昨日、オープンスクールの代休を利用して、今開催中の展覧会2つへ行って来ました。
まずは、上野の森美術館の
「エジプト考古学博物館所蔵 ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実~」
会期は8月から12月までと長いし、平日なので開館時間に行けば大丈夫かな・・・
という考えは甘かった!
開館時間9:30より早く9:25に到着したら、会場とはかけ離れたところに長蛇の列が。
なんの行列だろうと思ったらチケット売り場で「50分待ちになります。」と軽~く言われ、
あの大行列が入場待ちの行列と知ったのです。
係員の方曰く、「今日は空いている方です。毎日1万人以上のお客さんがいらっしゃいます。」とのことでした!
待つこと30分ぐらいで中に入れました。
でも、中も大混雑!!
エジプト史上最も有名な少年王ツタンカーメン。
ちょっと誤解しそうなのは、そのポスターの画像から「黄金のマスク」が来ていると思いがち!
(私も、息子に指摘されて初めて知りました。)
ポスターの画像は黄金のカノポス(ツタンカーメンの内臓が保管されていた器)の顔の部分で、
内臓を入れるものですから大きさは全長40cmほど、その顔のアップがポスター等で使われています。
でも、その細工の見事な事!とても3300年前のものとは思えません。
その他、ツタンカーメンのミイラが身にまとっていた黄金の襟飾りや短剣など、
3300年前のエジプト文明の素晴らしさに感嘆するばかりです。
文字(ヒエログラフ)もあって記録する文化を持っていたのですものね!
一緒に行った友人はこの夏にエジプトに行ったそうで、
向こうの博物館になかった物が日本で見られて良かったと言ってました。
見事なエジプト文明について友人と語りながら、六本木へ移動。
まずは六本木ヒルズの52階にあるイタリアンレストラン「マドラウンジ」でランチです♪
素晴らしい眺望!(画像はレストランHPより、平日にもかかわらずほぼ女性で満席でした!)
ランチコースをいただきました。
【アンティパスト(前菜)】
戻り鰹のカルパッチョ風 軽い燻香と酒盗のドレッシングを添えて
【パスタ】
秋刀魚の軽いラグー フェデリーニ チェリートマトと葡萄と共に(友人)
or
国産茸のカルボナーラ フェトチーネ ポルチーニ茸をアクセントに(私)
【ペシェ&カルネ】
メカジキのソテー ペペロナータとサルサ・ジェノベーゼ(友人)
or
黒毛和牛“芯心”のスモーク ジュ・ド・ブフと蝦夷山わさびのソース(私)
【ドルチェ】
冷たいリコッタチーズのスープ バジルのジェラート添え
どれも美味でしたが、特にこのデザートが美味しかった!!
その後、展覧会その2へ。
六本木の森アーツセンターギャラリーで開催中の「大英博物館 古代エジプト展」、
永遠の生命を求めた古代エジプト人の来世観が紹介されています。
最大のみどころは、日本初公開、『死者の書』「グリーンフィールド・パピルス」、
世界最長の全37メートル、96枚のパピルスすべてが展示されています。
(大英博物館へは行ったことがありますがこれを見た覚えがなく、展示されていなかったのかな?)
『死者の書』とは「日のもとに出現すること(の呪文)」と呼ばれる、葬送文章のこと。
古代エジプト人にとって、現世は仮の世界で来世への準備期間と考えられ、
死後に来世で復活し、永遠の命を得ることが最大の幸せと信じられていました。
ミイラを作ったのも、復活したときに体が必要になるという理由から。
冥界への旅路
スタート:「口開けの儀式」を受ける
→太陽神ラ―・ホルアクティを礼拝する
→オシリス神の館を目指す旅で船に乗る
→旅を邪魔するワニやヘビを呪文で退治する
→オシリス神の審判を受ける
→42の罪の否定を間違わずに告白する
→楽園「イアルの野」へ:ゴール
この書、イラストがユニークでとっても面白い!!
夜は娘と待ち合わせてお食事。
都内に住む我が子たちに会うのも、都心へ行く目的&楽しみです♪
夜は小料理屋さんで、松茸の懐石を楽しみました。(今年初物)
充実した楽しい1日でした♪