おすすめ度 ☆☆
ラブストリー好き ☆☆★
第23回(1999年)講談社漫画賞(少女部門)を受賞した上田美和さんの人気コミックの実写映画化。
女子高生の安達もも。
色黒の悩みで、日傘を真深くさしたり、白くなる顔パックをしたり。親友の沙絵にあこがれています。
ももは中学時代からとーじが好きで、告白の機会を待っていました。
沙絵に誰が好きっと聞かれ、カイジと答えるもも、カイジは、もとからももが好きだった。それは、1年前海岸で溺れたとき、人工呼吸をしてくれたからでした。
だが、実際は男のライフセーバーがしてくれたというもも。
一方、沙絵はカイジが好きだったが、ももがとーじが好きなのを邪魔しようとする。
その後は、もも、カイジ、沙絵の四人の関係が中心に話が進みます。特に、沙絵が悪だくみをするので、話がこじれます。
ラブロマンスのほかに、カイジの家庭事情も複雑。
カイジの家庭教師をしていた女性の件など、物語は複雑に。
その割に、テンポはスローで、5分に一度のという割には冴えがない。
ただ、18巻の漫画を2時間の映画に凝縮しただけに、かなりそこここに無理が。
まあ、青春ラブストーリーの一つとして、鑑賞するにはいいかも。
監督は、助監督を長く勤め、これが初監督作品の神徳幸治。