今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

フェルメール展

2018-11-15 | アート
昨日は「埼玉県民の日」で学校はお休み、前から楽しみにしていた予定がありました♪
平日だからこそゆっくりできる場所、「県民の日は美術館へ!」ということで、
上野の森美術館で開催中の話題騒然、混雑必至の「フェルメール展」へ行ってきました。
(今月はイベント続き…)

「県民の日」だけのお得な電車切符「東上線 埼玉県内一日乗り放題 470円」!!これを使って都内へ。
今回の展覧会は混雑緩和のために「日時指定入場制」が取られているので、入場まで並ばずに楽ちんでした。
1時間半の時間指定の間に入場すれば良く、入れ替え制ではないので退出時間は自由、
それならばなるべく指定時間内の最後の方に行った方が良いと思い、大正解でした♪

オランダ絵画黄金時代の巨匠、ヨハネス・フェルメール(1632-1675)。
国内外で不動の人気を誇り、寡作でも知られ、現存する作品はわずか35点とも言われていて、
今回はそのうち9点も!東京にやってくる日本美術展史上最大のフェルメール展です。

今回の展示作品


いくつか見たことのある作品もありましたが、一番人気で目を引くのはやはり「牛乳を注ぐ女」(過去記事
色使いも、人物と物とのバランスも、明暗も、本当に素晴らしいです。
それから、白いファーのついた黄色いドレスを着た女性の作品3つが一度に見られるのも面白い♪
牛乳パン粥を作る、手紙を書く、真珠のネックレスを身に付ける、楽器を弾く、ワインを飲む、といった
個人の日常生活の一部を題材とし、絶妙な光加減で生き生きと描かれている作品には思いを寄せやすく、
それゆえとても人気があるのでしょう。
生存中は全く絵が売れず注文も入らず、子だくさんで生活に困窮し、43歳の若さで亡くなったそうですが、
今や、美術館から何度も盗難されたり、45億円で売買されたりと世界中での絶大な人気が皮肉に思えます。

今回の展覧会は、混雑緩和のために日時指定入場制の他にもいろいろと工夫されており、
作品の説明書きは絵の脇に掲示されずに、全作品の解説を小冊子としたものが全員に配られました。
また、音声ガイダンスも全員が無料で利用でき、通常より入場料が割高と思いましたが納得できます。

これでヨーロッパ各地の美術館で見たものと合わせると、私は恐らく20点ぐらいは見ていると思います。
こうなると、「国宝の陶磁器全制覇」の旅をしたように、全フェルメール作品を見たい気もしてくるのですが、
ちゃんと商売として考えてる会社があり、
某旅行会社が、彼の残りの作品を一度に見る旅を2019年夏に企画しているようです!
今回は来日しない絵がある美術館を巡ることでフェルメール作品‘全点踏破’を目指す旅だそうです。
フェルメール作品が常設されている海外の美術館は欧州13個所、北米3個所の計16個所、
一体どれほどのお時間とお値段が?!