ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「写真の女」、写真の修正屋とバレリーナ!

2022-08-31 20:06:38 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

最優秀外国作品 第5回マンモス映画祭 / 最優秀長編劇映画 第3回ノット映画祭 / 最優秀長編劇映画 第3回モンタナ国際映画祭など、受賞歴多々。

主演の男が、全然しゃべらないのでイライラするアート系作品。

お見合い写真を、修整、修整し、修正屋に、どれが奇麗と聞く女。

だが、主体は、顔に傷のある女性。ダンサーなので、ポーズのきめがよい。

SNSにアップし、美しいだけでは注目されないと、海の中で撮影したり。

徐々に恋愛沙汰になる主役の二人。

ただ、こういう映画にありがちな、ヌードはない。

カマキリは、交尾後メスがオスを食べる、このシーンも、のが、男女を暗示。

串田壮史監督の長編映画デビュー作。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「友だちのうちはどこ?」、キアロスタミの傑作!

2022-08-31 17:12:55 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK  プレミアム鑑賞 1987年製作 イラン映画

友だちの大切なノートを間違えて持ち帰ってしまった少年が、ノートを返すため友だちの家を探し歩く姿を生き生きと活写し、アッバス・キアロスタミ監督の名を世界に知らしめたイラン映画。

親たちの一方的な命令。子供はしつけなければという祖父の言葉。

何とか、親の言いつけを後回しにしながら、隣町の少年の家を探し回る。

イランの田舎町は、迷路のようになっており、映像の縦割が、小津映画のようで、深みがある。

それにしても隣町は遠い。

同姓や町の名もいくつか分かれていたりして、見つからない。

帰りは、その街の老人に送ってもらうことに。

そして大人の論理と子供の論理。

立場の違いが生み出す互い違い。

ラストはうまく切り抜けられたが。

イランの映像は、やはり特異。それだけでも価値が。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「声もなく」、口のきけない男と誘拐された少女!

2022-08-30 20:08:45 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

2021年・第41回青龍賞で主演男優賞と新人監督賞を受賞。

闇の仕事を請け負う口のきけない青年と、両親に身代金を払ってもらえない孤独な少女の交流を描いた韓国発のサスペンスドラマ。

犯罪者の下請け仕事をするしがない2人、テインとチャンボク。テインは話せず、チャンボクは片足が不自由。ヤクザに殺されたヤクザなどを埋めたりする裏稼業。生きた人間は扱わないのが信条だったのに、押し切られて人質を数日預かることに。どんなヤクザが顔を出すかと戦々恐々と受け取りに行けばそれは誘拐された女の子。男の子を誘拐するはずが間違えたら親は身代金を出し惜しんでいるという。依頼したヤクザが、仲間に消されて2人は途方に暮れるが、チャンボクはなんだかんだと理屈をつけてテインに女の子を任せる。テインには実は小さな妹がいて、歪な擬似家族の生活が始まるが…

ヴァイオレンス、ミステリ、コメディ、障害者、疑似ファミリー、ごった煮の味わいながら、どこかさわやか。

「バーニング 劇場版」のユ・アインが増量して、失語症の男を好演。少女チョヒを演じたムン・スンアも好演。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「地獄の7人」、もう一度地獄に付き合うか?

2022-08-30 16:39:46 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞 1983年製作

米軍退役陸軍大佐が、ベトナム戦争で捕虜となった息子を奪還すべくかつての部下と共にベトナムヘ向かうというアクション映画。

1973年、ベトナム戦争中に行方不明となった息子フランクを救出しようとするジェイソン・ローズ(ジーン・ハックマン)の物語。 10年後、息子がラオスの捕虜収容所にいることを突き止めるが、政府は救出に消極的だった。ローズはフランクの戦友で5人と若者1人を特訓してラオスに乗り込む。

捕虜収容所のコピーをアメリカに作り、奪還作戦を計画する。

一旦は、CIAに邪魔されるが、中国の麻薬商人が助けてくれる。

後半は、七人の侍ばりの大アクション。

無事捕虜を解放するが、ジェイソンの息子はすでに死んでおり、残念。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「異動辞令は音楽隊!」、阿部寛刑事からドラマーに!

2022-08-29 17:31:19 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

警察音楽隊のフラッシュモブ演奏に着想を得た内田監督が、最前線の刑事から警察音楽隊に異動させられた男の奮闘をオリジナル脚本で描き出す。

オリジナル脚本だけに、いろいろな点をうまく回収。

鬼刑事(いまならコンプラ違反)。上司にたてつくは、部下をこき下ろすは、法令無視するは。

まあ、こういう輩は今もいる。だが、今は常識に押され、反省するものだが。

阿部寛が演じると様になる。

そんな刑事が、音楽隊へ転属。子供時代に和太鼓をやっていたというだけで、ドラム担当。

はじめ反発するも、徐々に打ち解けていく。それも音楽の力か。

演奏される曲がポピュラーなだけに、楽しい。

刑事と音楽隊、違うパートだが、同じ警察官。セッションしていけばいい。

わき役までいい役者揃い。音楽は吹き替えなしとか。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「リベンジ・ライド」。男の怒りが爆走する!

2022-08-28 19:38:38 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

弟の仇を討つため、男は復讐を選び、夜の街を駆け抜ける。マーベル映画のアクションチームが挑むフルスロットル・アクション!

キャッチコピーほど面白くない。

なにしろ、主役が中国風だが、ネット情報ではカンボジア系。スタントなんかをやっていたそうだが、いかんせん華がない。

捜査に携わる警察を演じているDMX(ヒップホップ界の伝説的アーティスト)の遺作だとか。

弟の死の真相を調べ、犯人に復讐するため自ら違法レースの世界へ!女性整備士、アンドロメダの協力を得ることができたが…。この女性整備士はかっこいい。

それに比べて、レースを仕切るお姉さんは貧相。

カーレースの見どころはなく、むしろタイマンアクションが主。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」、夢ってなあに?

2022-08-28 18:35:14 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

アニメ好き ☆☆☆★

サンエックス株式会社の人気キャラクター「すみっコぐらし」を映画化し、スマッシュヒットを記録した「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」に続く劇場アニメ第2弾。

すみっこ好きのすみっコたちが、月夜の晩に魔法使いたちと出会い起こる騒動を描くアニメ。
しろくま、ねこ、ぺんぎん、とかげ、とんかつ、エビフライのしっぽ、ざっそう、たぴおかが、すみっこにあつまって暮らしている「すみっコ」の世界。

どこか憎めないキャラ。

魔法使いの5人きょうだいが舞い降り、彼らと交流をするうちにすみっコたちのかなえたい夢や、自分らしさが明らかになっていく。

誰でも受け入れる。けど、お節介でない。仲はよいけど、個性はみんな際立っている。
すみっコたちは、個人主義と博愛主義を両立した、そんな素敵なコたちなのである。

子供向けの作品なのでテーマが明確で分かりやすく所々ほっこりする場面があり良かったと思います

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「恋するけだもの」、恋をしたならみんなけだもの!

2022-08-27 19:35:41 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

クレイジーな映画好き ☆☆☆★

白石晃士監督が、2018年の自主製作短編「恋のクレイジーロード」を長編映画として自らリブートしたバイオレンスラブコメディ。

暴力的でクズな男女三人組の下で働き散々虐められる宙也と、まるで口裂け女のような都市伝説として語られる女装男。暴力ヒエラルキーの最下層にいる宙也は、一方で女装男に迫られ、いよいよ逃げ場がなくなった時、“けだもの”に変貌する…

暴力と、男と女装男の恋物語。

ラストの暴力沙汰は、結構暴れまくる。

宇野祥平に限らず、もう一人の主人公中田宙也を演じる田中俊介はじめ、他の面々の尋常でないキャラの素晴らしさ。身震いモノだ!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アイヌモシリ」。少年は世界に触れた!

2022-08-26 18:42:32 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

アイヌに興味のある方 ☆☆☆★

日本・アメリカ・中国合作

第19回トライベッカ映画祭の国際コンペティション部門で審査員特別賞を受賞。

北海道阿寒湖。

アイヌの血を引く青年。高校を出たら都会へ就職を考えている。

最近父が亡くなった。そんな中、カントの父の友人だったアイヌコタンの中心的人物デボは、カントをキャンプへ連れて行き、自然の中で育まれたアイヌの精神や文化について教え込もうとする。

後半は、このアイヌの伝統行事をドキュメント風に描写していく。

消えゆく少数民族の伝統行事。

それは、本土への同化のアンチテーゼだ。

この映画の、動物を殺していませんのテロップは、クマの頭を神として扱うこの映画と矛盾している。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「勝利への脱出」、第二次大戦中捕虜とドイツチームのサッカー試合!

2022-08-26 15:59:56 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK BS プレミアム鑑賞 1980年製作

連合軍の捕虜収容所。

第2次大戦中の1943年。ドイツ軍の将校シュタイナーは連合軍の捕虜とドイツ・チームのサッカー試合を提案。

脱出とあるから、脱出かと思いきや、その辺の描写は少なく、サッカーの試合がメインだ。

確かに、サッカーは試合そのものが面白く、本映画では、ペレをはじめ有名選手が参加している。

4対4の伯仲戦。ラストは、ゴールキックが決まらず終わり、群衆がグラウンドになだれ込む。

主役はシルベスタスタローンで、一度脱出に成功するも、みんなを逃すために舞い戻る。

サッカーではゴールキーパーを努め、見せ場を作っている。

地下道を使っての脱出は、成功かと思ったが、最後はうやむや。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする