週末に、一度は聴きたかったピアニスト マルタ・アルゲリッチの演奏会が隣県高崎市であり、行ってきました♪
ショパン国際ピアノコンクール優勝の経験もある世界的ピアニスト、81歳にして現役です。
7.8年前に映画『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』を観てから、生の演奏をいつか聴きたいとずっと思っていました。
このホール「高崎芸術劇場」へは3年前の11月に
オペラ「椿姫」を観に来て以来でした。
この演奏会タイトルは
アルゲリッチ&フレンズ ~イヴリー・ギトリスへのオマージュ~
<プログラム>
・モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調K.381
(アルゲリッチ&海老彰子)
・フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 op.13
(村田夏帆&海老彰子)
・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(辻彩奈&アルゲリッチ)
・シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
(アルゲリッチ&カルテット・アマービレ)
久し振りのクラシック演奏会、会場は超満員、しかも男性が割と多いことに驚きました。
バラエティーに富んだ演奏プログラムで、最初はピアノ連弾、お二人は顔を見合わせては楽しそうな笑顔です。
2曲目のバイオリニストは15歳の少女、すでに国内外で活躍されているようで堂々たる演奏ぶり。
3曲目の辻彩奈さんとアルゲリッチの演奏は圧巻で、バイオリンの力強さに引き込まれ、
迫力あるバイオリンの演奏と、寄り添うような緩急自在のアルゲリッチの演奏は素晴らしかったです。
しばらくは拍手が鳴りやまず、何度もカーテンコールにお応えくださいました。
最後の五重奏が始まった途端、弦が3本増えただけでこんなに重層な音になることに驚きました。
定員2000人の大ホールで室内楽の演奏はどうなのかと思っていましたが、
迫力ある美しい音に包まれ、至福の時を過ごしました。
アルゲリッチは共演の誰にでも温かく接し、観客に対する思いもほのぼのとするものでした。
アンコールは、カルテット・アマービレとシューマンの3楽章を再演されました。
隣県に隣接しているこの地からは、休日午前中に家事を済ませ、お昼を食べてから支度をし、
無料駅前駐車場に車を停めて、無人駅から1両のディーゼル車に乗って30分足らずで到着、
帰りも慌てなくても帰宅が日をまたぐことなく、ディナーしてからのんびり帰ってこれました。
素晴らしいホールで著名な演奏家ばかり、チケット代は都内より安い、このパターンは良いかも!!
良い演奏会が目白押しで、来年早々のオペラのチケットを予約し、
さらに、團十郎の襲名披露巡回公演も決まったそうで、こちらで観られそうです。
今日は、若手音楽家の登竜門とも言われているロン・ティボー国際音楽コンクール(ピアノ部門)で、
ピアニストの亀井聖矢さん(2001年生まれの20歳!)が見事優勝しました♪
若くて力のある音楽家がどんどん出てきて楽しみです。