今年最後の演奏会は、上野の東京文化会館で。
クリスマスの日に「大萩康司ギターリサイタル」、ギターのリサイタルは多分初めて、
申し訳ないけれど2部のゲスト・チェロの宮田大さんの名前に魅かれて行くことに♪
友人との演奏会は久し振りです。
東京文化会館小ホール、リサイタルにはちょうど良い広さと音響です。
同じ時間に大ホールでは東京都交響楽団による「第九」があったようで、大変な人出です!
<プログラム≫
・1部 ギターソロ
E.サインス・デ・ラ・マーサ:暁の鐘
H.ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲より
第1曲 マズルカ・ショーロ
第4曲 ガヴォッタ・ショーロ
A.タンスマン:ポーランド風組曲
・2部 ゲストチェロ宮田大さんとのデュオ
R.ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
R.ニャタリ:チェロとギターのためのソナタ
・アンコール
加藤昌則:花詠み人
レイ・ゲーラ:そのあくる日
ミシェル・ルグラン:キャラバンの到着
想像以上に(失礼!)とても素敵なリサイタルでした!
大萩康司さんはとても丁寧な演奏、ホールに満たされる優しく繊細な音に時を忘れ、
ギターの深い音と一緒に心が空に浮かんでいくようでした。
宮田大さんとのデュオはお二人が信頼し合っていることが音に出ているようで、
息も音色もピッタリ、チェロが加わることで音楽にグッと重層な響きが生まれます。
トークもゆったりまったりで無理がなく、師走の慌ただしい中、癒されました。
素敵な演奏会を見つけてくれた友人に感謝です。
私は大学生の時にクラシックギター部に入っていました。
趣味程度のピアノとフォークギター、高校で音楽部(合唱)の経験はあったものの、
クラシックギターは初めて。
4年間いましたが真面目な部員とは言い難く、それゆえそれほど上達もせず、
サークルの友人や先輩後輩との仲間感、全体演奏会を楽しんで終わってしまいました。
そんな何十年前のことや、プロになるのでは?と言われていたほど上手だった先輩、
部室に行けば誰かが演奏をしていた時のことなど様々思い出しました。
クラシックギターってこんなに素敵で表現豊かな楽器だったのに・・・
ちゃんと練習してもう少し弾けるようになっておけば良かった、
と思い、まだ家にあるクラシックギターをちょっと思い浮かべたりしました。
手が小さく指が短い私には、クラシックギターのネックは太くてフラットが長い、
加えて左手は押さえて右手はつまびくという動きの違いと、両手のタイミングが難しい!
その後、友人宅でちょっとお茶しながらおしゃべりに花を咲かせました。
落日、富士山、夕焼け空のグラデーションがとても素敵なマジックアワーでした♪
老舗和菓子店のクリスマスモチーフの練り切りとお抹茶でおもてなし頂きました。(2個ね)
当初の予定ではこの日のランチも、演奏会後の夜、そして翌日までいろいろなお楽しみを、
と思っていましたが、感染者増大のため演奏会のみにして夜には帰宅したのでした。