ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「恋愛の温度」、韓国の痴話喧嘩はすごいですね!

2014-11-30 17:41:48 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆

痛い恋愛映画好き ☆☆☆☆

ノ・ドク(女性監督)の作品。「第16回上海国際映画祭新人監督コンペティション部門最優秀作品賞」を受賞している。

監督自身の実体験をもとに映画化。

ちょっと変わったラブストーリーです。

3年間付き合ってきたドンヒとヨン。別れることに。だが、お互い未練が残るのか、荷物を着払いで送りつけたり、お互いがストーカーのような応酬合戦。

同じ銀行に勤めているので、そこでもバトルが勃発。浮気をしたり、それをなじったりの、ますますエスカレート。

本当は、二人は愛してるから、愛の裏返しかとも思うが、日本と違って韓国は全くストレート。

まあ、失恋というか、恋人と別れた経験のある人なら感情的には分からなくもないだろうが、ちょっとひどすぎない。

ところが、二人は、愛に気づいて、再びよりを戻すんです。そして遊園地でのデート、怖いもの嫌いの二人が意を決してジェットコースターに乗るんですね。まったくラブラブムードなんですが、

途中、マイクを向けられてのインタビューがあるんです。これがなにかドキュメンタリーなつくりで、監督うまいなと思います。

ドンヒをイ・ミンギ、ヨンをキム・ミニが演じ、美男美女でないところがいじらしい。

また新手の韓国映画に魅せられました。
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「愛こそはすべて ALL YOU NEED IS LOVE」

2014-11-30 12:53:04 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

個性的な監督たちが、自由な発想でオリジナル作品を発表する「青春H」シリーズ42作目。

『スターティング・オーヴァー』でも繊細な心情描写が好評を集めた五藤利弘監督作品。

28歳の優。フリーターでその場をしのいでいるしがない青年。恋人にもふられ、切ない日々を送っていた。

そんな彼、血痰を吐き始め、医者に見せると、精密検査を薦められる。

死を目前にして、にわかに子供が欲しくなる。

これは、人間の生命欲なのか。

1000万円上げるから俺の子を産んでくれと、出会い系サイトの女性に次々と頼み込む。

それほどいい男でもない、彼に頼まれても、そんなの受けるわけなかろうに。

そして、ふられた元恋人が。

まあ、そんな青春ストーリーだが、

どうも、血を吐く男性に親近感を持てず、距離を置いた鑑賞となった。

現代の青春を描いているようだが、どうなのだろうか?

ちなみに、淡々としたセックス描写はありますが。
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「天才スピヴェット」、山に囲まれたモンタナからワシントンまでのロードムービーです

2014-11-29 18:15:40 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

ロードムービー好き、少年映画好き、家族愛映画好き ☆☆☆☆

ヒット作「アメリ」を作ったフランス生まれの監督が、アメリカを舞台に描いたフランス・カナダ合作映画。

題名通り、10歳の天才スピヴェットが主人公で、弟の死が絡んで家族からの愛を受けてないと感じたのと、発明した磁気車輪が発明賞を受賞し、授賞式で講演をとの依頼があり、それをよいことに、ワシントンまでのひとり旅に出る。

無賃乗車とヒッチハイクで、大人とのふれあいで成長していく。その時々の会話がうんちくがあります。又、追いかけられて、開閉橋でジャンプというアクションもどきもあります。

一方で、母の書いた日記を見て、昔を思い出すシーンは、スピヴェットの人となりを描写していきます。

さて、無事ワシントンについて、講演会も無事に終え、テレビ出演することに、そこで、家族愛が確認されるという物語です。

この天才スピヴェット君がなかなかの天才で、一方で、弟のやんちゃぶりに追いつかず悩んでいます。父親は10年遅れのカウボーイで、アメリカを象徴しています。

母親が昆虫好きで、これまた一風変わったキャラ。

「アメリ」でみせた可愛いキャラの数々は映画を楽しくしてくれます。

残念ながら、2Dのみの上映館だったので、3Dは見れなかったが、奥行きのある映像が楽しめるようです。

映像で楽しめる映画は、ワクワクしますね。
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「西遊記 はじまりのはじまり」、中国版西遊記前記

2014-11-28 19:21:42 | 中国映画
おすすめ度 ☆☆☆

中国活劇映画好き、妖怪映画好き、西遊記好き ☆☆☆☆

中国では、2013年公開され大ヒット。

「少林寺サッカー」で奇抜なアイデアを繰り広げたチヤウシンチー作品。

題名通り、この映画は一般に知られている西遊記のそれまでの物語だ。

R+12だが、エログロ、殺人と小さい子供には不向き。

また、日本の西遊記を期待していくと肩透かしを食らう。

恋愛要素も入ったちょぴっと大人ムードの妖怪映画だ。

冒頭、中国の山村。その村の池にとんでもない怪魚が出現。なんと子供をパクリ、大人も下半身をパクリ、とんでもない怪魚が出現。

妖怪ハンターなる人物が大丈夫というが、決してそんなものではなかった。予告編でも登場する怪魚。

本物の、妖怪ハンターは、ちょっとした青二才。でも結構頑張る。途中シーソーゲームっぽくなった時、突然太っちょおばさんがらわれて大ピンチを救う。

でも、結局は、後から現れた女性の妖怪ハンターにまとめられる。

この冒頭の怪魚騒動は、次から次への展開の速さで圧倒される。久々の大捕物でガツンといかれる。

(実は、青二才は、三蔵法師の若かりし頃で、怪魚は沙悟浄だった。)

青二才は、未熟さを反省し、師匠に諭される。

山奥の料理店にやってきた青二才、妖怪ハンターを名乗るも、店の店員たちに襲われる。そこをまた女性妖怪ハンターに助けられる。

女性妖怪ハンターは、青二才に惚れてしまった。

謎の美男子が現れるが、彼こそ豚の猪八戒、巨大猪に化けて大暴れ。。

さらには、孫悟空のいる五指山に出かけて、孫悟空(猿)と対峙することに。

全編妖怪とのバトルと、コメディにあふれ、それなりに楽しい。

しかしいかんせん中国版。なんかしっくりこない。「これって西遊記」という感じなのだ。

まあ、前記だからということもあるが、イメージが違いすぎる。

ただ、結構仏教的な教えのシーンがあり、中国って仏教国だったのと思ってしまう。

妖怪映画プラス悲恋映画としてみればそれなりに楽しめる。


注)写真の孫悟空は主役ではありません。
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「カンチョリ オカンがくれた明日」、釜山が舞台の母子物語にヤクザが絡みます

2014-11-27 18:00:51 | 韓国映画
ススメ度 ☆☆☆

韓国母もの映画、やくざ映画好き ☆☆☆☆

この雑多な映画なところが韓国映画。

認知症のオカンを必死に看護する息子の姿に涙しますが(オカン役のキムヘスクの息子への甘えぶりに感動)、

一方で、この映画、やくざ映画です。それも日本のヤクザ(韓国人が演じた変な日本語が気になりますが)が絡んできます。貧乏な世界だが、ヤクザが出ることで、おいしい釜山の魚料理(刺身などよだれが出そう)が楽しめます。

ラストでは。やくざ同士の撃ち合いからカーチェイスまで、暴れまくります。素人のはずの主人公カンチョリも結構どすを利かせます。

更にまた、偶然釜山に遊びに来た女性と恋仲になり、最後はラブラブです。釜山の観光めぐりもできます。

ま、こってり盛られた韓国料理のような、満腹感半端でない盛り上がりです。

主演は、若手俳優ユ・アインで、なかなか芯のある好青年を演じています。

認知症の母という設定がよく、明るい認知症で、息子を夫と勘違いしたり、幼稚園児の息子と勘違いしたりと大騒動。

韓国では、こんな若い男が認知症の母親をもりしなければならないのですかね。

でもサイドカーの横に座った母親も粋なものです。

いずれにせよ、ハートフルな映画を撮らせればうまい韓国映画。まだまだ、題材が転がっていそうです。
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「トムアットザファーム」、カナダ出身の25歳の天才の作った映画

2014-11-26 19:01:43 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

フランス・カナダ合作。監督のグザビエ・ドランは、主演も務めている。

見る人を選ぶ映画だ。


映像、音楽、編集、そのアーティスティックな作り、映画の面白さを楽しむ映画。カナダ・ケベックの雄大な田園風景が背景だ。

まず根底にゲイがある。

友人(ゲイの恋人)を交通事故で亡くし、その葬儀に駆け付けたトム。

そこは、ファームだったが、誰一人応対する人もいない、がらんとした、なにかミステリアスな世界。

友人の母が応対してくれて、泊まることに、夜、男の影が。それは死んだギョームの兄だった。

そこから始まる、ギョームの兄と母の関係、トムはギョームの兄に暴力を受ける。

しかしなぜか、一度は逃げ出しかけるものの、農場にとどまり、牛の面倒を見るトム。

それは、暴力ゆえか、ゲイの感情か、なぜか逃れられないトム。

その暴力をふるう兄は、母に頭が上がらない。

その妙な三角関係。

言葉が少ないのと、独特の映像表現のため、状況がつかめない、何ともミステリアス。

母には、ゲイであることを隠し、友人を演じている。

そこへ、サラという恋人役の女性が現れ、物語は発展します。

仔牛が生まれたり、広い牛舎でダンスを踊ったりの場面があって、

ようやくラスト、トムは農場を去ります。

悲しむギョームの兄は、なぜかアメリカ国旗をプリントしたジャケットを着ています。

そして流れる歌。流れるエンディングテーマはルーファス・ウェインライトの“Going to A Town”で、「アメリカにはうんざりだ」という歌詞の曲です。

アメリカを揶揄した曲に、この映画のテーマが隠されているようです。

サスペンスフルな展開で、じりじりしていた気持ちがここで消え去りました。見事なラストです。
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「紙の月」、銀行員詐欺事件、宮沢りえ渾身の力演です

2014-11-25 19:06:47 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

女性の犯罪映画好き ☆☆☆☆

東京国際映画祭で、観客賞と主演女優賞を受賞しました。

平凡な主婦が、若い男性との色恋に溺れ、詐欺事件を起こす犯罪映画です。

銀行の契約社員、優秀な外回り社員が、ふとしたきっけで、1万円を借りたのがきっかけで、ずるずると詐欺を働く手口が、丁寧に描かれていきます。

同僚社員や、男性上司、おつぼねさん、外務先では、退職爺さん、ぼけ寸前のおばあちゃん、老後を楽しみにする夫婦など、数々のエピソードが重ねられて、銀行員の生活が垣間見れます。

家庭では、夫持ちですが、不仲ではないが、いまひとつもりあがりません。

そんな状況の中、若い男に惹かれ、それこそ魔が差したとしか言いようのない出来事から、情事を重ねていきます。

その辺の事情が、分かるにつれ、外交先の人々を欺いて、偽の領収書作ったり、まあ、いずればれるであろう悪事を重ねていきます。

実際に、このような詐欺事件は起きており、それこそ人間の性というものでしょうか。

我々は、ぐっとこらえて一線を守っているのです。

突飛な話ではないので、展開が読めますが、次、次と物語が発展するたびに、ハラハラさせられます。

勿論こんな悪事を起こす人物に感情輸入はできませんが、物語としては面白いです。

クライマックスは、露見してからのお局さんとの会話です。小林聡美のぞっとするような演技に圧倒されます。

まあ、もともと悪人の話ですから、高い点はつけられませんが。
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「ラストベガス」、4人のオールドボーイがベガスでハチャメチャ、楽しいです

2014-11-24 17:25:33 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

アカデミー賞受賞俳優4名(マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クライン)が繰り広げるオールドボーイ版ハングオーバー。

独身だったビリー(マイケルダグラス)が70歳で32歳の若い女性と結婚することになり、少年時代の悪ガキ4人組が集まることに。

それぞれが、持ち前のキャラでコメディーを繰り広げる。

アーチーを演じる、モーガンフリーマン。息子の介護を振り切って抜け出してきたが、年金の大半を持ち出し、カジノでゲーム三昧、なぜか大儲け、これが幸先よく、いいホテルに泊まれるは、若い女たちを呼んでのばか騒ぎのパーティー。これぞまさにハングオーバー。

楽隠居のサムを演じるのは、ケビンクライン。妻にコンドームとバイアグラを渡され、会場では大張り切りで女性と付き合う。

妻を亡くしたバディをローバートデニーロが演じる。ビリーが妻の葬儀に来なかったことでつむじを曲げていた。

ビリーとバディのつばぜり合いがサイドストーリーになっているが、これは、恋のお話。

おかげで、バンドで歌っていたと歌姫との恋話が発展。

いずれにしろ、70歳の爺様たちのはじけっぷりに思わず力を貰うってものだ。

ただ、老人の話なので、若人たちには退屈かも、でもこんな老後を空想するのもいいかも。

ベガスで遊べる老人というテーマはなかなかアイデアものだ。それも一生に一度飲めるかどうかという高級酒で、ハングオーバー(酔いつぶれ)できるとは、何と過福なことか。

ラストのおちもうまくまとまっている。めでたしめでたし。




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「百瀬こっちを向いて」、ほろにが青春映画です

2014-11-23 17:47:33 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

青春映画好き ☆☆☆☆

もう早いもので、2014年度映画賞が取りざたされている。

現に、報知映画賞は、ノミネート作品を発表。

この映画、作品賞、監督賞、女優の新人賞にノミネイトされている。

劇場公開時スルーだったが、なぜか気になる題名に惹かれて見たが、なかなか面白い青春映画だ。

恩義ある先輩の頼みで、先輩のセカンド恋人(百瀬)と偽の恋人関係を作ることに。

まだ、おくてのノボルにとって、はじめは仕方なしの演技だったのだが、百瀬の一方的な強引さにタジタジしながらも、だんだん惹かれるようになっていく。

だが、先輩、先輩の恋人(神林)、ノボル、百瀬の4人でデートするところから、更に物語は発展、ついには、お互い傷つくことになる。

15年後に作家として母校で講演することになったノボルは偶然、先輩と結婚している子連れの神林に出会う。そこで、話をしながら回想するという映画の展開だ。

高校時代と15年後は違う俳優が演じているが、なぜか違和感がない、俳優の選び方や雰囲気の作り方がうまいのだろう。

結局、すれ違いの思惑で実らなかった恋は、失恋の経験のある人たちにとっては、実によく描かれた心情だと思う。

特に、主演の百瀬を演じた早見あかりは、「ももいろクローバー」のメンバーだったが、一途の恋にまっしぐらの女性を巧みに演じており、切ない。

高校生のノボルを演じた竹内太郎も、純真で、女性に引っ張られながらも、自らの気持ちを整理できず悩む青春を演じている。

監督の耶雲哉治は、これが長編デビュー作らしいが、うまく演出している。

ラストは、いささか微妙で、見解が分かれるところもあるが、それもありかなと思う。
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「さよならアドルフ」、ナチの子供たちが、戦後放浪の旅を続ける

2014-11-22 17:31:10 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

オーストラリア・ドイツ・イギリス合作

第2次世界大戦直後のドイツを舞台に、ナチス高官の子どもたちが辿る過酷な運命を描いたヒューマンドラマ。

敗戦後のドイツは、いくつかの国の支配下に置かれていた。(アメリカ、ソ連、フランス、イギリス)

ユダヤ人虐殺にかかわった高官たちは、次々と捕えられていった。

その子供たちはどうしたのか。


ブッカー賞最終候補にもなったレイチェル・シェイファーの「暗闇のなかで」の「Role」をオーストラリアの女性監督ケイト・ショートランドがドイツ語で映画化した。

それにしても暗い映画、淡々とするロードムービーであるが、子供たちが主題なので哀しい。

ユダヤ人の青年が加わったり、ユダヤとホロコーストの現実は、彼らに重くのしかかる。特に年長のローレは、子供たちの面倒も見ねばならず、必死の逃避行。

ましてや乳呑児を抱いての遠距離移動。ただ、描写がはしょられているので、ちょっと分かり難いところとなんでというところがある。

それと疑心暗鬼の移動なので、感情移入もできず、つらい描写にうんざりな面もある。

盗みや殺人や、弟の死まで、やむを得ないとはいえ、切ないものがある。

ラストは、目的地にはたどりつくが、それまでが悲惨だっただけに、ハッピーエンドとはいかない。

ちょっと、変わった視点からのホロコースト映画といえよう。
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