おすすめ度 ☆☆☆
小国で起きた実話の映画化 ☆☆☆★
フィンランド・エストニア・ドイツ合作
エストニアという国。
フィンランド湾に面している。湾を挟みフィンランドと面している。(90キロ南)
西はバルト海、南はラトビア、東はロシアと接している。現在はEUの一員。
面積は九州の1.2倍。
ロシアで、一番近い都市は、サンクトペテルブルク。ソ連時代は、レーニングラードと呼ばれていた。本映画ではその名前が。
第一次世界大戦後、ソ連に占領されていたが、第二次世界大戦でドイツの占領下に。戦後ソ連に占領された。
小国故、争いに巻き込まれ、当映画の時代、ソ連占領下で、ドイツ占領下に参戦した兵士は、刑務所に監禁された。
そんな背景下の映画で、実話だという。
取り上げられるスポーツがフェンシング。太田選手の活躍でちょっとは知れたスポーツだが、ヨーロッパでは、特にドイツ、イタリア、フランス、ロシアで盛んらしい。
本映画の主人公は、もともとフェンシングの選手だった。
学校へ赴任した矢先、校長から、課外活動を指導するように求められる。
ほかの競技も試みるが、道具を買ってもらえず、自分の特異なフェンシングを、麦わらで細工する気の入れよう。
ほかに、スポーツもなく、飽きていた生徒たちに大評判。
そして、ロシアでの大会に参加。
ロシアへ行けば、逮捕されるのがわかっていながら、生徒たちのために参加する教師の心意気。
なかなか、感動の映画だ。
ただ、非常に淡々と進むため、静かな映画だ。