:理非曲直

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4月から咲いていた花「一初 (いちはつ)」

開花時期は、 4/20 ~ 5/20頃。
・中国原産。
・(日本風の)アヤメ類の中で
 一番早く咲き出すので
 この名前になったらしい。
  (一初草 → 一初)

・葉っぱの横幅が広く、
 花のところから白いとさか状の
 もじゃもじゃが出ているのが特徴。
 葉っぱの先端はとがっているが、
 やわらかく、さわっても痛くない。

・乾いた土に生える。
 乾燥に強いため、
 昔は、かやぶき屋根の
 頂上部分にたくさん植えて
 屋根を締め付けて守った。
  (火災、大風の
   魔除けの意味もあった)。


・「鳶尾」「一八」「逸初」
 とも書く。



■アヤメなどの見分け方(開花順)

サムネイル ジャーマンアイリス
   4月~5月頃に咲く。
   乾いた土に生える。根茎。
   花色は白、黄、青、紫等の
   原色っぽい色。
   花の様子は、
   なんとなく洋風。
   花びら中央部のひらひらは
   「ブラシ状」。
   真ん中2枚の花びらは
   直立する。
   葉っぱは幅広で、
   筋は無く、ほぼ平坦。

サムネイル ダッチアイリス
   4月~5月頃に咲く。
   乾いた土に生える。球根。
   花色は白、黄、紫等の
   やや原色っぽい色。
   花びら中央部には、
   ジャーマンアイリスのような
   「ブラシ状」の
   ひらひらは無い。
   葉っぱはやや細めで、
   くるりと巻く。

サムネイル 一初(いちはつ)
   4月下旬から
   5月中旬頃に咲く。
   乾いた土に生える。
   花色は主に
   青紫色(まれに白色あり)。
   花の様子は、
   なんとなく和風。
   花びら中央部のひらひらは
   「とさか状」。
   うしろ2枚の花びらは
   斜め上にひろがる。
   葉っぱは幅広で、
   縦に何本も
   筋(突起した脈)がある。

サムネイル 文目(あやめ)
   5月上・中旬頃に咲く。
   乾いた土に生える。
   花色は青紫か白。
   花びら中央部に
   網目模様があるのが特徴。
   葉っぱは細長く、
   花菖蒲ほどでもないが
   縦に小さな
   筋(突起した脈)がある。

サムネイル 黄菖蒲(きしょうぶ)
   5月上・中旬頃に咲く。
   湿地に生える。
   花色は黄色。
   葉っぱは細長く、
   縦に筋(突起した脈)
   がある。

サムネイル 杜若(かきつばた)
   5月中旬頃に咲く。
   水の中から生える。
   花色は青か
   青紫(白いのもある)。
   花びら中央部に
   白い筋模様がある。
   花びらの中央部は、
   めくれ上がる。
   葉っぱは幅広で、
   筋は無く、ほぼ平坦。

サムネイル 花菖蒲(はなしょうぶ)
   6月頃に咲く。
   湿地に生える。
   花びらの中央部に
   黄色い筋がある。
   葉っぱは細長く、
   縦に筋(突起した脈)
   がある。


(季節の花300より)



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季節の花「紅要黐 (べにかなめもち)」

2015-05-28 05:12:20 | 暮らし
一日一言

是非がない

善い事と悪い事区別もないという

意味で、止むを得ない、当然である

という場合に用いる。

★今回の事件の対応は、警官として

是非がない行動であった。

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4月から咲いていた花「紅要黐 (べにかなめもち)」

開花時期は、 4/20 ~ 5/15頃。
・要黐のひとつ。
 3月から4月頃に伸びてくる葉が
 ひときわ赤いため、
 この名前になった。
 しばらくすると
 緑色に変わっていく。

・若葉が赤いのは、
 まだ柔らかくて葉緑素も十分に
 形成されていない若葉を
 紫外線から守る、
 「アントシアニン」という
 赤い色素が用意されており、
 これが若葉を
 日差しから守るサングラスの
 ような働きをすることから。


・花は白色。泡を吹いたようだ。
・生け垣としてよく植えられる。


・よく似たものに
 以下のものがあるようですが、
 なかなか区別がつきません。
 当ページは「紅要黐」に
 させていただきました。
(写真も全て、たぶん「紅要黐」)

 【紅要黐(べにかなめもち)】
   新葉は、とても赤い。
   花期は4月~5月。

 【要黐(かなめもち)】
   新葉は、紅要黐ほどは
   赤くはない。
   花期は少し遅く、5~6月。
   別名
   「赤芽黐(あかめもち)」。

 【レッドロビン】
   新葉は、紅要黐と
   同じくらいに赤い。
   紅要黐と
   大要黐(おおかなめもち)の
   交雑種。
   葉っぱは、要黐や紅要黐より
   大きく柔らかい。
   別名
   「西洋紅要黐」。

(季節の花300より)



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季節の花「紅紫壇 (べにしたん)」

2015-05-27 04:56:16 | 暮らし
一日一言

背に腹は替えられぬ

背を守るために、大切な内臓がある腹部を

犠牲にすることは出来ないという意味から、

差し迫った重要事を¥のためには少々の事

は犠牲にしてもやむを得ないという場合の

たとえに用いる。

★会社再建のためには、何としてもリストラ

も、背に腹は替えられぬから断行せざるを

得ない。

類語:①背より腹     ②苦しい時は鼻も削ぐ


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4月に実を付けていた花「紅紫壇 (べにしたん)」

開花時期は、 4/20 ~ 5/15頃。
・中国原産。昭和初期に渡来。

・枝に沿って
 赤ピンク色または白っぽい、
 小さな花が咲く。
 赤ピンク色の花の花びらは
 全開しないが
 白っぽい5弁花の花びらは
 全開する。
 (同じ紅紫壇でも
  いろいろ種類があるらしい)

・秋の赤い実も美しい。

・広く「コトネアスター」と
 呼ばれることもあるが、
 「紅紫壇」と
 「コトネアスター」は別、
 という考えもあり。
 当サイトでは
 「紅紫壇」のページ名にして
 両方掲載しました。


(季節の花300より)



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