今、話題の3Dアニメ映画「トイ・ストーリー3」を観てきました。
最近まで観るつもりはなかったのですが、
先週見たTV番組でこの映画に関わっている日本人のことを紹介していて、
それがとても興味深かったので観てみたくなったのです。
その日本人とは堤大介さん、
この映画のアートディレクター(美術監督)をしています。
アメリカアニメ界の大御所ピクサー社で、
35歳という若い日本人が美術部門のトップの仕事をしているということにビックリしました。
堤さんは野球漬けだった高校生活を終えると、単身アメリカへ。
語学学校に通いながら、あまり言葉を使わなくてすむ美術学校へ入ります。
「学校で一番下手だ。」と自覚し、絵を描いて描いて書きまくります。
その結果、全米最大のイラストコンテストで優勝し、
最終的には首席で卒業することとなりました。
その後はアメリカのゲーム会社やCGでの作画を経て、
ピクサー社に「トイ・ストーリー3」の美術監督としてヘッドハンティングされるという素晴らしさ!!
トップの画像はピクサー本社のエントランス飾られた、
堤さんが描いたカラースクリプトのパネルです。
実写と違いアニメーションは絵で表現していくので、
監督が思い描くイメージ(脚本)を絵で表現していくのがアートディレクターです。
エンドロールの初めの方で大きく名前が出ました!
映画.COMの記事は
こちら
堤大介さんのHPは
こちら
堤さんは、彼の描く作品の光と色彩が評価されたそうです。
日本人として嬉しい♪
堤さんはこの他に
スケッチトラベルというチャリティプロジェクトを行っているそうです。
画家が1ページ絵を描いたら、そのスケッチブックを次の画家に手渡します。
残り4ページの内に堤さんが1ページ描いて、4年かかったスケッチトラベルが完成するそうです。
世界中の60人の画家の描いた、世界にたった1冊の画集、
完成したらオークションにかけてその収益を寄付するのだそうです。
映画『トイ・ストーリー3』予告編
さて、映画のほうは。。。
15年前の「トイ・ストーリー1」で5歳だったアンディが、
17歳に成長し大学生になるので家を出ます。
家を出るときに、小さい頃大事にしていたおもちゃをどうするか?
もうこれだけで、初めの5分で、私は我が家の子供たちがかぶってしまいうるうる・・・
どうして君は大人になるんだろ…
どうして僕は大人になれないのだろう…
まさか、こんな日が来るなんて…
どうして僕たちはずっと一緒にいられないんだろう…
さよならなんて、言えないよ…
さよなら、おもちゃたち。
小さい頃遊んでいた笑顔や笑い声がよみがえってきて、
子どもたちの部屋の諸々ををいまだに片付けられないられない私です。。。
思い出まで捨てちゃうような気がして。
大人の心にも(こそ?)響く、温かく愛があふれている映画でした。
今日から、日本のアニメの大御所、
スタジオジブリの「借りぐらしのアリエッティ」も始まりますね。
こちらもすっごく楽しみです!
P.S. スタジオジブリのスター「トト○」がトイ・ストーリー3に友情出演しています!