3連休最終日は、桶川市にあるさいたま文学館で開催される楽しみにしていたイベントへ。
今まで数えきれないほど電車で通過していた桶川駅に生まれて初めて降り立ちました!
さいたま文学館は、本県にゆかりのある文学作品や関連資料を収集・保存・展示・調査研究している県の施設、
図書館で仕事をしながら、今まで一度も行ったことがありませんでしたが、とても立派な施設でした。
10月6日から企画展「詩人・吉野弘 やさしいまなざし」が開催中で、今日は最終日。
トーク&ライブ「吉野弘を歌う・語る」
出演:La chouette(久保田奈々子氏・宮澤達也氏・大明敦)
私の好きな詩人の
吉野弘さんの企画展、そしてお知り合いのお二人が演奏するとあっては是非ぜひ行かなくては♪
お話&ライブをされるのは詩「
奈々子に」のご本人、吉野弘さんのお嬢さん奈々子さんです!
プロギタリスト
宮澤達也さんの演奏は4回目、そしてこの文学館の学芸員の大明敦さんです。
200人ほど入るステージで、吉野弘の詩や人となりについての楽しいトークや朗読を交えながら、
吉野弘作詞の歌やゆかりのある歌などをギターの弾き語りでの演奏を聴きました。
吉田拓郎や浜田省吾、高田渡の歌詞に使われたりしていたのですね!
私が一番ぐっときたのは、合唱組曲「心の四季」の中の「風が」の演奏を聴いた時、
この曲を歌った高校音楽部時代をいろいろ思い出して、懐かしさに目頭が熱くなりました。
熱のこもった素敵な演奏と楽しいトークで、1時間半があっという間でした。
その後、展示室での企画展示を見に行きました。
吉野弘さんは狭山市に35年間暮らされ、その生涯を彩る自筆原稿や書など多くの資料が用意されていました。
どれを見ても温かいお人柄と、詩や人生に向かわれる真摯な姿勢が感じられ、
たくさんの言葉に込められた思いや作品の魅力がさらに強く心に残りました。
常設展では埼玉県ゆかりの文学者たちが紹介されています。
2階の文学図書室では埼玉ゆかりの文学者の作品や文学関係の資料が閲覧できるようになっていました。
埼玉県は文学や芸術の歴史があまりないと思っていましたが、埼玉県ゆかりの作家は多いのですね!
午後からは、桶川駅前の商業施設へ行きその中の図書館と大型書店が融合した文化・交流施設、
「OKEGAWA hon+」(おけがわほんぷらす)を見学しました。
自動貸出機、書籍消毒機、インターネット音楽配信サービス、電子図書館、データベース閲覧席など最新の設備を備え、
広々としていて綺麗で、駅コンコースに直結していてとても便利そうです!
また、隣には大型書店(〇善)があり、カフェも含めた一帯が本を取り巻く総合施設となっており、
共有のイベントスペースでは様々なイベントも行っているらしく、半日いても飽きませんでした♪
こういう施設が身近にあるって本当に羨ましいです!!