季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「孔雀草 (くじゃくそう)」

2019-10-31 04:52:37 | 暮らし
人生日訓(50)

「朝鮮の二青年」

友松氏は今も紛糾している南北朝鮮の非運を見るにつけても思い出すことは彼の

家に同居させた二人の青年朝鮮人である。まことに言いにくいことながら、一人は

大正十二年の関東大震災で、一人は太平洋戦争の戦災で、偶然にも焼死させてし

まってなんとも申し訳なく思っているが、大正十一年であったか、今朝もここへ来訪

した島根県のMという同窓生から、その青年を頼まれてうちに置いたのである。最

初は家人がこぞって反対した。気心のわからない半島青年などを家族の一人とし

て、食事を同じくすることは無気味であり、不安だというのである。当時、27、8歳の

彼はいまよりもぅと理想主義者であったから、家族に力説した。寝食を共にしなけれ

ば内鮮の融和などはできるものではない。同じかまどの飯を食べ、同じ屋根の下に

居してこそ内鮮の同胞意識がわいてくる。
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10月に咲いている花「孔雀草 (くじゃくそう)」

開花時期は、 8/15 ~ 11/ 5頃。 ・北アメリカ原産。 ・ピンクと白がある。白い花は  「白孔雀(しろくじゃく)」  と呼ぶ。 ・長い茎がたくさん枝分かれして  多数の花を咲かせるところから、  孔雀の尾っぽの羽根に見立てた。 ・別名 「孔雀アスター」 ・9月5日、11月23日の  誕生花(孔雀草) ・花言葉は   「いつも愉快、ひとめぼれ」     (孔雀草) ・似ている花へのリンク  都忘れ  紫苑  関東嫁菜  柚香菊(ゆうがぎく)
(季節の花300より)



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季節の花「鶏頭(けいとう)」

2019-10-30 05:02:59 | 暮らし
人生日訓(49)

「明日にして下さいね」

終戦後のはなしだが、友松氏の寺にはもう四、五十年、乞食諸君の来訪を数多く受

けていた。まだ乞食の来ないうちからこれはあしたの乞食に与えるようにと用意す

る。台所の戸があく、チリチリと鳴る。その鳴り方で八百屋さんか魚屋か、乞食さんか

が自然に区別がつく。たまに「すまないが、あしたにしてくれなか」こう家人がやさし

く言う。納得して帰る様子が茶の間からでもわかる。「是非とも今日ほしい」と強奪し

ていくものはない。
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10月に咲きている花「鶏頭(けいとう)」

開花時期は、 8/10 ~ 12/10頃。 ・熱帯アジアなどの原産。  日本には万葉時代には  すでに渡来していた。 ・花が鶏の鶏冠(とさか)状に  見えるのでこの名前になった。  英語でも  「cocks-comb」(鶏のとさか)。  この花は、  世界中のどの人が見ても  「鶏のとさか」に見えるのだろう。 ・花が丸くなって咲くものや、  槍のようにとがるものなど、  いろいろある。  色は赤いものがほとんど。  だいだい色のものもある。 ・昔は草染めの原料として利用された。 ・薬効   下痢、止血 ・薬用部位 花穂 ・生薬名 「鶏冠花(けいかんか)」 ・薬効   婦人病 ・薬用部位 タネ ・生薬名 「鶏冠子(けいかんし)」 ・別名  「鶏冠花」(けいかんか)、  「韓藍」(からあい)。 ・8月19日の誕生花(鶏冠鶏頭)  9月3日の誕生花(槍鶏頭) ・花言葉は「おしゃれ」(鶏冠鶏頭)      「個性」(槍鶏頭) ・「わが屋戸に   韓藍(からあい)   蒔(ま)き生(おほ)し   枯れぬれど   懲りずてまたも   蒔かむとそ思ふ」    万葉集 山部赤人  「秋さらば 写(うつし)もせむと   わが蒔(ま)きし   韓藍(からあい)の花を   誰(たれ)か採(つ)みけむ    万葉集 作者不詳  「秋風の   吹きのこしてや 鶏頭花」    与謝蕪村

(季節の花300より)

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季節の花「菊芋(きくいも)」

2019-10-29 04:30:30 | 暮らし
人生日訓(48)

「チームワーク」

この言葉は、誰もが知っているように、野球の一団の立派な団体精神のことである。

九人の選手がみんな自分のポシトを守るだけではなく、全体としてそつのないよう

にスムーズに連絡の取れたことをいうので、そこに、初めてその球団の勝利がある

のである。一人の選手が足を痛めてもすぐに代理者が出てきて、急場をカバーする

のである。

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1月に咲いている花「菊芋(きくいも)」

8月頃から  10月頃にかけて開花。 ・名前とうらはらに美しい花。  黄色が鮮やか。  ・繁殖力は旺盛。 ・厳密に分けると、  7~8月頃開花するのが     「犬菊芋(いぬきくいも)」、  9~10月頃開花するのが   「菊芋(きくいも)」。  (じゃあ、その境目に咲くのは   どっち? といわれると、   ちょっと見分けが   つかないですね。   ごめんなさい)  さらに  「菊芋擬(きくいももどき)」  という種類もある。  こちらは葉っぱが  けっこうギザギザなので  区別できそう。     7~8月頃に開花。   ということで、  「菊芋」シリーズには  いろいろあるようです。 ・ごつごつした根の先端は  お芋になる。  多量の糖分を含んでいる。  昔は農村では  根を酢漬けにしておいて  冬の間じゅう食料とした。  なお、犬菊芋の場合は  お芋にならないらしい。 ・別名  「唐薯」(からいも)  「八升芋」(はっしょういも) 

(季節の花300より)



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季節の花「玉簾 (たますだれ)」

2019-10-28 04:52:00 | 暮らし
人生日訓(47)

「心は読めども身に読まず」

日蓮上人の土籠御書文永八年に出る句。「法華経を余人の読み候は口ばかり言ば

かりはよめども、心はよまず、心は読めども身に読まず」とある。有名な日蓮の「法華

経対読」の体験を述べたものである。世間で「論語読みの論語知らず」という。口先

で論語二十篇をすらすら読むけれども、心ではその内容を知らず、自分の生活の上

に引き付けていないことの非難である。また、「孝経をもって母頭を打つ」ともいう。

孝経を一生涯研究して充分その内容はわかっているけれども、たまたま、そこに来

合わせた母親の頭を腹立ちまぎrふぇに打ちのめしたという皮肉である。この孝経

の学人は、たとえ、孝経の内容を頭の中で知り尽くしていようとも、それは「心読」で

あっても「身読」にまできていない。実生活の手足の上に孝経が生きていないことで

ある。
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10月に咲いている花「玉簾 (たますだれ)」

開花時期は、 8/ 5 ~ 10/10頃。 ・白く美しい花を「玉」に、  葉が集まっているようすを  「簾」にたとえた。  ”南京玉簾”     6弁花、上向きに咲く。 ・葉は細長い。 ・ずらっと並んで咲いていると壮観♪ ・黒い実がなる。  実の形は 狐の剃刀 に似ている。 ・「珠簾」とも書く。 ・別名  「ゼフィランサス」 学名から。    サフラン擬も同名。  「カンジダ」 学名から。  「レインリリー」    雨のあとで一斉に咲きはじめる            ところから。 ・秋頃に咲く、  よく似た黄色い花があるが  それは玉簾ではなく、  「黄花玉簾(きばなたますだれ)   = ステルンベルギア」と呼ぶ。 ・似ている花へのリンク  ステルンベルギア  花韮  オーニソガラム

(季節の花300より)



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季節の花「水引(みずひき)」

2019-10-27 05:09:36 | 暮らし
人生日訓(46)

「正しい読書が見識をつくる」

読書にもいろいろある。週刊誌などはちょっと目を通せばいい。漫画本などをいい

年をして読んでいる人があるがどんなものであろうか。やはり、何かまとまったもの

を詠むがいい。先ず、古典ものなら誰が読んでもいい。しかし、もっと身近なもの、自

分の仕事に関係のある特殊なものを読むことは業界の見通しもきいてくるし、第一、

毎日の自分のとにらみ合わせて、手に取るようにわかってくる。自然、そこから、一つ

の見識ができてくる。

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10月に咲いている花「水引(みずひき)」

・開花時期は、 8/ 5 ~ 10/10頃。 ・上から見ると赤く見え、  下から見ると白く見える花を、  紅白の水引に見立てた。 ・日陰に生える。 ・葉っぱは、  変わった斑入り(ふいり)  のものがある。 ・「水引草(みずひきそう)」  ともいう。 

(季節の花300より)



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