ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「海賊じいちゃんの贈りもの」、イギリス発ハートフルコメディ

2016-06-30 17:44:43 | イギリス映画
おすすめ度 ☆☆☆

子供が登場するハートフルコメディ好き ☆☆☆☆

日本のタイトルが微妙で、いい得て妙なのだが、この映画の良さは伝わらない。

喧嘩ばかりして別居中のクラウド家。

おじいちゃんの75歳の誕生日を祝うため、三人の子供を連れてスコットランドのおじいちゃんのところへ。

だが、そこでも、表向きいい格好しいの兄とのけんか、兄嫁は、夫の浮気で大変。

じいちゃんは、海賊の子孫だということで、子供たちに海賊の葬儀の模様を解説し、自分もそうやって死にたいと訴える。

そして大人たちの喧騒を避けて、じいちゃんと子供たちは、ビーチで一くつろぎ。

じいちゃんを砂被りにして遊ぶ子供たち。一度は生きているのを確認するが。

がんを患っていたじいちゃんは本当に亡くなってしまう。

大人達を呼び行くが、自分のことで忙しく、かまってくれない。

そこで子供たちは、海賊式でおじいちゃんを葬ることに。

木でいかだを作り、燃やして海に流すのだ。

だが、後でこれが見つかり大騒動に。

これが縁で、大人たちは仲直りをしハッピーエンド。

おじいちゃんの贈り物だ。

子供3きょうだいが実に微妙なバランスで、笑わせ、泣かせる。

スコットランドの景色も美しく、映画を和ませてくれる。



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「リトル・バード 164マイルの恋」、少女二人のロードムービー!

2016-06-30 09:23:45 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆

青春映画好き ☆☆☆

PG12 セックスシーン、ジュノー・テンプルが脱いでいます。

好きな男の子に会いに行くため退屈な田舎町を飛び出した2人の少女の旅を描いた青春ドラマ。

不良のリリーと真面目なアリソンの絶妙なコンビ。

それにしても、リリー(ジュノーテンプル)の不良像は、なかなかのもの。

行きずりで惚れた男を追いかけて、164マイル離れたロスまで出かける。おとなしめのアリソン(ケイ・パナベイカー)もつられて一緒に。

危ない15歳の少女像が、まあ、リアルに出ている。

それにしても、危ない賭けは破綻をきたす。

青春の苦い体験だ。

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「サヨナラの代わりに」、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性と奔放な介護士の物語

2016-06-29 18:07:56 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆☆

ヒューマンドラマ好き ☆☆☆☆

PG12

女流作家ミシェル・ウィルドゲン原作の「You're Not You」(映画の原題)にプロデューサーと主演のヒラリースワンクスが心惹かれ映画化。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、原因不明の難病で、日本でも6000人とかの人がいるようだ。

意思を筋肉に伝達する神経が侵される病気で、筋肉がやせ細り、呼吸器などがやられて死に至る。

本作は、絶好調の弁護士を夫に持つ女性が、パーティで突然ピアノが弾けなくなるという症状から、この病気が診断され、それから1年半後。

今までいたまじめな介護人を解雇し、奔放な女子大生を、雇い入れるところから物語は始まる。

というのも、この映画は、ALS患者と、彼女を介護する奔放な女子大生の成長物語であり、お互いが理解しあえる絆ができる物語なのだ。

当然ALS患者の、苦労としぐさが、若干コミカルに描かれ、そのエピソードの積み重ねが重要だ。

暗い話であるはずなのに、ヒラリースワンクスと女子大生に扮したエミー・ロッサムのキャラが光っており、引き付けられるものがある。

「最強の二人」の女性版的要素もあるがこちらは、病に倒れるまで描いており深刻だ。

スワンクスは、ALS患者を研究して演技しており、ところどこでうならせる。病に侵されながら美を意識、笑顔を絶やさない工夫に見とれる。

ただ、夫の浮気については、ちょっと描写が軽めなのは気にかかる。
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「10 クローバーフィールド・レーン」、謎の監禁事件!

2016-06-28 19:09:37 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆☆

監禁サスペンス好き ☆☆☆☆

「クローバーフィールド HAKAISHA」と関連の映画らしいが、未見。

予告編も未見のため、予備知識なしに見たおかげで、サスペンスが楽しめた。

自動車事故で、意識不明となったミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)。

地下室に軟禁され、腕には点滴が。

やがて、現れた大男ハワード(ジョン・グッドマン)。

外は汚染されており、シェルターからは出てはいけないと。

でも何か怪しい。

その怪しいと感じるミシェルに同調して、見るものも恐怖に陥る。

それも突然現れる怖さ。

外界がどうなっているかわからないが、なにしろ、シェルターから出たい。

映画の大半が、このシェルターでの出来事。

もう一人エメットという青年が加わり3人の共同生活が。

次々に明らかにされる謎、エメットと脱出をしようと計画。

そして、その計画が見つかり事件が。

会話劇が主体なので、ついていけないとつらい。

後半ラスト近くは、脱出したミシェルの遭遇するSF。

題名の由来は、その脱出時の道路の標識だ。すなわちところの名前。

それにしても、一見意味不明な題名。怖さは十分味わえる。

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「葛城事件」、俺が一体何をした!

2016-06-27 17:23:39 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆☆☆

社会問題に関心のある方 ☆☆☆☆☆

「大阪教育大学付属小児童殺人事件」の宅間守を描いた戯曲を、他の無差別殺人事件とも絡めて映画化。

無差別殺人事件を起こした青年の家族を描くことによって、日本の病みを暴いた作品。

なかなか骨太で、見た後のずっしり感は、簡単にはぬけない。

演出は、戯曲家の赤堀雅秋、自らの戯曲を映画化。

出演者の中でとびぬけて目立っているのが、父親役の三浦正和。

キャッチコピーにあるように、俺は悪くないというのだが。

要は、古いタイプの親父像。表面が良ければいいというタイプ。

いまだに案外こういうタイプの人は多い。この映画を見て自覚できるだろうか。

無差別殺人の動機は、なかなかわかりにくいが、死刑を志望して殺人を犯す人もいる。

こういう人を、早く死刑にしていいものかどうか。宅間は判決後1年ほどで執行されている。

死刑囚と結婚した女性が出てくるが、実際宅間には妻がいた。

案外、死刑囚のような有名人とは結婚したがる人がいるようで、宅間には他にも結婚志望者がいた。

この映画では、田中麗奈が演じており、死刑執行後、父親に関係を迫られて、化けの皮がはがされる。

死刑囚の兄は、優等生として希望の星であったが、コミュニケーション力が欠けていて、現代社会に生きて行けず、飛び降り自殺する。(新井浩文の新境地)

母は、父の暴力に仕方なく従い、ついには介護施設へ。彼女もまた犠牲者だ。

こうしてみてくると、無差別殺人という犯罪者が、それなりに正当化されるのが怖い。

決して後味の良い映画ではないが、それだけにその抱えるトラウマは深刻なものがある。

ここまで、引き付ける力がある監督と役者に脱帽だ。
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「クリーピー 偽りの隣人」、サイコパス犯罪のミステリー

2016-06-26 18:13:02 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆☆

黒沢清好き ☆☆☆☆

原作は、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説「クリーピー」。

クリーピーとは、creepy,ぞっとするような、気味の悪いという意味ですが、まあ、なんとなく気味の悪い映画ですよと宣言しているのか?

映画題名は、加えて、偽りの隣人、隣人がおかしいということを、前もって知らしています。

だからこの映画、普通の犯人捜しのミステリーではありません。

要は、サイコパス(精神異常)な隣人の話です。

だがこの映画の主人公高倉(西島秀俊)は、犯罪心理学を大学で教える元刑事。人質をとったサイコパスの犯人に背中を見せて刺される。その不祥事で警察をやめた。

夫婦で、閑静な住宅街に引っ越す。

元の刑事仲間が6年前に起きた一家失踪事件を調べており、それに手を貸すことに。

隣に住む西野は、夫婦と娘がおり、夫がちょっと不可解。

この夫を香川照之が演じ、お人よしの面と怖い面をうまく使い分けて、サイコパスを見事に演じている。

その娘が、有る時、突然訪ねてきて、「あの人はお父さんではありません」と不可解な発言。

だが、毛嫌いしていたはずの妻が、いつしか料理を教えるなど隣人と仲良しに。

こんな前ふりで始まる、サイコパス殺人事件。

黒沢清独特の恐怖演出で、じわじわと怖さがにじみ出てくる。

ただ、コミカルを狙ったのか、二人の警察官が単独行動して、西野に殺されてしまう顛末はなんとも。

特に、笹野高史演じる刑事は、まこと寅さん映画風。

一方、高倉夫人は、いつの間にか、サイコパスの餌食になって、高倉まで虜にする。

その異常さは、彼女もサイコパスにされたのだろうか?

竹内結子が、正常と異常を渾身に演じ分け、驚く。

ちょっと、隣人を疑いたくなる異常な映画だ。






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「タイガー・マウンテン 雪原の死闘」、実話に基づく香港大アクション映画!

2016-06-25 17:43:36 | 中国映画
おすすめ度 ☆☆☆

香港アクション映画好き ☆☆☆☆

1946年、中国が戦勝し、東北部は、匪賊が跋扈していた時代。

黒竜江省牡丹江市にある智取威虎山(タイガーマウンテン)に、陣地を築いていた匪賊「ハゲワシ」。

ここは、もと日本軍が武器庫にしていたといわれ、映画でも沢山の武器が隠されていた。

その匪賊の陣地に潜入した共産党軍の勇士がいた。これは実話で、映画の最後にその写真が出てくる。

この話は、「林海雪原」の題で小説にされ、京劇にもなっている。(映画の中で描かれる現代にテレビに写され紹介されている。)

共産党軍の戦勝物語なので、特に中国では、盛んに語られているようである。

そんな話を、今回香港のアクション映画監督のツイ・ハークが3Dで映画化した。超大作で中国では大ヒット。

今の日本では、この中国共産党賛美の映画は、公には公開できず、一部劇場のみの公開となった。

しかし、なかなかよくできた映画で、3D画面を生かしたスケールの大きい場面の連続で楽しませてくれる。

また、余興で、大きな虎の襲撃場面もあり楽しめる。

一方、敵地に潜入した勇士をチャンハンユー(張涵予)げ演じ貫禄を見せる。

子供と母親のシーンとか、看護婦との恋なども描かれ、色を添えている。

肝心のアクションも、最初と中盤での匪賊の襲撃とその撃退。

そして後半、30人の兵士で300人をせん滅する大作戦が、丁寧に描かれる。(黒沢の映画すら思い出させる)

ラストではおまけで、飛行場が山にあったとする想定で、飛行機のアクションシーンが別バージョンとして付け加えられている。アメリカ映画に比べるとチャチイがこれもご愛敬。

いずれにせよ、勧善懲悪なので安心してみていられる。

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「orange オレンジ」、10年後の私からの手紙

2016-06-24 18:54:35 | 日本映画
おすすめ度 ☆☆☆

「月刊アクション」連載の高野苺による人気コミック「orange」を実写映画化。

10年後の私から来た手紙、それは同級生を救うためのものだった。

高校二年生の春、高宮菜穂のもとに手紙が届いた。差出人は私。

その日、手紙のとおり、転校生翔が紹介される。

そして、手紙のとおり行動し、翔を助けようとする。

二人の出会いは、恋愛映画のようであるが、なかなか熱烈なものとはならない。

翔は、上田先輩を好きになる。

いわば三角関係。

しかし、翔には何か隠し事が。

実は、翔が引っ越してきた日、母が自殺していたのだ。

そして、もう一人の男友達須和にも10年後の手紙が。

そこで、友達全員で、翔を応援し、文化祭、運動会を盛り上げる。

松本市を舞台にした青春物語。

土屋大鳳と山崎賢人のNHK朝ドラ「まれ」のコンビが主演。

現実とファンタジーの世界と、ちょっと変わった青春物だ。
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「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」、20年ぶりのジムキャリーとファレリー兄弟監督

2016-06-24 15:34:21 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆

ジムキャリー好き ☆☆☆

伝説の爆笑コメディー『ジム・キャリーはMr.ダマー』の20年ぶりの続編。

監督ファレリー兄弟、ジムキャリー、ジェフ・ダニエルズは健在。それだけ年は食ったのだが。

「うんこちんちん!」の下ネタ満載で、このお下劣コミックについていけない人はアウト。

ロイド(キャリー)と相棒ハリー(ジェフ)。

精神病院に入院しているロイド、その世話をするハリー。

ハリーが腎臓病を患ったと聞くと、ロイドは仮病を白状。

ハリーの移植用腎臓を求めて、珍道中が始まる。

両親が両親でなかったり、娘がいることが判明、その娘にハリーが恋心を抱いたり。

話の筋より、二人のお下劣会話と行動がたまらない。

キャリー好きには垂涎の映画だ。

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「全力スマッシュ」、香港製バドミントン映画!

2016-06-23 17:57:42 | 中国映画
おすすめ度 ☆☆

香港映画好き ☆☆☆

バドミントン版「少林寺サッカー」と言われ、香港では大ヒット。

バドミントンは、羽毛球と言われ、中国圏では盛ん。

サッカーの向こうを張っても不思議はない。

だが、さて、その球の力は。

元バドミントンの女王と言われた女士。暴力事件で追放されていた。

が10年後、隕石が落ちた幻想から、元窃盗団のバドミントン部からコーチを要請される。

それからこのだらしない面々を鍛え上げ、マカオの試合に出れるまでに成長。

その間に、いかにも香港映画らしいコメディ満載。

おまけに、ゲロまでプレゼントされては、まあ盛り上げに欠けるが、

そこはそれ、香港映画らしさなのだから。

そしていよいよ、スポーツ対決。

ただ、サッカーのようにすっきりとはいかない。

いずれにせよ、スポ根であることには間違いない。

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