今日から全3年生が登校していないので、校内は少し静かで淋しい感じがします。
図書館便り「Library News 1月号」を発行しました。
こちらです→
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新年号の特集記事は「2020年 年間ベストセラー」
書籍取り次ぎ大手の日販が発表した<総合>部門の1位から10位は以下のような結果です。
*印は、本校図書館にありますので、是非借りに来てくださいね。
1位 『鬼滅の刃 しあわせの花』 吾峠呼世晴 矢島綾 (集英社)*
2位 『鬼滅の刃 片羽の蝶』 吾峠呼世晴 矢島綾 (集英社)*
3位 『あつまれ どうぶつの森 完全攻略本+超カタログ』 ニンテンドードリーム編集部編著
4位 『鬼滅の刃 風の道しるべ』 吾峠呼世晴 矢島綾著 (集英社)*
5位 『あつまれ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド』 電撃ゲーム書籍編集部編 (KADOKAWA)
6位 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ (新潮社)*
7位 『ケーキの切れない非行少年たち』 宮口幸治 (新潮新書)*
8位 『世界一美味しい手抜きごはん』 はらぺこグリズリー (KADOKAWA)
9位 『鋼鉄の法』 大川隆法 (幸福の科学出版)
10位 『こども六法』 山崎聡一郎 (弘文堂)*
コロナ禍に見舞われた昨年、総合部門の第1位に輝いたのは人気コミック『鬼滅の刃』小説版、
3作品がランキング上位を席巻、コミックス最終巻を含め「鬼滅の刃ブーム」に沸いた一年でした。
本校図書館にも入っています。
また、緊急事態宣言下で「おうち時間」が増えたことによるゲーム需要で「あつ森」ブームとなり、
攻略本2冊がベスト10入りです。
上記の中で私が読んだのは2冊のみ。
本の雑誌『ダ・ヴィンチ』1月号特集は「BOOK OF THE YEAR 2020」
このランキングは単に売り上げ順ではなく、全国の書評家、書店員、ダ・ヴィンチアンケート会員、
読書メーターユーザーなどの “本の目利き“たちの投票によってつくられています。
こちらの小説部門のベスト10は以下の通り。
1位 『白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記』 小野不由美 新潮文庫
2位 『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎 集英社 *
3位 『クスノキの番人』 東野圭吾 実業之日本社 *
4位 『52ヘルツのクジラたち』 町田その子 中央公論新社
5位 『ライオンのおやつ』 小川糸 ポプラ社 *
6位 『イマジン?』 有川ひろ 幻冬舎 *
7位 『少年と犬』 馳星周 文藝春秋 *
8位 『4畳半タイムマシンブルース』 森見登美彦 KADOKAWA *
9位 『黒武御神火御殿』 宮部みゆき 毎日新聞出版
10位 『じんかん』 今村翔吾 講談社 *
首位に輝いたのは、18年ぶりに発刊された『十二国記』の完結巻で、
私は、以前の作品を読んでいないのでこれは未読です。
それ以外の8作品を読了し、本校図書館にもほとんどの作品が入っています。
この中で最近読んで良かったのが町田その子 著『52ヘルツのクジラたち』
「自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年、
二人は孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。」
読むのが辛いほどの孤独を抱えた二人が寄り添う姿に、人としての温かさを感じました。